武居由樹が天心のスパーリングパートナーも務めたメディナにまさかのTKO負けで王座陥落

新王者となったクリスチャン・メディナ・ヒメネス(AP/アフロ)

 3R、回りながら機をうかがう武居。右ジャブから踏み込んで左ボディーの武居。左フックのメディナ。かわした武居が左フックを返す。武居の右ジャブに右フックのメディナ。メディナは左フック、右ボディー。武居は足を使って回る。手が出ない武居。メディナの打ち終わりに右フックの武居。武居の右ジャブにパンチを合わせに行くメディナ。

 4R、飛び込んで左ボディーの武居。武居は右ジャブを的確に当てる。メディナは右フックを合わせる。メディナが右フックを連打。武居はガード。そしてパンチを返す。しかしメディナは武居をコーナーに釘付けにすると左右のフック。そしてガードの隙間から右アッパーを連打。武居は倒れこそしなかったものの、腰が落ちていき、レフェリーが試合を止めた。

 メディナは試合後のリング上でのインタビューで「日本の皆様ありがとうございます。私は日本のことをホームのように感じております。皆さんの応援大変嬉しく思います。また本田会長のサポート大変ありがとうございました。私はとても皆様に感謝をしています。武居選手は非常にグレートなボクサーで大変リスペクトをしてまいりました。ですので私はこのリングにふさわしい練習をしてきました。トレーナーのグスマン、ミネルバ、そして練習を付き合ってくれた全てのチームの皆さんありがとうございます」などと語った。メディナはこれまで那須川天心(帝拳)のスパーリングパートナーとして来日経験がある。

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