上野勇希、To-y、武知海青が6人タッグ王座の初防衛に成功。試合後は11・3両国で2冠戦の上野と鈴木みのるが互いに2冠王宣言【DDT】

試合後、激しい視殺戦を繰り広げた上野と鈴木(©DDTプロレスリング)

 試合後、マイクを持った鈴木は「11月3日の両国まであと少しだ。両国でDDT初、統一王者になるのはこの俺、鈴木みのるだ」と2冠獲りを宣言。上野も「おい、プロレス王、俺はプロレス王を破って、DDTを治めるぞ」と返すと鈴木は「俺は世界のプロレス王、鈴木みのるだ」と改めて宣言。互いに首をつかみ合い、そして互いのベルトを誇示し合った。

 試合後の会見で鈴木は「両国で統一チャンピオンになるのはこの俺、鈴木みのるだ。そして、上野! 鈴木みのるの首は簡単に獲れねえぞ。なんてったって、殴り合ってるのは楽しいもんな。俺に勝つのはただ一つ。てめえの命をかけて俺の前に立て。俺が言いてえのはそういうことだ」と改めて宣戦布告。そして武知には「武知海青、プロレスなめるなよ。次やったらぶち殺す」と言い放った。

 その後に会見を行った上野は「僕は世界の鈴木みのるにユニバーサル(王座)を獲られて、“ああ、これが世界だ。世界がユニバーサルを持てばこんなに広がってこんなにおもろくなるのか”と思いました。でも、コロナ禍で僕が長くユニバーサルを持っている時、世界に出られない時、僕は世界の解釈を変えようと、DDTの王者としてユニバーサルを広げていくという気持ちで戦っていました。僕はDDTプロレスの王様です。それで、世界の鈴木みのるに勝つことで、僕がDDTにいながら世界に届けられる。みんながプロレスを楽しめる。そんな、世界に響くチャンピオンになってみせます。僕が鈴木みのるに勝ちたいのは鈴木みのるがすごいから。鈴木みのるのようになりたいから。でも、僕は僕だから、鈴木みのるに勝って、ユニバーサルも無差別も6人タッグのチャンピオンでもあって、このDDTを、プロレス界を盛り上げちゃうぞ」と語った。

DDTプロレス「WRESTLING HARVEST ~ 茜色に染まる空 ~」(10月19日、東京・後楽園ホール)
◆オープニングマッチ 30分一本勝負
吉村直巳&高尾蒼馬&○須見和馬(8分26秒、スク~ルボ~イ)石井慧介&中村宗達&葛西陽向●

◆第二試合 スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負
クリス・ブルックス&○アントーニオ本多&正田壮史(12分0秒、片エビ固め)スーパー・ササダンゴ・マシン●&彰人&阿部史典
※ダイビング・フィストドロップ

◆第三試合 30分一本勝負
秋山準&●松永智充(8分45秒、片エビ固め)佐藤大地○&瑠希也
※マッドスプラッシュ

◆第四試合 スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負
○MAO&KANON with KIMIHIRO&隈取(12分43秒、片エビ固め)佐々木大輔&岡谷英樹&MJポー●
※キャノンボール450°

◆第五試合 スぺシャルシングルマッチ 30分一本勝負
●青木真也(7分25秒、奇跡を呼ぶ一発逆転首固め)平田一喜○

◆セミファイナル KO-Dタッグ選手権試合 60分一本勝負
〈王者組〉飯野雄貴&○納谷幸男(22分20秒、体固め)樋口和貞&石田有輝●〈挑戦者組〉
※世界一のバックドロップ。第87代王者組が5度目の防衛に成功。

◆メインイベント KO-D6人タッグ選手権試合 60分一本勝負
〈王者組〉○上野勇希&To-y&武知海青(28分51秒 片エビ固め)鈴木みのる&HARASHIMA&高鹿佑也●〈挑戦者組〉
※WR。第59代王者組が初防衛に成功。
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