WBCムエタイの日本王座決定戦で繁那と壱・センチャイジムが対戦。28歳になった壱が「大人のムエタイを見せる」【KNOCK OUT】

　山口代表は「WBCムエタイというものを普及するうえで非常にいいカードが実現した。壱選手と繁那選手の試合はムエタイが好きな人にとっては非常にワクワクするようなカード。WBCムエタイが広がっていく最初の1ページがこの2人の試合」と胸を張った。

　壱は「まずこういうWBCという権威のあるベルトに挑戦させていただけることに感謝します。今、僕はKNOCK OUTとONE Championshipを主戦場に戦っているんですけど、5Rのグローブムエタイはもうやらないのかなってなんとなく思っていたところだったので、5Rのグローブムエタイ、純ムエタイを楽しもうと思っています」と語った。

　試合については「僕、先週、28歳になったんですよ。なので、大人のムエタイを見せようかなと思ってます」とこれまでのロマンティックなムエタイから一歩成熟した「大人のムエタイ」を予告。それはジャブとミドルでコントロールするような試合ではなく「そんな楽しくない大人のムエタイではなく、ちゃんと面白い大人のムエタイを見せます」とのことだった。また新設されたベルトについては「本当に僕のベルトだなって直感的に思いました。WBCはとても権威のあるベルト。スポーツや格闘技に興味ない人でも聞いたことがあるのがWBCっていう名前だと思っているので、ここは手にしたいですね」と王座獲得への意欲を見せた。

　対する繁那は「僕はもう、このベルトより壱選手のほうが価値があると思っているので、そういう選手とやれることに喜びを感じてしっかり勝ちたい。僕もKOを狙う。パンチを警戒していると思うが、パンチも蹴りも警戒させられるようなプレーをして、どちらでも倒せるようにしたい」などと語った。