PSYCHIC FEVERとWOLF HOWL HARMONY、シンガポールでグルーヴと歌声を爆音で響かせる〈MUSIC MATTERS LIVE 2025〉

 

 2年連続での出演となったPSYCHIC FEVERは「J-POP MATTERS」のトリを務めた。今年3月には米テキサス州オースティンで開催された音楽見本市「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト) 2025」に出演、日本のボーイズグループとしては異例の世界的音楽見本市連続出演という快挙を成し遂げている。ステージは代表曲「Reflection」で幕を開け、洗練されたダンスと堂々たるステージングで観客を圧倒。続く「Rich & Bad」では重厚なHIPHOPサウンドとともに会場全体を熱狂の渦へと巻き込んだ。世界中で話題となった「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」を披露すると、オーディエンスは大合唱だった。

 

 彼らの成熟した表現力とグローバルな存在感は、現地の音楽関係者からも「昨年からの進化が顕著」「J-POPを世界標準に押し上げる存在」と絶賛された。この日のステージは、まさにJ-POP MATTERSのラストにふさわしい圧巻のフィナーレとなった。

  PSYCHIC FEVERはこの後、グループ初となるオセアニア進出として「SXSW SYDNEY 2025」に出演予定。年内には「PSYCHIC FEVER LIVE TOUR 2025 “EVOLVE”」の台北公演、1月にはバンコク公演も控えており、アジア全域での活動もさらに加速していく見込みだ。

 本イベントは、仏カンヌの「MIDEM」、米テキサスの「SXSW」と並び、次世代アーティストの登竜門として世界の音楽業界が注目する国際的ショーケース。今年20周年を迎え、16カ国42組のアーティストがシンガポール・クラークキーを舞台に熱演を繰り広げた。