小学生が考えた「住み続けられる未来の浜松市」 《国連を支える世界こども未来会議 in HAMAMATSU》

この日は、元NHKキャスターで株式会社メリディアンプロモーション代表取締役の牛窪万里子氏が講師となり、「言葉で未来を変えよう!SDGsとコミュニケーションの力」と題して講義も行われた。
ワークショップで「住み続けられる未来の浜松市」について考えることは、SDGs(持続可能な開発目標)の11番目の目標「住み続けられるまちづくりを」にあたるとし、その目標を達成するには「人と人とのつながりや、コミュニケーションが土台」と笑顔で説明。そのうえで、自分が思っていることを伝えるためには「言っていることと表情が一致していることが大事で、そうすることでお互いに気持ちを伝えることができる」「ポジティブな言葉は低いより高い声の方が伝わる」「相手と自分に違いがあっても認め合うこと」、そして「伝える時には、優しい言葉、ポジティブな言葉をかけること」など、気持ちを伝えあうこと、コミュニケーションをするときに大切にした方がいいことなどを共有。児童たちは牛窪氏の話に熱心に耳を傾け、「こんにちは」「ありがとう」と元気に声を出しながら、伝わり方の違いを体感していた。
プレゼンテーションも見守った牛窪氏は、「どのグループも違った個性とアイデアで新しいいろいろな工夫を発表していただいて、私も学ぶことができました。一人ひとりの積み重ねで、この社会が良くなっていくと思います。みなさんがこれから社会を担っていくことになるので、よい日本にしていけるように努力してみてください」とエールを送った。
浜松市企画課の米村課長は「SDGsの取り組みは難しいかもしれませんが、みなさんが他の人を思いやりながら行動することで、SDGsというのは実現できていくことなのかなと思います。明日から皆さんが行動するのはもちろんですけれども、周りの人にも今日学んだことを伝えてもらって、みんなで地球をよくするようにしてもらえたらと思います」と話していた。