BALLISTIK BOYZ、伝説作った! パンパンのTOYOTAアリーナが無限パシオン! EXILE AKIRA、THE RAMPAGEのメンバーも加勢

 

 アンコールでは、ダンストラックで各メンバーがダンススキルやアクロバットで沸かせると、ひとり松井がラップ。「夢叶えるのに時間なんて関係ねぇし、俺らの歩幅で上げてくステージ……見てえだろ俺らがでかくなるとこ……」と、EXILEが歌い、後輩グループたちがさまざまな場面でそれぞれのエッセンスを継ぎ足しながら歌いつないでいるEXILE TRIBEのアンセムのひとつ「24karats STAY GOLD」で、BBZの“EXILE魂”をしっかりとオーディエンスの記憶に刻みつけた。

 ポーズをビシッと決めるも、それで終わらないところがBBZ。「ここからブチあがってくぞ! TOYOTAアリーナ、まだまだ暴れられるよな!。すかさず人気楽曲「PASION」のファンファーレのようなホーンが鳴り響き、オーディエンスはメンバーの「ロウ!ロウ!(体を低くして)」の指示が出る前からしゃがんで臨戦態勢。「ジャンプ!ジャンプ!」の掛け声に合わせて笑顔で飛びあがった。

 掛け声がしばらく続いたあと、海沼が「最高だよ、最高なんだけど……」。それを受けて、日髙は「最高だけどさ、最高にみんな飛んでくれてるし、上(の階)もみんなジャンプしてくれてるの見えるんだけど……もう1回行こうよ」と言い終えるか終えないかのタイミングで再びファンファーレが鳴り響き、会場は半ば狂乱状態。オーディエンスが手に持ったペンライトの光がアリーナから最上階までリズムに合わせて上下した。

 しかしまだ終わらない。砂田は肩で息をしながら「みんな、どうせいつも通り、あと何回かやるんでしょうと思って力を残しているよね……それがバレバレです!」とぴしゃり。深堀も「みなさん、ジャンプって地から浮くことですからね……これはジャンプじゃないです」と体を軽く揺らして見せると笑い声が広がった。

 ペンライトが再び波打つなか「足りないですよ」とファンファーレは鳴り響き、今年何度目かの“無限PASION”状態に。ステージ上で記念写真を撮影しようとしたタイミングでもシャッターを切るなりにファンファーレが鳴り響いて終わりが見えない状態になった。

「もう後悔はない!」とメンバーがまとめだしたところで、会場に響いたのは、ファンファーレではなく、先輩グループにあたるTHE RAMPAGEの陣の声。同じくTHE RAMPAGEの山本彰吾、長谷川慎と、EXILE AKIRAが客席に姿を表すと、これまでと違う歓声で会場の空気がビリビリした。

 陣が長谷川に「まこっちゃんどお?」とマイクを向けると長谷川は「足りねぇな!」。山本も「ちょっと俺らも跳ばせてくれよ!」と続いた。EXILE AKIRAは「THE RAMPAGEの龍です!」と自己紹介して笑わせた。陣は「君たちが何回(「PASION」を)やるか知らんからAKIRAさんが……ずっとソワソワしてた!」と楽しそうに苦言を呈すると、「バリがもうひとつの上のステージに行くために !」と呼びかけたのを合図にファンファーレ、会場はもれなくジャンプした。

 先輩たちが退場すると、日髙は前日のライブではPSYCHIC FEVERとLIL LEAGUEが同じ役割をしてくれたことを明かしたうえで、「やっぱ先輩から言われると全然違うね。昨日は後輩にあおられて、なんかちょっと、なんだろうと思って」とうれしそうに笑った。

 ライブは、第2章のスタートに合わせてリリースした、ロックテイストのナンバー「Stardust Forever」でクロージング。「この長そうで短い人生を後悔しないように、全力で駆け抜けて、思い切り楽しんで、たくさん夢をかなえて、僕たちも皆さんも最高の人生にしていきましょう」と日髙が歌詞を引用しつつメッセージすると、メンバーは残ったエネルギーを使い切るかのような勢いでパフォーマンス、オーディエンスも同様にペンライトを振って、次へと弾みをつけた。

 BBZの2025年の単独公演はこの日でラストとなったが、12月にはメンバーが踊らずにバンドとして音楽を届けるライブステージ『バリバリ!BANDやろうぜ!!』(12月18~24日、日本青年館ホール)、PSYCHIC FEVERと対バンする、「BALLISTIK BOYZ×PSYCHIC FEVER SPECIAL STAGE 2025 “THE FESTIVAL”~年末大感謝祭~」(12月28日、千葉・ららアリーナ 東京ベイ)を控えている。

 以下に、ライブ前の取材の様子をまとめた。