THE RAMPAGE 浦川翔平、ビジュと味わい両立でBUZZってる”こぼれ”そうな創作もんじゃをいただきまぁす!〈BUZZらないとイヤー! 第110回〉

こぼれんばかりのもんじゃの具材が到着!

 オーダーを受けて、小西さんはテーブルからも見えるオープンキッチンへ。そして、お店の名前通りに「こぼれんばかりに」具材が盛り付けられた器を手に戻ってきました。

 お店の前の看板でチラリと目に入っていたものの、目の前で見ると、かなりのインパクト。SNSで見た!と国内外からお客さんが訪れるというのにも納得です。

 翔平さんは、今にもこぼれ落ちそうな具材の山をじっくりと見ると「牛すじはジュレみたいになってるんですかね……しめじちゃん、キャベツ、この葉っぱはミニチンゲール(小さいチンゲン菜)?」

 具材は国産を使用。牛すじは国産のものをじっくりと煮込んだ自家製で、翔平さんがジュレのようになっていると言ったのは、煮汁が固まったものです。もんじゃに欠かせないキャベツは群馬の嬬恋のキャベツで、しめじもチンゲン菜も国産。ミシュランに選出された天ぷらの名店ご提供の特製揚げ玉を使い、チーズも入っています。

 カレーもこだわりが詰まっています。「桜えびも入っていますし、カレーはジャパニーズ系ですか?」という翔平さんに、小西さんは「そうですね。他の店舗で、インドカレーもんじゃというのを出しているんですが、こちらはより日本のカレー、牛すじに合うカレーに仕上げています」。スパイスの調合からこだわりぬいて、最終系に至ったそうです。

 

カレーの香りって食欲を刺激しますよね

 小西さんは、木のさじを使って、熱くなってきた鉄板にまずは牛スジとジュレ状態の煮汁を着地させ、キャベツやしめじ、チンゲン菜を合流させました。そして、キャベツの下に隠れていた自慢のカレーを加えると、さじを金へらに持ち替えて小気味よいリズムを鳴らしながら具材に熱を入れていきます。

 翔平さんが実況を始めます。「煮汁がいい感じで溶けだしましたよ~、ありがとうございまぁす。カレーをオロロッと加えて……いい匂い、スメルズグッドです……この元気なミニチンゲールがどうなじんでいくのか見ものです。乞うご期待っ!」

 カンカンカン、トントントントン、鉄板の上で、野菜たちはカレーをまとってしんなりとしていきます。それと同時に、キャベツもしめじもチンゲン菜も知らない間に細かくなっていきます。「手際が良すぎてすごくおいしそう。ミニチンゲールはこんなに無惨な姿になりましたぁ(笑)、ありがとうございまぁす」

気づけば具材たちは食べやすい大きさにカットされていて……

 小西さんは笑いながら金へらを使って具材で自分の前に縦に長い長方形を作ると、真ん中あたりに両方の金へらを縦に入れて、横にすっと広げて円を作っていきます。流れるような動きに翔平さんもBUZZらないとイヤー!スタッフも「土手の作り方って……四角にして、まん中から割って作っていくんですね」と、思わず感心。

 土手の中に器に残っていた出汁を2回に分けて入れるとほぼ出来上がり。焦げた部分が好みな場合は、ひと呼吸入れてから手を出すとちょうどいいかもしれません。

「めっちゃおいしそう! 作り方も、すごく分かりやすかった。チョチョチョチョチョチョで、カンカンカンってやって、ジョンジョンやって、広げて、円形作って、出汁を1 回入れて、もう1回、 2度入れ!覚えたぜ」

いただきまーす!

「真ん中のあたり、トロットロになってきましたね」と、翔平さん。小西さんは土手を崩してよく混ぜてカンカンカン……平らに伸ばします。翔平さんは小さなヘラに持ち替えて、もんじゃに手を伸ばしますが「これって……お皿に置くんでしたっけ? 箸で食べる?……食べないか?」と、真面目な翔平さんが顔を出しました。おいしく食べるのが一番、適当にやっちゃって~!と言われて、翔平さんはお皿にとって箸で食べ始めました。たぶん猫舌の影響もありそうですが。

 もんじゃを食べる時は浦川家の方法も良いですし、小さなヘラで鉄板からはがしとってそのまま食べてもOKです。数少ないマナーは、もんじゃの外側から食べることと、食べる用のヘラをなめたりしないこと、ぐらいでしょうか。

 さて、初めての「牛すじカレー」もんじゃ。翔平さんは箸で口に運ぶと、「熱いけど、おいしい。それに楽しい。カレーだけに味はある程度、ジョンジョンやってる時から想像はできたんだけど……想像を超えてきた! トロッとしたジャパニーズ系のカレー、シャキッとしたキャベツが来て、そこに牛スジとしめじちゃんっていう”当たり”、コリコリした感じがきて、うまっ!ってなる。でもこれはあれだな……出汁がうまい」

 すると小西さんはにっこり。「この店舗のオープンをきっかけに、こぼれや全体で出汁をリニューアルしたんですよ!」

出汁がしみる……

 出汁は豚骨と魚介のダブルベース。豚骨は鹿児島、魚介も同様に国産にこだわったオリジナルブレンド。「ラーメンにしてもおいしいんじゃないか」と翔平さん。熱さにも慣れてきたのか手が止まりません。「……朝からリハ、頑張ったかいがあったぜ」……もんじゃの出汁が沁みます。

 翔平さんはチラリとメニューに目をやると、「もう一個いっちゃっていいですか? 気になっているのがあって」。オーダーしたのは「旨辛担々」。担々麺や担々麺の具をご飯の上に乗せた「ドラゴンライス」、タコライス……ひき肉を使った少し辛い料理が好みです。

「作り方、すごく分かりやすかった」「覚えたぜ!」と言っていた翔平さん。それなら!と「旨辛担々」は自分で作ってみることに。「意外と簡単にできちゃうと思うので何かあったら手伝う感じで」とクールな小西さんに対し、翔平さんは「一緒に作って行きましょう。アニキとの共同作業で!」と今にも拳を高く掲げそうで、2人のギャップが気になります。