洋服からサブカルまで昭和のエジプト柄ブームの謎に迫る池袋「やっぱりエジプトが好き♡」

古代エジプトのビール醸造の様子が描かれた平成3年のエジプト壁画グラス5客セット
その後もマッチラベルやノートの表紙、包装紙、紙袋など紙を使ったアイテム。陶磁器・ガラスのコーナーには、サッポロビールのノベルティーのエジプト壁画グラス5客セットがあり、古代エジプトのビール醸造の様子(レクミラの墓)が描かれている。同じ包装紙で仕立てた整理タンスと衣装ケース、木琴のケースや、同じモチーフが描かれたオルゴール付き宝石箱など、エジプト柄人気を物語る偶然の一致も。女神ハトホルの頭飾りで栓を抜く栓抜きには思わず笑ってしまう。
サブカルチャーのコーナーには「ジャイアントロボ」や「勇者ライディーン」、連載50周年を迎えた『王家の紋章』、ロゼッタストーンのデビューアルバム『Rock Pictures(青春の出発)』などが展示され、ライディーンのデザインモチーフになったオシリス信仰の中心地であるアビュドスとセティ1世葬祭殿の模型、さらに葬祭殿のオシリスの祠堂の一部壁画を再現。図録やオリジナルグッズ、現地のインポートグッズを集めたミュージアムショップも見逃せない。
特別展「やっぱりエジプトが好き♡ 昭和のニッポンと古代のエジプト」は池袋・古代オリエント博物館にて11月24日まで。会期中無休、入場料は一般1000円、大高生800円、中小生600円。
