THE RAMPAGE 浦川翔平が世界にひとつだけのビアグラスを作る!最高の乾杯を目指して灼熱の工作〈BUZZらないとイヤー! 第104回〉

 16人組ダンス&ボーカルグループ、THE RAMPAGEのパフォーマーとして活躍する一方で、MA55IVE THE RAMPAGEとして、DJ Sho-heyとして、日々バズることについて思いを巡らせている浦川翔平が、BUZZの中心に乗り込んだり、その兆しを探りながらBUZZのワケを探る連載企画「BUZZらないとイヤー!」。

 予告どおり?ツアーにイベント出演に、そしてバラエティー番組のロケにと、相変わらず毎日飛び回っている翔平さん。「息抜きは得意なんで!」と親指を立てます。ライブで訪れた各地でのお散歩や、ひと仕事終えたあとの乾杯が息抜きなのかもしれません。そんな翔平さんと、夏休み気分を味わおうとビアグラスを作りに行ってきました。そう……夏休みの宿題ダァ!(撮影・蔦野裕)

 夏らしい日々が続いています。朝の電車には通勤客にまぎれてレジャーに向かう家族の姿、夜は夜でひと盛り上がりしたあとなのか充実した表情の人たちの姿も見えます。

 7月20日のTHE RAMPAGEの最新ツアー“PRIMAL SPIDER”を携えて行った台北公演では、THE RAMPAGEのゴリゴリのパフォーマンスとギャップのあるトークでオーディエンスをメロメロにしました。「ぶちかましました! やることがいっぱいでなかなか忙しかったですけど」と翔平さん。束の間の夏休み気分を味わうのは難しかったよう……?

 それならば都内で夏休み気分を味わってもらいましょうか、それも学生気分で!

 この日、翔平さんがやってきたのは、JR中野駅から歩いて10分弱、中野ブロードウェイからは5分ほどのところにある「なかむらガラス工房」です。ガラス工芸品を制作・販売。本格的な吹きガラス教室や初心者も大歓迎の吹きガラス体験も気軽に参加できるアットホームな雰囲気の工房です。

工房に併設されたショップに並ぶ作品を見ながらイメージを膨らませます

 翔平さんが挑戦するのはビアグラスです。長崎で作ったオリジナルクラフトビール「Cloud9」は発売から1カ月と経たないうちに完売。とりあえず、いま飲めるビールをもっとおいしくしようと世界にひとつだけのビアグラスを作ります。

「さて、どんなものを作っていきましょう? イメージを絵に描いてみましょうか」と、リードするのはお世話になる工房のガラス職人歴35年の中村昌央さんです。

 翔平さんは「どんなものがいいかなあ」とつぶやきながら、工房に併設されたショップに並ぶグラスやお皿、アーティスティックな作品たちをゆっくりと見まわします。「ワイングラスふうなのは難しいですか? チューリップ型で、ちょっとふわっとしていて……」

「脚があるものは少し難しいかもしれないなあ」と中村さんの顔が曇ります。「背は少し低い感じなんですけど、難しいなら脚なしの上の部分だけでもいいかなあ」と翔平さん。

それって「Cloud9」のグラスのことですよね!(編集担当のスマホです)

 

 そこで「Cloud 9」のグラスの写真を見せてみると「……このぐらいの高さならいけるかもしれない。ただ台はこの写真みたいに薄くならなくて、ごつくなっちゃいますけど」と、中村さんからGOサインが出ました。

 中村さんは完成に近づいていく翔平さんのイメージイラストを覗きながら 色付きガラスを加えて模様を入れられることや重曹を振って泡のようなデザインにできることなど、吹きガラスの基本的なテクニックも説明して、デザインを固めていきます。

 

溶けたガラスのようにも見えるデザインのシャツは……吹きガラスに合わせたのでしょうか?

「ビールの色や、にごりを楽しみたいから、色をつけないほうがいいのかなあ。あえてビール色にするのもありかもしれないな」と、カラフルな色ガラスを手に取って吟味していきます。「泡を入れるのはいいかもな……南国のお土産みたいになるし! 」

「上のほうに泡をオロッっと」配した、ビアグラス「オロッ」
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