ノルディック複合のレジェンド・渡部暁斗の花道【アフロスポーツ プロの瞬撮】
スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
撮影/文章:長田洋平 2026年2月11、17、19日 ミラノ・コルティナオリンピック
今季限りでの引退を表明している渡部暁斗選手。ミラノ・コルティナオリンピックでは3種目に出場した。
ノーマルヒルで11位、ラージヒルで19位、団体で6位。数字だけを見れば、これまでの五輪で築いてきた
輝かしい実績と比べ、やや物足りなく感じるかもしれない。
しかし、現地で見たその姿や振る舞いからは、そんな数字を微塵も感じさせない清々しさがあった。
丁寧にメディア対応をこなし、ファンサービスにも真摯に向き合う。カメラを向ければ、肩肘張らない自然な笑顔を見せてくれる。レース後には先着した選手と挨拶を交わし、互いの健闘を称え合う。その佇まいは、まさにスキー界のレジェンドそのものだった。
今思えば、彼が滑った後には不思議な風が吹いていたように感じる。
ファンに、メディアに、戦友に、後輩たちに、そしてオリンピックという舞台に、別れの挨拶をしているかのようだった。それは心穏やかなもので、オリンピックという最高峰の舞台であれほどまでに晴れやかな表情をしている選手を僕は初めて見た。百戦錬磨の渡部暁斗だからこそ辿り着ける境地なのだろう。
何の巡り合わせか、僕はソチ、平昌、北京オリンピックと、渡部選手のメダル獲得の瞬間を撮影することができた。年の近い選手がまた一人引退していく姿に寂しさを覚えつつも、彼が残した功績と、その見事な花道に、心からの拍手を送りたい。
■カメラマンプロフィール
撮影:長田洋平
1986年、東京出身。かに座。
早稲田大学教育学部卒業後、アフロ入社。
2012年ロンドンパラリンピック以降、国内外のスポーツ報道の現場を駆け回っている。
最近では平昌オリンピック、ロシアW杯を取材。
今年の目標は英語習得とボルダリング5級。
★インスタグラム★
アフロスポーツ
1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。
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