元ボクシング世界王者の吉田実代が12年ぶりのキック参戦「どっちもまだトップ戦線でいけるところを見せたい」【RISE WS】

12年ぶりのキックルールでの試合となる吉田

 計量後に行われた会見で吉田は「12年ぶりにキックボクシングに戻ってきました。2月以来の試合なんですけど、試合ができることをかみしめながら一生懸命ファイトキャンプに臨んできました。対戦相手の印象はとにかく真っ直ぐ真っ直ぐどんどん手数を出して、気合で押し切るみたいな感じ。ベテランで長年ずっと続けてこられた方なので、そこに敬意を払いながら。でも自分の持ち味を出して、ボクシングでもキックボクシングでもトップ戦線でまだまだいけるぞってところを見せられる試合にしていきたいなと思います」と語った。

 久しぶりのキックボクシングルールについては「ニューヨークでもしっかり練習をやってきた。早めに帰って来て神村エリカさんだったりとかTARGETの皆さんだったりとどんどんスパーリングや実戦をこなしていって、感覚がちょっと戻ってきたなっていうところもある。そして私がキックボクサーとして試合していたのが22歳から25歳の間で、まだ若くて人間的にもまだ未熟で成長段階だった。今、37歳になって17年目で子供も一人で育ててっていう、こういう人間力とかが少しずつついてきたので、全てを出し切ってキックボクシングでも勝っていきたいなっていう感じ。ドキドキもしていますけど、今までいろんな修羅場を乗り越えてきたので、全力でやってきたことを出せれば、しっかりとした結果が出て来るかなと思っています」と人間力で乗り越える気概を見せた。