前アトム級王者の宮﨑小雪が引退発表「足りないものは歩きながら拾っていくしかない。叶えたい事を叶えるために今から行動しなきゃと思った」【RISE】

最後は笑顔で

 現役生活を振り返っては「紅絹さんと戦わせて頂いた時のタイトルマッチが印象に残っていて、その試合が自分を強くしてくれましたし、肉体的にとか技術的にという部分だけじゃなくて、精神的にも成長させてくれた試合だったなと思い出に残っています」とタイトルを獲得した紅絹戦を挙げた。

 やり残したこととしては「“世界タイトルを獲ります”と発言したにも関わらず、こういう決断をするというのが自分の中で引っかかっていて。辞めた後にそれを成し遂げなかった事を後悔するんじゃないかという思いもあった。でもそれ以上に、自分がやりたい事は違う事なのかなと思った。例えばですけど、余命があと1年だったとして格闘技の世界タイトルを獲るのか、海外に行っていろいろな景色を見るのかってなったら、私は海外に行く選択肢をするってなったので、この選択をして良かったなという人生を歩みたいと思います」と語った。

 最後は「今まで応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました。そしてサポートして頂いた皆さま、本当にありがとうございました。一人では絶対にここまで来ることができなかったんですけど、辛い時とか苦しい時にみんなの喜んでくれる笑顔を見るのがすごく好きで、その笑顔を見るために頑張ろうって踏ん張ることができました。格闘技で得た事を胸に自分の人生を楽しめるように、そしてもっと成長した姿で皆さんにお会いできるようにこれからも精進したいと思います。これまで本当にたくさんの応援をありがとうございました」とファンや関係者など関わってくれたすべての人への感謝の言葉を述べた。

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