那須川天心が井上拓真と初の世界戦。「キャリアの中で一番負けるかもしれないと思えるカード。負けを受け入れる覚悟も持ってるからこそ俺が勝つ」

那須川については「大橋会長から話をいただいた時に、すぐに“やりたいです”と返事をした。天心選手はボクシングに来てから急成長でここまで上り詰めてきているので、実力もありますし、本当に王座決定戦に申し分ない相手だと思います」と評した。
試合については「天心選手もいろんな大きな舞台で経験していると思うので、技術勝負の展開になるかなと思います」と語った。
那須川は「8戦目でここまで来れたことをすごくうれしく思います。自分はボクシングに転向する時に、同じ場所で会見をしたんですが、そのときに“ボクシングからの果たし状”ということを言ったと思うんですけれども、その回収をこの場でしっかりとできるということが懐かしく思います。そのとき、僕はデビュー戦だったんですけれども、井上拓真選手が世界戦。それがまさかこうやって横並びで、しかもこの期間で対戦できる。自分は本当に周りに恵まれていると思うんですけれども、自分の中で一個一個しっかりと目標や課題を持ってやってきたことが実った試合になると思いますので、自分の中でも本当に自信を持って、胸を張ってここまでやってきたことを自分の中でちょっと褒めてやりたいなとは思っています。自分は毎回毎回課題があって、この7戦ずっと自分の中のつぼみをつけてきたと思うんですけど、今回の試合でしっかりと花を開かせようと思いますので、皆さんご注目ください」と語った。
井上については「僕よりも経験値が何倍も上ですし、僕の知らないボクシングをたくさん知っているので、自分がやってきたこと全て、ボクシングだけじゃなく、格闘技でやってきたこと全てを使って井上拓真という男にぶつかっていきたいなと思っています」と評した。