4万年前の氷河期に生きた動物と人類が目の前に!国立科学博物館で特別展「氷河期展」

日本初公開のネアンデルタール人の実物の頭骨(右からラ・フェラシー1号、ラ・シャペル・オー・サンの「老人」)
第2章「ネアンデルタール人とクロマニョン人」では、この時代に生きていた人類のネアンデルタール人と、ホモ・サピエンスであるクロマニョン人を比較しながら解説。頑強な体と高い狩猟能力を持つネアンデルタール人は、ホモ・サピエンス、いわゆるクロマニョン人がヨーロッパに進出した約4万年前にその姿を消している。
日本初公開となるパリ自然史博物館所蔵のネアンデルタール人とクロマニョン人の実物の頭骨を中心に、パレオアーティスト(古生物学専門の芸術家)のエリザベス・デイネス氏による復元模型、彼らが使った道具や文化の違いなどについて解説。今にも動き出しそうな復元模型は、顔立ちや体格だけでなく衣服や持ち物も科学的な考証にもとづいている。
