嵐を引き起こした!FANTASTICSがアリーナツアーを完走!

写真・木下マリ

 興奮と熱気で会場がどよめく中、中島から「まずは1人1人の声を届けていきたいと思います!」という宣言から、メンバー全員が各々にフロアを煽り一瞬の隙も与えない。例えば、堀夏喜は「お茶! ウナギ! 富士サファリパーク!」といった静岡の名産品コール&レスポンスを誘って笑顔を生み出していた。

 勢いはそのままに、跳ねるリズムが心地よい人気曲「Got Boost?」で会場の一体感を高めたかと思えば、ポップで軽快なメロディに乗れる「Yellow Yellow」では、カメラ目掛けてパフォーマーが次々に躍り出て、わちゃわちゃしながら笑い合い、その楽しげな雰囲気に癒されてしまう。「ポケット」では、ゲームを彷彿させるピクセルアートアニメーションがLEDビジョンに流れ、楽曲に合わせてエコパアリーナ全体でシンガロング。「Twilight Glitter」では、パーフォーマーがメインステージを所狭しとダンスし、それに合わせてフロア全体が揺れていた。

 完全に温まってきた会場に向けて、「前半からすごくないですか?」「このツアー、楽しいか? (歓声に対して)俺も楽しい!」「最高!」「温かいですね~」と、八木、中島の2人が楽しげにフロアへ語りかける。そこから、改めてツアータイトルの『BUTTERFLY EFFECT』の意味が中島から話された。色々な選択の上に今が成り立っていることを踏まえた上で、FANTASTICSがコロナ禍でアリーナツアーができなくて悔しい思いをしたことを語り、それでも「今この瞬間は同じ音楽で楽しめるということを感じてほしいという思いでツアーを回ってきました」とFANTAROへの思いを伝えた。八木は、今、思ったことを話せれば、という前置きから、ボーカルオーディション時の合宿審査時に言われたことを噛み締めながら「この1年間、特にツアーではFANTAROの人たちに思いを届けることだけを考えながら歌ってきた」と、自身の気持ちを告げ、「皆さんが輝かしい未来へ突き進んでいく中で、辛いことやくじけそうなことがあった時は、少しでも元気づけられたらと思ってやっています」と感謝の思いを述べ、「いつも隣で」へとつなげた。そのままサブステージに進んで、中島がクワトロ主演を務める映画『ロマンティック・キラー 』のテーマソングでもある「ずっとずっと」を歌い上げた。