森美術館「藤本壮介の建築:原初・未来・森」来館者10万人突破!ミャクミャクもお祝い

《大屋根リング》1/5スケール模型の前で解説する藤本氏

 見どころを「すでに万博にいらした方は現地で見た《大屋根リング》と模型の雰囲気。奥には僕が2020年春から4カ月かけて描いたスケッチが並んでいるので、そのプロセスを見て “こんなことを考えていたのか” と感じていただきたい。ここに来て “やっぱり現地で見たいな” と思っていただけるとうれしい」と解説した。

「近年は世界的に分断という言葉が叫ばれているが、そんな世の中でも多様な文化やバックグラウンド、個性が集まって一つにつながることができるという希望を託し、今回の万博の会場デザインを行なった。(同展の)最後のパートである『共鳴都市 2025』も多様な人々の個性や活動を枠に押し込めるのではなく、その多様性を広げられるような未来の都市環境、あるいは建築のようなものが作れるといいなという一つの問いかけ」と藤本氏。

 イベントには大阪・関西万博公式キャラクターのミャクミャクがお祝いに駆けつけ「ミャクミャクと会うのは久しぶりなんですけど、《大屋根リング》の模型の前にいるミャクミャクを見て、やっぱり《大屋根リング》とミャクミャクは似合ってるなと(笑)。あとフットワークがめちゃくちゃ軽くなっている」とミャクミャクの進化に驚いていた。