がん治療に専念のためプロレス活動休業の橋本友彦が涙のラストマッチ「どんな形であれ、もう1回リングに戻ってきます」【A-TEAM】

最後は石川のランニング・ニーリフトに沈む(©伊藤ミチタカ)

 試合後、対戦相手の鳥羽が「橋本、もう1回このリングで、なんならシングルでもいいよ。いつまでも待ってるから、引退しないでよ。早くしてくれよ。俺は時間がねぇからな」、石川が「橋本さんとの出会いは20何年前、出会った頃は自分の一番近くで最も強くてデカい男でした。見てください。強くなったでしょ? 俺は強い橋本さんともう1回戦いたいんで、待ってます」、柴田が「橋本さん、2007年かな? 一緒にテキサス行きましたよね? あれが橋本さんとの最高の思い出です。また行きたいので、よろしくお願いします!」、MIKAMIは「ハッシー、25年シングルやってねぇから、やろうぜ」とエール。

 橋本は「MIKAMIさん、何を言ってるんですか? 何回もシングルやってるじゃないですか! 死ぬほどやってるじゃないですか! 鳥羽さん、よく試合の後、新宿のいかがわしいお店に連れて行ってくださり、ありがとうございます。修司、年上の後輩だけど、今はムチャクチャ強くて、いつか必ず戻ってきたときにやってください。柴田、3カ月、米国にチーム・ベイダーで一緒に合宿に行って。いい思い出です。ありがとうございました。あと、A-TEAMのみんな。こんなオレに付いてきてくれてありがとうございました。今日、奈良からも、東京の応援団も来てくれてます。大学の先輩も中学の先生も同級生も来てくれてます。本当にこんな僕のことを応援してくれて、ありがとうございました。本当は引退ってしたかったけど、自分のモチベーションが下がるので、休業という形を取らせてもらいました。必ずどんな形であれ、もう一回戻ってきます。そのときは応援よろしくお願いします!」とファンに約束した。