島田知佳が平岡琴を破り王座獲得「必ず宮﨑選手を超える存在になります」。敗れた平岡琴は「私の挑戦はここまでなのかな…」と涙【RISE 194】

島田は随所で左ストレートをヒット(撮影・青木純)

 島田は試合後のマイクで「タイトル戦で消極的な試合をしてしまって申し訳ないんですが、いろいろな人に支えてもらって、関わってくださったすべての人に感謝しています。なによりVASILEUSの皆さん、ありがとうございます。デビュー前から自分はVASILEUSに所属させてもらって、自分がVASILEUSの価値を下げてしまうのではないかと不安で怖かったんですが、その気持ちが自分を強くさせてくれましたし、VASILEUSの皆さんが自分を王者にしてくれました。自分はまだまだなんで、宮﨑選手がこのベルトの価値を高めてくださったので、まずはこのベルトに見合う強い選手になっていきます。そして必ず自分が宮﨑選手を超える存在になります」とアピールした。

 試合後の会見では「マイクで消極的な試合してしまってっていう話をさせてもらったんですけど、試合の3~4週間前ぐらいにスパーリングで鼻を骨折して手術して、まだ骨がつき始めたぐらいで消極的な試合になってしまった。そこはまだもろいので、軽いパンチでも当たって腫れてちょっと鼻血が出ているという感じ。圧倒的に経験値の差があると思っていたので5Rのスパーリングをめちゃくちゃしようと思っていたんですけど、結局一度もできず、対人練習をせずに追い込み練習が終わったので、すごい不安でした」と鼻骨骨折からの回復途上ゆえの戦い方だったことを明かした。

 また目指す王者像として「まずはしっかりケガを治してから、次戦は強い相手と本来の自分の倒しに行くスタイルで、どんどんこの宮崎選手が高めてくださったベルトに見合う強い選手になっていきたいと思ってますし、絶対に自分が宮崎選手を超える存在になりたいです。プラス、宮崎選手が“こいつ、やり残したな”って思えるぐらい“また戻ってきたい”と思うぐらいの選手になっていきたいと思っています」と目標を掲げた。