朝久泰央が“愛と誇り”の2階級制覇達成。65kgの世界最強決定トーナメントの開催をアピール【K-1】

朝久の左ハイ(撮影・上岸卓史)

 判定は30-29、29-29、30-28の2-0で朝久が勝利を収め、王座を獲得。2階級制覇を成し遂げた。

 朝久は試合後のリング上でのインタビューで「稲垣君、相当練習してきたみたいで苦しい戦いになったけど、何とか王者になることができました。この試合のテーマは“愛と誇り”と言ったんですが、練習量が多いこともあってケガもたくさんしてきたし、倒さないといけない時にこうやって泥臭く判定になっちゃったりするけど、こうやって泥臭くてもみじめな姿をさらしてでも、みんなの批判を受けながら先頭で突き進むことも王者として、王としてできる唯一の喜びだと思うのでうれしい気持ちです」と語った。

 そして「こうやってケガをした時に、生きる価値のないような自分でも“朝久君ならまだやれるよ。もっとやれるよ”と言ってくれた家族、そして8代目ということで空で見守っている愛犬のハチ、スポンサーさん、ファンのみんな、K-1のみんな、そしてブラックローズの蓮君。ブラックローズとしての強さは見せることはできなかったけど、愛と誇り、その愛あっての結果だと思うので、たくさんのみんなに“ありがとう”の言葉を伝えたいです」と締めくくった。