8分戦王座の初代王者は46歳の大石真翔。次期挑戦者に三富兜翔を指名。飯伏幸太、前口大尊も名乗り【PPPTOKYO】

大谷のフロッグスプラッシュを受ける大石(撮影・蔦野裕)
大石と大谷が互いに逆さ押さえ込みを狙うところで高橋がムエタイ仕込みの強烈なハイキックを大谷に見舞いダウンさせると、高橋と大石の一騎打ちの局面に。髙橋がレインメイカー式の打撃を狙ったところで切り返した大石がミラクルエクスタシーからそのまま強引に押さえ込み、高橋から3カウントを奪った。
初代王者となった大石は「この俺が初代王者、大石真翔だ! 地獄みたいな試合だったぜ。譲二、てめえは勝ってもいないし負けてもいない。でもな、てめえが考えたこのルールで勝ち上がったのはこの俺だ。悔しそうな顔してるな。PPPの所属が獲れなかった。外敵の俺に流出した。その黒歴史はてめえの胸に刻んでおけ。そしていつでもいい。また俺の前に立ちやがれ」と大谷に、そして高橋にも「そして幸光! 俺はお前と同じ、子どもがいて、俺は正直、家族のためにこのリングに上がっている。お前もそのはずだ。家族のために俺はこんなしんどい試合をして、勝てた。46のキャリア24年目の子持ちのおじさんだってな、こうやってみんなから“頑張れ”って応援されることもあるんだ。幸光! 俺とまたやってくれ。ありがとうございました」とエールを贈った。そして挑戦者候補として三富の名前を出す場面も。