上野はサンタで賑わってます! THE RAMPAGE 浦川翔平、東京クリスマスアドベントでジングルベルロック♪〈BUZZらないとイヤー! 第112回〉

空席を見つけて、ひと息。「クリスマスですねぇ、『ジングル・ベル・ロック』が聞こえてきましたよ」と翔平さん。
「俺、クリソン(クリスマスソング)といえば『ジングル・ベル・ロック』なんですよ。♪ジングルベル、ジングルベル、ジングルベルロック!っていうのが聞こえてくると、子どもの頃のクリスマスを思い出します。毎年この時期になるとクリスマスの思い出を聞かれることが多いんですけど、本当に子どもの頃のしかない(笑)。で、思い出すのはサンタクロースからのプレゼントのことです。小学3年か4年の頃だったと思うんですけど、ゲームボーイアドバンスとかDSでみんなが遊んでて。俺もハマってて、ゲームのカセットをお願いしたんです。手紙を置いて寝たらサンタさんからのプレゼント届くかもねって親に言われて、手紙を書きました。確かドラゴンボールかなんかのカセットが流行っていてそれが欲しいですって。起きたら、枕元にカセットがあったんですけど、中古の他のゲームで。そこからサンタさんを信じなくなって……クリスマスがちゃんと来なくなった(笑)。めっちゃワクワクしてたのに」

たくさんクリスマスソングがあるなかでも『ジングル・ベル・ロック』なのは、翔平さん自身が「温かみのあるオレンジっぽい暖色なクリソンが好きだから」なんだそう。
「映画の『ホーム・アローン』的な、子どもたちのクリスマスなんですよ。そうなると、山下達郎さんの『クリスマス・イブ』はちょっと大人っぽいし、マライア・キャリーの『恋人たちのクリスマス』はワクワクドキドキした疾走感がある。そういうのよりも優しい曲、寄り添ってくれそうな曲が好きなんですよね……『ジングル・ベル・ロック』は寄り添ってはくれないか、クリスマス来たなって思うけど(笑)」

ステージではライブが始まったよう。拍手の音がして数秒後、クラシックなクリスマスソングが響いてきました。会場にはステージがあって、オペラ歌手の方々や演奏家の方たちが入れ代わり立ち代わり登場して、さまざまなライブが行われています。
翔平さんのクリソン話はさらに発展します。
「EXILEのツアー、あれはドームだったかアリーナだったか、冬に大きなライブがあった時があったんですよ。自分はGENERATIONSのサポートメンバーをやっていて、そのライブには出ていないんですけど、それまで一緒に踊っていた人たちが出てるって見に行ったら、『LAST CHRISTMAS』をやってたんですよね。いい曲だなあって思いました。ちょっと失恋系じゃないですか、当時中学生だから……まあ、刺さります。切なさで目元が熱くなるような感じで。そういう感じで出会った曲だから、最初は原曲があるのを知らなかったです」
EXILEの『LAST CHRISTMAS』は、ジョージ・マイケルとアンドリュー・リッジリーによる英国のデュオ、Wham!(ワム!)による同名の曲を日本語でカバーしたもの。キラキラしたメロディーに優しい歌声が乗って、切ないけれど優しい気持ちにもなる曲です。

「考えてみると、それがヒップホップ文化、音楽への興味が湧いたきっかけだったかもしれないです。中学生の頃ってDJから少し疎遠になっていた時期で音楽は聴いてたけど自分が好きな90sヒップホップばかり聴いてたんです。聴くならこれでしょう!っていう固定観念固めの考え方でした。JーPOPだったり昔の曲のカバーだったり、いろいろな曲を聴くようになって、音楽にアンテナを張るようになった……きっかけソングになったんだなあ」
さらに話は広がります。
「自分が好きなクリソンというか冬ソン(冬ソング、ウインターソング)の話になると、三代目(J SOUL BROTHERS)さんもですね。あれは『三代目J Soul Brothers LIVE TOUR 2012 0〜ZERO〜』(三代目J SOUL BROTHERSの初のアリーナツアー)だったかな、『Powder Snow ~永遠に終わらない冬~』で粉雪が降ってくる演出があって、めっちゃ良かったんです。冬が来たんだって一緒に感じられた。
自分たちって1年を通して室内にいることが多いんです。ライブもそのリハーサルも室内だし、そのほかのお仕事も室内なことが多くて、季節の移り変わりを感じづらい。だから、冬ソンで、あ、そっか、冬だなあって気づかされる。それに、クリスマスとか年末が迫ってくると、わー今年が終わるってバタバタしだして、冬ってことに頭がいかなくなるし……クリスマスの思い出が子どもの頃まで遡っちゃうのも、そういうのがあるからだと思います(笑)」

