草彅剛「未知なる世界の扉が僕の心で開こうとしている」最新舞台『シッダールタ』15日に開幕
最高位のバラモン階級の子として生まれ育ったシッダールタだが、その生活に疑問を持ち、家を飛び出し、彼を慕うゴーヴィンダ(杉野遥亮)と厳しい修行を行うが、そのうちに今度は修行の意味に疑問を抱いて、修行の道を突き進むゴーヴィンダとは別の道を行くことに。そして俗世に下野し高級娼婦のカマラー(瀧内公美)と出会ったことで”人間として生きていくこと”の喜びを知っていき…。
初日を控えて、草彅は「未知なる世界の扉が今まさに僕の心で開こうとしています。皆様が劇場に来てくれた瞬間にコンプリートされると思います。この何にも変えられない感覚だけど、もともと私たちが持っている感覚。是非皆さんと一緒に深く感じ合いましょう。あとは楽しむだけです」と、コメント。
今作で2回目の舞台となる杉野は「遂に初日を迎えるのだなと、感慨深い気持ちです。ほんとうに素敵な芸術になっていると思うので、期待してほしいですし、僕自身も期待しています」
演出の白井晃は「主人公のシッダールタは、今を生きる私たちの姿そのものだと思います。草彅さんの驚異的な集中力から生まれる表現は、私たちの心を捉えて離さない力強さに満ちています」と、強調。さらに「この作品に携わったすべての俳優、ダンサーの献身的な努力により、想像力をかき立てる舞台芸術ならではの作品になったと確信しています。この混沌とした世界の中で私たちはどう生きていけば良いのか。草彅さん演じるシッダールタの静かなる叫びに耳をすませていただけると幸いです」
他出演に、鈴木仁、中沢元紀、松澤一之、有川マコト、ノゾエ征爾。池岡亮介、山本直寛、斉藤悠、ワタナベケイスケ、中山義紘ら実力派俳優たちも集結する。そこにダンサーたちも加わる。
11月15日~12月27日まで、世田谷パブリックシアターで上演。年明け1月に兵庫公演もある。

