東京女子プロレスとOCHA NORMAのコラボ興行『おちゃプロ☆後楽園』が大成功で幕。渡辺未詩「第2弾を絶対にやりたい!」

失神した桐生真弥の上に座り、3カウントを奪った中山夏月姫が一度はアイアンマンヘビーメタル級王座を戴冠

 また、この日、アイアンマンヘビーメタル級王座を巡って、めまぐるしい動きがあった。王者の辰巳リカが第4試合(おちゃプロ正規軍=山下実優&辰巳&芦田美歩vsコーヒー・ブレイカーズ=ハイパーミサヲ&上福ゆき&キラ・サマー)でミサイルヒップをキラに叩き込んで勝利。試合後、“推し”の中山をリングに呼び寄せ「私は今日の後楽園のために24時間365日守ってまいりました。推しである中山夏月姫ちゃんにプレゼントという私利私欲のため防衛してきました。私が横に寝るのでフォールをしていただいて、それで移動となりますので、それでお願いします」と言い出すと、辰巳は目をつぶって横になった。すると脱兎のごとく、桐生真弥が入ってきてカバ―。それに気付かなかった辰巳は3カウントを聞き、まさかの桐生に移動。怒った辰巳は桐生の首を絞めて失神させると、戸惑う中山を桐生の体の上に座らせて3カウント。紆余曲折があったものの、辰巳の思惑通り、中山が王座を戴冠した。
 
 だが、これで終わりではなかった。大会終了後、中山の控室を桐生と鈴木志乃が訪れ、桐生が「そのベルト、身の危険もある危ないベルトなので私に譲渡してもらえますか? 一言、ギブアップと言ってもらえばいので」と願い出た。これに鈴木が「それはズルい!」と言い出して、2人が口論に。中山は「私、オチャノーマでアイドルを頑張っていきたいので、ベルトはギブアップで!」と発言。問題は誰に対してのギブアップかだが、立ち会ったレフェリーは、中山が持っていたペットボトルのお茶にギブアップしたと判断し、お茶を新王者に認定。そのお茶を鈴木が奪って控室を飛び出して、桐生が後を追いかけていった。そして、大会後、両国KFCホールに場所を移しての特典会会場での控室で、桐生が鈴木からお茶を奪い、謝罪式ニーで動きを止めるとお茶を飲み干して、執念で王座返り咲きを果たした。

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