今から来年が待ち遠しいにゃ!猫好きによる猫好きの祭典『CatVideoFest』が、ついに日本へやってきた!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】
黒田勇樹です。
世の中ではWBCが大人気のようですね。
僕は野球のことはよく分からないのですが、ちらっと目に入った言葉で「おおー」と唸らされるものがあったりして、やはりあれだけ多くの人を熱狂させるものには何か計り知れぬものがあるのだなと思いました。
ということで、今週も始めましょう。
2016年からアメリカで毎年開催され、今では世界各国で行われ社会現象となっていると噂の「CatVideoFest」の2025年版が2026年、日本独自の語呂合わせである2月22日“ニャンニャンニャン”「ねこ日」に合わせて、日本へ初上陸を果たしました。
猫を愛するすべての人へ映画館で送る、猫のフェスティバル。ただひたすらスクリーンで猫の動画を見続けるフェスです。
ぶっちゃけると、最近SNSで流行っているショート動画やリール動画のような、短い動画をモザイク的につなぎ合わせただけの、テレビで時々やる「世界の面白動物動画100」みたいな内容なのですが…それがきちんと「映画」になっていました。
「猫動画が映画館で観れる!」という一言で、大抵の猫好きにこの映画の素晴らしさは伝わると思うので、世界に0.01%も存在しないと言われる「猫が好きではない人」へ、この映画の素晴らしさをお伝えしたいと思います。
まず、なによりも「フェス」であること。海外でバズったというのも非常によく分かる。
「猫がころんだ」とか「猫がびっくりした」とか「寝てる時にシッポだけ起きてる」とか「ガラスにぶつかる」とか、そんな動画が10秒〜1分程度で連続で流されるのですが、各動画のハイライトごとに外国の皆さまが「うおおおおお!」とか「きゃあああああ!」とか「きゅん!」とか「キディィイイいいい!」と叫んび、盛り上がっている姿が目に浮かびます。※キディは、筆者にはこう聞こえる外国人の叫ぶ「キティ(子猫)」の意味です。
実際に参加してみて日本の映画館はどうだったかというと、完全に「親戚の集まり」でした。
老若男女の猫好きがスクリーンの前に集い、今か今かと猫を待っていて、始まるとともに「あらまあ!」「うふっ」「おいおい!」「あるある!」などと、日頃静かな日本の映画館が「お茶の間感」に包まれます。
気がつけば筆者も、ドジっ子猫の動画に向かって「だよねー!」とか「もうっ」とか叫んでいました。
時には泣いて、時には笑い、ずっと幸せな73分。
これは、テレビやスマホの前では味わえない「映画館」だけでの感覚。
「映画」と「動画」の違いを筆者の感覚で区別するとすれば、それは「物語があるかどうか」です。
この「CatVideoFest」は、動画をモザイクでつなぐことで浮かび上がる「世界中の人間を家族にしてしまう猫という偉大で尊い存在の姿」という壮大な物語性を孕んでいました。きっと来年も開催されるはずなので、日本でも毎年恒例の行事になるよう今から布教していこうと思います!劇場限定公開ですが、公式サイトから自主上映会の提案なども出来るそうなので是非見てみて下さい。売上の一部は猫たちに寄付されるんだってさ!
筆者は0.01%側であり「動画でいつでも見れるじゃん派」だったはずなのですが、この様です。
ああ、本当に来年がまちどおしいにゃ!
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1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として舞台やドラマ、映画、CMなどで活躍。
主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともにTBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校III』にて日本アカデミー賞新人男優賞やキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引退し、「ハイパーメディアフリーター」と名乗り、ネットを中心に活動を始めるが2014年に「俳優復帰」を宣言し、小劇場を中心に精力的に活動を再開。
2016年に監督映画「恐怖!セミ男」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて上映。
現在は、映画やドラマ監督、舞台の脚本演出など幅広く活動中。
公式サイト:黒田運送(株)
Twitterアカウント:@yuukikuroda23

