上野勇希がスーパー・ササダンゴ・マシンを退け、2冠王座を死守。正田壮史が12・21後楽園でKO-D無差別級王座に挑戦【DDT】
顔面へのドロップキックでトドメ
パワポが終わると、ササダンゴはなおもリバース・シュリンプ・ホールドで絞め上げるもエスケープ。垂直落下式リーマンショックはカウント2。上野は後頭部へのドロップキック、正調ドロップキック、BME、ドロップキックとたたみかけるも、ササダンゴはことごとくカウント2で返していった。その後はドロップキックの応酬となり、最後は上野が顔面への強烈なドロップキックでトドメを刺した。
上野は「ササダンゴさん、頑張ってくれてありがとうございます。痛くて立ちたくないと思いながらマイクをするタイトルマッチはホントに楽しくて。僕たちは東京ドームに行けますか? 僕たちは夢を見てもいいですか?」と問い掛けた。ササダンゴは「DDTにとって、東京ドームは全然夢じゃないから。ここにいるお客さんを全員連れて行くだけの責任だから。俺たち全員が本気になれば、絶対にできるから。絶対に東京ドーム満員にして、みんなですっごい景色が見れるから。俺は頑張るよ。みんなも頑張るから」と涙ながらに返した。上野は「ササダンゴさん、僕はきっと棚橋弘至さんみたいなプロレス界のアイコンになることはないと思いますけど大丈夫です。僕がプロレスって言えばDDTだよねって。プロレスってDDTがすごいよねって。プロレスをDDTにするから。僕はそういうチャンピオンになるから、もう1回頑張って挑戦しに来てください」と言葉を掛けると、ササダンゴは「上野は上野になればいいんです」と返して退場した。

