LDHの若手4グループが「NEO EXILEの今、詰め込んだ」スペシャルライブ!1万人が熱狂

KID PHENOMENON

 それぞれのグループのパフォーマンスでもオーディエンスを揺さぶった。

  TJBBは10人組ならではの軍団感と圧倒的なダンスパフォーマンス、そしてバラードからラップまでパーフェクトに表現する3人のボーカルの歌唱の組み合わせで唸らせた。TJBBの十人十色のエンタテイメントのステートメントともいえる「TEN」、どんなステージでも会場をひとつにする「BOYZ – TJBB Anthem-」、ボーカルの歌声を堪能できる冬のバラード「冬のダイアモンド」で魅せ、聴かせた。

 ライブ前の取材で、メンバーの夫松健介が「1番ステージ上で楽しんでいるグループになりたい」と屈託のない笑顔を見せたKIDは、夫松の宣言を強調するように「Party Over There」でスタート。ステージ裏からの強い照明でシルエット姿で登場するとパワフルにバースを蹴り、「Unstoppable」でさらに勢いを増して飛び回った。ライブ後半では新曲「クロスロード」をしっとりと歌い上げ、キッドのエンタテイメントの唯一性を証明した。

 4匹のオオカミが森から出てきたかのような演出で現れたウルフは、ブラジリアンファンクの「BAKUON -爆音-」、ロックチューン「ROLLIN’ STONES」、新曲「Marmalade」。ライブ後半には、デビュー当時から大切に歌ってきた「LOVE RED」をアコースティックで披露するなど、豊富な表現の引出しを開いて見せた。

 最後にグループ単体でのパフォーマンスを披露したのはLILだった。アリーナ席に登場した山田晃大が「おまたせ、ここからLIL LEAGUEセクション!全員で楽しんでいこうぜ!」と通路を歩いていくと徐々にメンバーが加わり、「48 BARS RELAY」そして「刺激最優先」。他の3グループよりも一足早くデビューした。ステージを踏んで積み上げてきたスキルを生かし、オーディエンスを巻き込み、さらに大きくなり、磨きがかかったステージで盛りあげた。