GENERATIONS「まだまだ貪欲にやってきます!」METROCK2025で唯一無二の存在感

©METROCK2025 / Photo by 岸田哲平

 頭上に広がる青空に同化するようなブルーのスクリーンに「Evergreen 2.0」の文字が映し出されてヒートアップした会場に少しだけ涼しい風が吹いた気がしたのも束の間、メンバーは大きなステージの両サイドに分かれ、視線を下げ、オーディエンス一人ひとりとアイコンタクトを交わすようにパフォーマンス。ダンダンダンダンと力強く打たれるドラムの音に合わせて波打つ会場にステージ上のメンバーは大きな笑顔を浮かべてジャンプ。最後に右手の人差し指を高く掲げた。

 その様子を見て、片寄は「めちゃくちゃ一体感ありますね、最高ですね。ありがとうございます」と笑顔。

 数原が「いろんな音楽が好きな皆様に何をお伝えしたいかと言いますと、ボーイズグループとかガールズグループとかすごいたくさんいますよね、そのなかでもGENERATIONS、なんかあいつら違うよなと、やってることかっけえよなと。ダンス & ボーカルグループですけど、バンドも引き連れて我々やらせていただいております。今日はGENERATIONS良かったなと思ってもらえるようなライブを用意してきました」。

 

©METROCK2025 / Photo by 岸田哲平

 それを引き取って、片寄が現在GENERATIONSが展開している、メンバーがそれぞれGENERATIONSの楽曲をプロデュースし6カ月連続でリリースする企画「PRODUCE 6IX COLORS」について触れ、最新曲をプロデュースしたパフォーマーの小森隼にバトンパス。

 小森は、次にパフォーマンスする曲が自身がプロデュースした楽曲「MY GENERATIONS」だとし、「全ての音楽ファンの皆さんとつながる架け橋になる曲。踊れる邦ロックを作るというチャレンジをテーマに掲げて作らせていただきました。その思いに賛同してくださり、ASIAN KUNG-FU GENERATIONSのゴッチさん(後藤正文)がサウンドプロデュースでも参加してくれました。今日来てくださっている皆さんと、ABEMAを見ている皆さんと1 つになってつながりたい」と、どんな“ハートブレイクも荒波も”乗り越える支えになってくれるようなエールが詰まった力強い“踊れる邦ロック”を届けた。

  EXILEの「SUMMER TIME LOVE」をパフォーマンスするとライブも大詰め。数原の「メトロックこんなもんじゃないでしょう!」と流れ始めたのは、代表曲「AGEHA」のなじみのあるメロデイーで会場は腕を右に左にと交互にあげてヒートアップ、さらに「Y.M.C.A.」とたたみかけると、ステージの最奥までオーディエンスが作る「Y」「M」「C」「A」が広がった。

 ラストは「Now & Forever」。白濱亜嵐が「今やるかやらないか、その今持っているタオルを思い切り振って、頭も振っていこうぜ」と呼びかけると、ステージの最奥までぐるぐると振られるカラフルなタオルの花が咲き乱れた。