日本人クルーザー級ファイター2人がKO負け。Krush王者の谷川聖哉は「1Rのダウンから覚えていない。またゼロからやり直す」【K-1】

サッタリの打点の高い飛びヒザ(撮影・三田春樹)

 第5試合では前Krushクルーザー級王者のマハムード・サッタリ(イラン/TEAM大和魂)と山口が対戦し、サッタリが2RにKO勝ちを収めた。

 サッタリは前戦となった5月のK-1横浜大会では「第5代K-1 WORLD GPクルーザー級王座決定戦」でティアン・ターザンと対戦し、先制のダウンを奪ったものの逆転のKO負けを喫し、王座戴冠はならなかった。

 サッタリは試合間隔が空いてはいるものの、2022年12月のステファン・ラテスク戦からクラウディオ・イストラテ、リュウ・ツァー、ターザンと4連敗中だった。山口は谷川に敗れて以来の再起戦。こちらも昨年12月のフェン・ルイ、谷川と連敗中で、この日の敗戦で3連敗となった。

 1R、ともにオーソドックスの構え。いきなりガードを詰めて前に出る山口。山口の右カーフにサッタリはパンチの連打、右アッパー。互いのローが交錯。サッタリは山口のガードの隙間から左右のフック、右アッパーをねじ込む。前に出る山口にサッタリが飛びヒザ。山口が詰めてパンチを出した際にサッタリは右フック。ガードが高い山口にサッタリは左右のフック、脳天に鉄槌。山口もロー、前蹴り、パンチを返す。サッタリはガードの隙間からパンチをねじ込む。