松尾スズキの『クワイエットルームにようこそ』ミュージカル版が12日開幕「ミュージカルファンの方、待ってます!」 

 

 ”ミュージカル界のど真ん中”からやってきた面々も同じように前のめり。

 主人公の明日香を演じる咲妃は、これまでにいくつも松尾作品を客席から見てきたそうで「物語に引き込まれっぱなしだったし(松尾が書いた)セリフを私も発してみたいって(出演している)俳優の皆さんがとにかく羨ましいなっていう気持ちで拝見していました」。そして、稽古で松尾のセリフを何度も発し続けるなかで、「自分は生きること楽しんでるって心から思わせていただける、すごいこみ上げるものがあるんです。だからこの作品で自分が客席で感じた心のたぎる感覚をお客様にも楽しんでいただきたい」

 明日香のパートナーを演じる松下も、松尾作品への出演できること楽しみにしていたそうで、「ミュージカルってシリアスな題材のものが多かったりする中でこれだけ笑いが多い作品をやれるのはすごくうれしい。稽古場から楽しかったので……ミュージカルをやってるものとしては、どれだけ自分の持ってる力を注いでやれるかが勝負だった」と、話した。

 りょうは、松尾が自らメガホンを取った2007年に公開された映画版で厳格なナース・江口を演じた。ミュージカルでも同じ役で登場する。

「こういうことは初めてのこと。舞台化でもどのようになるのかなと思っていたんですけど、しかもミュージカル。どうなるのかわからないっていう状態で稽古を始めたんですけれども、江口のベースというか軸はそのままに、映画よりもちょっと人間的な温かさであったり、少しユーモアが入った感じの、江口になると思います」。劇中では、厳格すぎるナースを、歌って踊って演じるが、他キャストの歌声にうっとりしているそう。「ミュージカルのスターさんたちと一緒なので、この人の歌は朝起きた時に聞きたいなとか思っています」