THE RAMPAGE 浦川翔平、噂の“呼吸するクッション”を調べにいったら……〈BUZZらないとイヤー! 第105回〉

つねに100ほどのプロジェクトが進行しているそうで、今日の目的である企業の休憩室をざわつかせている呼吸するクッション「fufuly(フフリー)」もここから生まれました。
「fufuly」は、すでにD-LABを飛び出して、JTの子会社であるBREATHER株式会社で販売されています。それもあって、この日は、D-LABの方々のほか、BREATHER株式会社の担当者の方がオンラインで協力してくれることに。「最強の布陣で!ありがとうございます!」と翔平さん。それでは、早速、ザワザワの理由を探っていきましょう!
「JTは、喫煙することで価値を提供してきた企業ではあるんですけど、タバコを吸われない方が増えていらっしゃる中で、喫煙以外の休憩の形にはどんなものがあるのか、そういう研究を始めました。それでまず注目したのが呼吸です」と、D-LABの陳さんは言います。
なぜ呼吸かというと、心臓の動き、消化、体温調節といった生命維持に必要な体の機能を調整する自律神経と呼吸は大きく関係しているからです。日々のストレスや疲労を放っておくと自律神経が乱れて、体の調子が悪くなったり、病気になったり、生命の維持に大きな問題が起きてしまうこともあります。自律神経を整えるためには、正しい呼吸、深く呼吸をすることが有効だと言われているといいます。
「fufuly」は、スイッチを入れると、10分間、呼吸をするように「膨らんだり縮んだり」を一定のリズムで繰り返します。呼吸をする「fufuly」を抱っこしているだけで、自然と深く呼吸ができるようになります。というのも、「fufuly」は生物が自然と他の個体の呼吸のリズムに同調していくという「呼吸の引き込み現象」を取り入れているためで、抱きかかえていることで自分も同じリズムで呼吸するようになっていく、正しい呼吸やスピードに導いてくれるというわけです。ちなみに「fufuly」はたくさんある呼吸法のなかから、4秒間で息を吐くことにポイントを置いて、3種類のスピードで呼吸する仕組みです。

「面白いですね」と翔平さん。早速、抱きかかえて体験です。「このフワフワした感じが動物を抱っこしてるみたいで落ち着きます……猫ちゃんヨシヨシって感じで」
自然と静かになった会議室に「fufuly」がわずかに立てる音が響きます。膨らんで、少し止まって、ゆっくりとへこんでいく。それがゆっくり何度も繰り返されます「これはもしかして呼吸矯正にもなるんじゃないかな? ……スポーツする時とか、歌を歌う時って腹式呼吸をするんですけど、こうやってるだけで、めっちゃ矯正されそうだ」
「実は最近、ライブ中、呼吸をめっちゃ気にしてるんですよ」と翔平さんは言います。これもまた、EXILE B HAPPYで一緒に活動している先輩のEXILE TETSUYAさんからの影響だそうです。
「口呼吸ばかりしちゃうと浅い呼吸になっちゃうんですけど、鼻から吸って腹に空気入れてって腹式呼吸をやってると、酸素の周りも良くなって過緊張にならない、無駄に力(りき)むことがなくなるんです。スポーツもそうじゃないですか、インパクトの時にだけ力を入れるみたいな。ダンスもちょっと似てるんですよね」
10分経って自然とクッションの呼吸が止まると、翔平さんは「新幹線に持っていきたい、飛行機に持っていきたい。遠征先のホテルに持っていきたい……楽屋に導入するのもいいかも。スマブラをやりたい人たちと一旦リラックスしたい人たちで……ちなみにおいくらですか?(笑)」