準優勝の山田彪太朗「S-cupのプレッシャーに負けた。王者になる器ではなかった」、準決勝敗退の虎矢太「安本選手は強かった。経験の差が出た」【SB】
彪太朗は1回戦でアブサロンに判定勝ち(撮影・青木純)
兄の彪太朗は1回戦ではジョシュー・アブサロン(フランス/ISKA K-1ルール世界スーパーフェザー級王者)に判定勝ち。準決勝ではサタントン・チョーハーパヤック(タイ/プロムエタイ協会スーパーフェザー級王者)を相手に苦戦し、3Rに前方への投げを2回決め、シュートポイント2を獲得し逆転の判定勝ちを収めたがダメージは大きく、安本の牙城を崩すことはできなかった。
彪太朗は試合後の会見で「1回戦目から動きが良くなかった。自分は世界王者になる器じゃなかった。(安本は)何回か一緒に練習をしていて強いのは知っていた。アグレッシブだしパンチが速かった。敗因は自分より晴翔君のほうがチャンピオンになりたいという気持ちが強かった。それだけだと思います」とトーナメントを振り返った。
コンディションについては「言い訳ではないが、S-cupが決まってから、プレッシャーに試合前から負けてしまっていた。そういうことも含めて世界王者になる器ではなかった。S-cupというものに精神的にやられてしまっていた」とメンタル面の不調を挙げた。

