EXILE、8度目のドームツアーフィナーレ!グループの存在意義を世代をまたぐライブパフォーマンスで証明「最高にハッピーな気持ちで通じ合える、それだけでいい」
アンコールには、LDHが運営するアパレルブランド・24karatsのロゴの衣装で揃えたメンバーが登場。ATSUSHIがEXILEの旧友であるDOBERMAN INCを呼び込むと、彼らの吼えるようなラップがメンバーと観客の心を燃え上がらせる。その勢いに乗って、「24karats」を冠した楽曲による「24karats Special Medley」が始まると、いつの間にかメンバーの多くが上裸で拳を突き上げていた。これもまた、EXILEのライブではよく見かける光景だ。とはいえ、まさか次の瞬間、彼らがお揃いのグッズTシャツ姿でにこやかに「Smile」を歌っているとは……。しかし、油断ならないほど、次々に新たな表情を見せてくれるのが、EXILEというグループの面白いところ。演奏後のMCで、TAKAHIROも「オラついた『24karats Special Medley』の直後に、ピースフルな『Smile』を歌うという、ジェットコースターのようなライブについてきてくださることが嬉しいです。みなさん、長年応援してくださっている証拠だなと(笑)。本当にありがとうございました!」と語った。
初日お福岡からEXILEメンバー、STARTING MEMBERが順に挨拶をしてきたMCタイムは、“Mr.EXILE”ことAKIRAからスタート。ファンとのコール&レスポンスを楽しんでから、「ファンのみなさんも出演者もそうだと思うんですけど、人生の半分以上、EXILEというエンタテインメントが隣り合わせにあって。こうやって共感し合えるルーツ、ソウルがあるというのは、本当に感慨深いなと思いました」とコメント。
世界はかつて『EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION』でライバル同士だったメンバーやFANTASTICSのメンバーと、このステージに立てた喜びを噛みしめた上で、間もなく迎える『LDH PERFECT YEAR 2026』を見据え、「毎年PERFECT YEARにできるように、しっかり底上げできるように頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。
ラストは「THE RAMPAGE兼、MASSIVE THE RAMPAGE兼、EXILE B HAPPY兼、EXILE STARTING MEMBER兼……」という長すぎる自己紹介から始めたTHE RAMPAGEの浦川。すかさず橘とTAKAHIROから鋭いツッコミが入るも、マシンガンのように感謝の言葉とEXILE愛を放った。
ATSUSHIも「若いメンバーが多いので、楽屋でも学校みたいな感じで。EXILEって、まだまだ青春してたかったんだなって思いました」と微笑む。続けて「コロナ禍を経験して、こうしてみなさんのお顔を拝見できることが当たり前じゃないって痛感しているから、来年の抱負を聞かれても答えられないんですけど。目標や抱負がなくても、みなさんの笑顔を目の前で見られて、同じ時間を共有できて、最高にハッピーな気持ちがお互いに通じ合える――それだけでいいって心から思っているんです」と語り、「みなさん、人生そっくりそのまま、EXILEと共に青春しませんか!?」と呼びかけると、ラストナンバー「Rising Sun」へ。不屈の魂を込めた祈りの歌が、2025年と2026年に橋を架けるように鳴り響いた。
前日の公演では、2026年4月21日・22日に約3年4カ月ぶりとなる東京ドーム公演『EXILE LIVE 2026 “THE REASON” ~PERFECT YEAR Special~』を開催することが発表された。EXILEのメンバーたちは他にも、『EXILE ATSUSHI LIVE TOUR 2026 ”Heart to Heart” Season 3』『EXILE THE SECOND LIVE TOUR 2026 “PERFECT YEAR BEST ~Born To Be Wild~”』『FANTASTICS LIVE TOUR 2026 “SUNFLOWER”』などに出演が決まっている。これまで、各メンバーの力を合わせることで大きく進化してきたEXILEに、LDHにとって6年ぶりとなる一大イベント『LDH PERFECT YEAR 2026』はどんな刺激を与えるのか。
次のページにフォトギャラリー

