「山田ツインズ」の彪太朗と虎矢太がタイの強豪と対戦。ともに圧倒しながらも倒し切れずの判定勝ちに「気負い過ぎて緊張した」【SB】

虎矢太がペップンソンをコーナーに詰めて右ストレート(撮影・蔦野裕)
SB日本スーパーバンタム級王者の虎矢太はペップンソン・フォームドジム(タイ/Formed GYM/KOSスーパーフェザー級王者)と対戦した。
ペップンソンはプロ戦績54戦42勝12敗の31歳。日本ではKNOCK OUTにも参戦し、昨年9月には久井大夢とも対戦。強力なミドルキックとヒザ蹴りで久井を追い込む場面もあった。
虎矢太は今年2月に川上叶に敗れ、S-cup世界トーナメント出場が危ぶまれていたが、前戦となった6月の魁斗戦では不利という下馬評の中、右ストレートで1RKO勝ちを収め、S-cup出場をほぼ当確としている。
1R、ともにオーソドックスの構え。圧をかける虎矢太が右ストレート、左ボディー。なおも圧をかけて左ボディー。蹴り足をキャッチしてからの左右のボディー。なおも強烈な左ボディーでペップンソンを下がらせる。ペップンソンは蹴りを出すが威力はない。虎矢太は圧をかけて右ボディーストレート、左ボディー。ペップンソンもパンチを返すが虎矢太はかわす。そして徹底的にボディーを狙う。ペップンソンは右ミドルも虎矢太は左ボディーを打ち込む。コーナーに下がって、ガードを固めしのぐペップンソン。ジャッジ3者とも10-9で虎矢太。