吉田栄作、内山理名との第一子「ロックで泣き止んだりする」スプリングスティーンに自身重ね

「流れに歯向かうのはリスクがあるけど、あえてそちらを選ぶことが自分の信念」と吉田

 ブルース・スプリングスティーンに自らの人生を重ね「人がやらないようなことをやるのはハイリスクハイリターンですけど、長くやっている中でそういう瞬間があった気がする。大きな流れは絶対こう行くだろうという時に歯向かうのはリスクがあるけど、あえてそちらを選ぶことが自分の信念だった」といい、作品で描かれる父子の関係について「男には子どもの頃からずっと父親との関係性があると思う。ブルース・スプリングスティーンにも父親がいて、成長過程の中で父との関係があったんだなと垣間見ることができる」と言及。

 自身は56歳で内山理名との間に第一子が誕生したばかり。会場からの拍手に「オールドルーキーです!」と喜びを爆発させ「この年になっての子どもですから、とにかく自由に何でもやってほしい。スポーツでも音楽でも、どんなことでも好きなことを追求してくれれば。あまり “ああせい、こうせい” とは言わずとにかく自由に。クラシックとかロックとか、鼻歌でいろいろ聞かせているんですけど、意外とロックで泣き止んだりする」などと顔をほころばせた。

 最後は劇中で使用されたギターと同モデルのギブソンJ-200が登場し「ここで『心の旅』を歌っちゃうとね」とおどけつつ『ハングリー・ハート』をフルコーラスで歌い上げ、興奮冷めやらぬ様子で「俺は何をやってるんだ。ちょっと震えてる」と笑みを浮かべた。