15年目突入のキスマイ、横アリ1万5000人とデビュー日祝う! 玉森裕太「僕たち6人は進み続ける」

 

 メンバーが3階のスタンド席まで登って会場をぐるりと巡ってオーディエンスを喜ばせたあとには、メンバーやスタッフにこの日だけの緊張感をもたらしていた、新曲「A CHA CHA CHA」の初パフォーマンスと、それを生配信するパートが控えていた。

 配信スタートまであと4分となったところで、配信を見る人たちにいいところをみせたいとペンライトの灯りで客席を色分けすることに。手動で色を変えることができるようになっていることを活用して、「こっちからさ、青、オレンジ、ピンクってさ……」とざっくり指示すると、次の瞬間には客席がキスマイの6色にきれいに塗り分けられた。これにはメンバーも「……プロ!」「なぜできるの?」と驚きを隠せず。ペンライトなどの色をコンピュータで制御してステージ演出に活用することが珍しくなくなったなかでの出来事に、「アナログこだわってやってるぜ!」と大喜び。生配信のなかでもこのことに触れるほどだった。

 新曲「A CHA CHA CHA」は、大人のサマーチューン。ライブ前の取材で千賀健永が「俺たちの年齢だから醸し出せる雰囲気だったりとか、セクシー感みたいなものも感じられるんじゃないかな」と話していたが、体が自然に動き出すような楽曲で、オーディエンスも揺れていた。

 生配信を終えるとライブも終盤。玉森裕太と宮田俊哉、藤ヶ谷太輔と千賀と横尾航、そして二階堂の3つのグループ分かれて個性を発揮したパフォーマンスを経て、いよいよフィナーレへと突き進む。懐かしい楽曲をマッシュアップで立て続けにパフォーマンスしてピークへと上り詰めたところで「CHEAT」。ステージや花道、ムービングステージをフル活用したキスマイのファッションショーを展開して本編を締めくくった。

 ライブ前の取材で、メンバーを代表し、玉森は「今日無事に14周年を迎えることができまして、ここから15年目の節目の年。これからも僕たち6人は進み続けるので、ファンの方と一緒にいろんな思い出を作って、来年もライブができたらいいなと思ってます」と話していた。

 きょう11日も同所でライブがある。ツアーは9月14日の北海道・真駒内セキスイハイムアリーナの2公演でフィナーレを迎える。