準優勝の山田彪太朗「S-cupのプレッシャーに負けた。王者になる器ではなかった」、準決勝敗退の虎矢太「安本選手は強かった。経験の差が出た」【SB】
彪太朗は準決勝ではサタントンに逆転勝ち(撮影・青木純)
そして「課題だらけ。メンタル面をどう鍛えればいいのかというのは正直分からないが、ただ、一度この経験をしたからこそ、次からはもうワンデートーナメントというものを知っているし、次はさらに進化した姿を見せたいなと思います」と語り、安本に対しても「もちろん負けたままでいられないので、やり返したいです」とリベンジを誓った。
話題となっていたツインズ対決のプレッシャーについては「自分の中では思ってなかったんですけど、多分無意識のうちにどこかで意識はしていたと思う。お互い実家暮らしで、今日も家を出るときにお母さんがちょっと泣いてたんですよ。“お互いに決勝に上がっても恨みっこなしだよ”って言われたときに、自分もちょっとうるってきちゃって。まあ、やはり心のどこかで、やっぱり虎矢太と決勝で当たるかもしれないっていうものもプレッシャーの要因だったかもしれないですね」と語った。
そして「決勝でやりたかったというのはあります。ただ、本当にやりたかったかというと。やっぱり競技が競技で、僕の一発で、お互いですけど虎矢太に何かが起こったらとか、後遺症が残ったらとかって考えると、果たして実際に決勝で対戦が実現したときに、僕は思いっきり虎矢太のことを殴れたのかなとかと思うと、ちょっと複雑ではあります」と語る場面もあった。

