THE RAMPAGE 浦川翔平に聞く、最高潮タージなMA55IVE 〈BUZZらないとイヤー! 第99回〉

……孤独な戦い

 ライブの準備は約1年前からスタートしたといいますが、出演アーティストが決まって、より具体的に動き出したのは春になってからとのこと。新宿のリリースパーティで話を聞いた時には、リハが進んでいない不安を口にしていました。

「コラボパートに関しては出演して下さる皆様との合わせがほぼ当日しかできなかったので1人でずっと練習をしていて孤独な戦いではありましたね」と振り返ります。それだけに、グループやメンバーそれぞれのコラボレーションが連なったスペシャルセッションは、約3時間のライブのなかでも最も楽しかったパートのひとつだそう。「5人それぞれの色を出しつつコラボしてくださった皆さんとの化学反応が見られて、内容を知っている僕らでもステージ袖で見ていてめちゃくちゃワクワクしました!」

 スペシャルセッションは『MA55IVE BASE』らしさが前面に押し出されたブロックでした。組み合わせや楽曲は番組の流れから自然と決まったそうです。やましょうさんは親交の深いDOBERMAN INFINITYのP-CHOさんと、番組でDOBERMAN INIFNITYのKAZUKIさんへの愛をぶちまけた健太さんはもちろんKAZUKIさんと、昂秀さんとSKRYUさんのペアリングはSKRYUさんが番組で昂秀さんが手がけたMA55IVEの楽曲「ガーベラ」を好きと言ってくれたことで決定したそうです。「ELLYさんとLIKIYAさんは……さすがにね、みたいな。でも何かしらの糸でつながっています」

……木村昴さんとゴリゴリバースを蹴ります

 翔平さんは木村昴さんとチームを組み、キングギドラの「UNSTOPPABLE」でバースを蹴りました。

「番組に出ていただいた時に、木村昴さんは90年代というかクラシックが好きだと話されていたんですよね。自分も90年代のヒップホップが好きでゴリゴリバースを蹴るタイプの人間なんで、木村さんが好きって言っていたキングギドラの楽曲をやろうって。Zeebraさんは番組にも来てくれましたし、歌うの変じゃないじゃんって」

 ライブではコラボパフォーマンスの前に、会場の笑いを誘うやり取りも。

「リハでも少し曲ふり前に2人でおふざけをするような自然な流れがあったんですが、本番はさらに2人で自由にフザけまくった後にバースをぶちかますというギャップを放ってしまったので、皆さんがギャップで風邪をひいていないか心配です。めちゃくちゃ楽しかったです!最近あんなにゴリゴリバースを長回しで蹴ることもなかったですし、2人の好きなクラシックを歌わせて頂き、とても歌唱がやりやすく、楽し過ぎてまた一緒に組みたいですし、今度はコラボ楽曲なんてのもやりたいなぁと思いました」