キックボクシングの新イベント「GOAT」がテレビ東京で地上波放送。解説の武尊「格闘技を見たことがないような人たちにも届けられるのはうれしいこと」

イベント自体への期待も口にした武尊

 このイベントについては「キックボクシングフェスということで、団体ではなくてイベントとしていろいろな団体から選手が出てこれる。僕もずっとやりたい選手とできなかったりとか団体が違うことで叶わなかったカードだったり、そういうのがすごいあった。団体があるっていうのは格闘技界としては大事なこと。それぞれの団体があって、それぞれのストーリーがあるというのは大事なんですけど、そういう団体同士の対決などはTHE MATCHの前まではK-1だったりは特に他団体との交流がほぼなかった。それからちょっとずつ交流戦というのは増えてきたんですけど、どちらかのホームでやって、どっちかのアウェーでやってという試合ではなくて、キックボクシングフェスとして、どっちもホームじゃない状態でどっちが強いか決める試合というものができると思うので、それを地上派で格闘技を見たことがないような人たちにも届けられるというのはすごく僕的にはうれしいこと。GOATだけじゃなく、僕は今はONEで戦っていますが、もっとみんなが世界中の強い選手と戦えるような格闘技界になってほしい。僕は敵は格闘技業界じゃなくて、他の業界だと思っているんですよ。他のスポーツだったり、エンターテインメントに負けないような、そういうムーブメントを起こすためにも今は格闘技業界が一つになって強い選手同士が戦って盛り上がっていくのがいいのかなと思う。この大会はそれが実現できる大会だと思うので、すごく期待しています」と期待を寄せた。

 今大会には那須川天心の弟である龍心が出場。その試合を解説することになるのだが「天心選手の弟というふうにみんな言われていますけど、そういう肩書きが必要ないくらいの実力を持っているし、僕は一選手として見ているんで、特別な感情はそんなに持たないようにしてます」と語った。

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