デュプランティスが作り出した熱狂の渦と歓喜の輪【アフロスポーツ プロの瞬撮】
スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

撮影/文章:長田洋平(2025年9月15日 世界陸上東京大会 棒高跳決勝)
デュプランティスの世界新をこの目で見たのは今回で3回目だ。
1回目は2022年オレゴン世界陸上、2回目は昨年行われたパリ五輪、そして3回目が今回の東京世界陸上。
毎回熱狂の渦を作り出してきたが、何度見ても良いものは良い。
僕は今回、ほぼ真横のアングルから撮影を試みた。成功した後のリアクションを狙う位置取りだ。
狙い通り、喜びを爆発させるファーストリアクションは撮影できた。
しかし、より印象的だったのはその直後のライバルとの歓喜の輪だ。その瞬間の写真を今回掲載したい。
カメラマンからすれば棒高跳びは色んな角度から調理ができる種目で、世界のカメラマン達は
それぞれのベストアングルから今回の世界新を捉えている。それを見比べるのもまた面白い。
誰が一番いい写真が撮れたかを競い合うのもまた世界大会の醍醐味だ。
■カメラマンプロフィール
撮影:長田洋平
1986年、東京出身。かに座。
早稲田大学教育学部卒業後、アフロ入社。
2012年ロンドンパラリンピック以降、国内外のスポーツ報道の現場を駆け回っている。
最近では平昌オリンピック、ロシアW杯を取材。
今年の目標は英語習得とボルダリング5級。
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