元フライ級王者のマモルが予想「メインはアキラが泥沼に引き込めれば…。コーメインは若い選手が年長者を引きずり下ろすところを見たい」【PANCRASE】

 PANCRASE 30周年記念大会Vol.3「PANCRASE 341」(3月31日、東京・立川ステージガーデン)で大会当日の勝利者インタビューや解説を務める、フライ級元キング オブ パンクラシストのマモルによるタイトルマッチを含む5試合の勝敗予想と、ベテランvs.若手の注目カードの見どころ解説が同大会を配信するU-NEXTから届いた。なお大会の模様はU-NEXTで大会当日の13時から配信される( https://video.unext.jp/livedetail/LIV0000004883 )。

勝利者インタビュー、解説を務めるマモル(©U-NEXT)

勝敗予想①【メイン】キング オブ パンクラス チャンピオンシップ ライト級 第8代KING OF PANCRASIST・アキラ vs.挑戦者・雑賀“ヤン坊”達也

 マモル:予想はアキラなのですが、ちょっとキケンな匂いがしますね……。身長差がある上にヤン坊選手、パンチがキレますからね。あとアキラのプロフィル、身長167cmとあるのですけど「嘘だろ、もっと低いだろう」と(笑)。本人に聞いたらこの身長は本当らしいですが、今度は「リーチが160cmしかない」って言うんですよ(笑)。それもサバ読んでると思うのですよね、下に……、まあそれはいいとして(笑)。アキラはしっかり的を絞らせないように動いて、前に出てテイクダウンを織り交ぜた戦い方をする、とは思いますが……。
 
──石渡さんの戦略に沿って動くことになりますが、相手の伸びしろをどこまで想定して作戦を立てるものなのでしょうか。ヤン坊選手は前戦で組みでの成長を見せていて、それによって「こんなにできるんだ」と印象づけることにも成功しました。
 
 マモル:ヤン坊選手は王者挑戦権をかけた粕谷優介戦で総合力を見せましたよね。アキラは押し込むなりしてとにかくくっついていたいわけですけど、普通にテイクダウン狙っても取らせてもらえないので、打撃でしっかり踏み込んでいきながら、相手の打ち返した瞬間などにタイミングよく、カウンターを狙うでもなく偶発させるような感じで組み立てていかないと、くっつけないですよね。そのなかで、組むと思わせて当てて一発で倒せるパンチをアキラも持っていますが、先に当てる可能性は体格差によってどうしてもヤン坊選手の確率が高いので、アキラがどうかいくぐれるか……。ヤン坊選手って、当てるタイミングを作るまでが速いのですよね。だから早期決着も多い。これは天性のもので、高木凌選手にもあるもの。アキラとしては本当に相手の嫌なことをしていくつもりだと思うけど、楽をさせずにフルラウンド使って、泥沼に引き込めれば……。というところで話を戻すと、やっぱり粕谷選手にああいう勝ち方をできたのは、ヤン坊選手にとって良い経験になっていますよね。だからこそ自信を持って打撃を当てにいける、というのがあると思います。あとは5Rあるなかで倒せるパンチが打てなくなる可能性はあるわけで、3Rを越えたときのお互いの状況がポイントになってきますね。
 

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