稲城市の本会議場で子どもたちが白熱プレゼン!「国連を支える世界こども未来会議 in INAGI」

後半は会場を稲城市議会の本会議場に移し、各グループが “住み続けられる未来の稲城市” のアイデアを発表

 稲城市の髙橋勝浩市長は「稲城市はESD教育(持続可能な開発のための教育)に取り組んでいるが、その実現のための一つの方法として、世界こども未来会議が役立つのではないかと考えている。昨年度の最優秀グループは今年3月に都内で行われた全国会議、さらに8月に大阪・関西万博の会場でアイデアを発表した。特に優れた人は、米ニューヨークの国連本部で発表する機会を得て稲城市からも一人選ばれている。ぜひ今年度も一人でも多くニューヨークに行く人に選ばれるように頑張ってほしい」と挨拶。

 続いて、普段は同会場で議会運営を行う稲城市議会の坂田たけふみ議長が登壇し、子どもたちに「皆さん、今日は稲城市議会 本会議場へようこそ。緊張していますか? 私はこの場に立ってお話しするといまだに緊張します」などと優しく語りかける。その後、昨年稲城市から選ばれて国連本部を訪問したマイナビキッズアンバサダーの髙波泉さんが、ニューヨークでの経験や行ったスピーチの一部、参加して得た気づきなどについて発表した。

 本会議場では子どもたちが周囲の大人などの経験を聞く “七色教室” や、稲城市で育てている野菜な果物を植えるとよみうりランドで遊べるチケットがもらえるイベント、SNSなどでアピールして住む人や働く人を増やすことで税収を増やす取り組みなど、独創的なアイデアが次々と発表されて思わず笑いが起きたり考えさせられたり。審査中にはカーボンフリーコンサルティング株式会社の中西武志さんによる環境問題に関するトークが行われた。