SearchSearch

心を揺さぶるコンサート 佐渡裕指揮 ケルン放送交響楽団

2014.12.06 Vol.632

 佐渡裕とドイツの名門・ケルン放送交響楽団による魂を揺さぶる第九演奏が日本で聞ける。

 本公演の実現した理由は、東日本大震災に遡る。震災直後、ドイツから日本のためのチャリティー演奏会をしたいという依頼を受けた佐渡は、その3月26日に欧州最大の日本人街があるドイツ・デュッセルドルフで、ケルン放送交響楽団とデュッセルドルフ交響楽団の合同オーケストラを指揮。さまざまな感情が交錯した演奏は、佐渡が「その後の音楽との関わりが大きく変わるきっかけになった」という。本公演は、そのケルン放送響を招き、第九の「すべての人が兄弟となり、1つになることを歓喜と呼ぼう」というメッセージを届ける。

 注目を集めるこの公演。東京では全7公演で行われ、総座席数は1万8800席にのぼるが、残るチケットはわずかとなっている。

歌でクリスマスムードに浸る『グローリー・ゴスペル・シンガーズ』

2014.11.23 Vol.631

 もはやクリスマス時期の定番といえるグローリー・ゴスペル・シンガーズ。今年のクリスマスもまた、彼らの歌声でハッピーなムードであふれそうだ。誰もが知るクリスマスソングや讃美歌を披露。また、ゴスペルの名曲の数々が次々に歌い上げられていくさまは圧巻で、見ているほうも一緒になって楽しめるコンサートだ。

 12月11日の神奈川・茅ヶ崎市民文化会館を皮切りにクリスマスまで、首都圏で全11公演が行われる。クリスマス気分が盛り上がること間違いなしのコンサート、ぜひチェックして!

歌でクリスマスムードに浸る『ケルティック・クリスマス2014 〜アメイジング・ヴォイス〜』

2014.11.23 Vol.631

 クリスマスをテーマに掲げたコンサートはたくさんあるけれど、そのなかでも毎年変わらぬ人気を集めているのが、「ケルティック・クリスマス」だ。神秘的で崇高な歌声とハーモニーで幻想的な音楽体験をさせてくれる。

 今年出演するのは、奇跡のコーラスグループと称され、ケルトブームの声の立役者とされるアヌーナ含め3組。アヌーナは、トラディショナルな楽曲やクリスマスキャロル、映画『ロード・オブ・ザ・リング』から『メイ・イット・ビー』などケルトの聖なる音楽を聴かせてくれる。U2のボノにその才能を見出された孤高のソウルシンガーであるリアム・オ・メンリィはその歌声とパイプオルガンを共鳴させる。また、英国に古くから住むトラベラーズの歌を歌って注目を集めるフォークシーンの彗星、サム・リー&フレンズも登場する。

 このコンサートのチケットを購入すると、同日の昼に小ホールで行われるアフタヌーンコンサートも参加が可能。日本のケルトバンドのライブやケーリー体験などが無料で楽しめる。サム・リーのコンサートのみ別途500円が必要だ。

 クリスマスへのカウントダウンを、ファンタジックなケルト音楽で盛り上げてみては? 

年明けは日本最大級のEDM系フェスへ!

2014.11.23 Vol.631

 今年スタートした日本発のEDM(エレクトリック・ダンス・ミュージック)系、ニューイヤーズダンスミュージックフェスティバル『electrox』の開催が2015年も決定した。会場は昨年と同じ幕張メッセで、人気&実力を兼ね備えたDJたちが世界から集ってビッグなパーティーを展開。最高の年明けを演出してくれる。

 初開催となった2014年は、LMFAOのレッドフーを始めとした世界で活躍する国内外のトップDJが出演。年明け早々にも関わらず多くのEDMファンらが参加して盛り上がり、EDMの人気とともにフェスティバルの人気を裏付けたが、2回目となる今回はさらにフェスとして洗練されたうえで誰もが最先端の音楽で楽しめるパーティーへと進化を遂げることは間違いなさそうだ。
 現時点で15組の出演アーティストが発表されている。アーティストが追加されるたびに加速度的に注目されてくるのがフェスティバルの特徴。スパースターDJのアーミン・ヴァン・ブーレン、ディプロといった大御所たちはもちろん、11月に入ってから海外のフェスティバルではヘッドライナーを務め、先日発表された『DJ MAG TOP 100』では20位にランクインされた、人気も実力も兼ね備えるスーパー兄弟デュオ、DVBBS(ダブズ)が追加されたことで、フェスティバルの期待も上がりっぱなしだ。

 今回のラインアップはまた、EDMというくくりもより音楽シーンの全体を見回したうえでのEDM系になっている印象で、バラエティーを持たせた印象。なかでも、“踊れるロック”を輩出してきたUKで、ダンスロックサウンドの代表格として活動しているKLAXONS(クラクソンズ)の参加は、フェスのなかでもフレッシュさを加えてくれそうだ。

 すでに期待値はマックスまで上がっているものの、開催まで出演ラインアップは随時追加されていくため、当日にはどんな最高のパーティーが作り上げられるのか楽しみだ。

 ローチケでは現在、同フェスティバルのさまざまな先着先行を実施中。新年のスタートにはぴったり。いち早くチケットをゲットして! 

豊洲で楽しむスペシャルギターセッション!

2014.11.09 Vol.630

 先日、豊洲に新登場した新エンターテインメントハウス「チームスマイル 豊洲PIT」で、スペシャルなフェスティバル「フュージョン フェスティバル」が開催される。野呂一生、渡辺香津美、そしてリー・リトナーと生けるレジェンドと称されるギタープレイヤーが集結するもので、刺激的なセッションが繰り広げられそうだ。野呂は公式サイトで「諸先輩方とコラボできるということで、期待しています」と動画でメッセージを寄せている。

 フェスでは、それぞれがソロ演奏を行うのはもちろん、それぞれとのセッションも行われる。また演奏曲も、フュージョンの代表的な楽曲の数々になるそうで、渡辺も「いろんな楽曲を引っ張りだしてきてやりたい」と、ファンの期待を増幅させるようなコメントを寄せている。

 同フェスは、フュージョンの名曲を集めたフュージョン10枚組のCD BOX『Legacy 〜 The Best of Fusion』の発売を記念して行われるもの。フュージョンのベストコレクションで名曲177曲を集めた。野呂、渡辺、リー・リトナーはもちろん、伝説的ミュージシャン96組を収録している。

EXPOの興奮冷めやらぬなか、全国ツアーがスタート!
GLAY ARENA TOUR 2014-2015 Miracle Music Hunt

2014.11.09 Vol.630

今年、ロックバンドのGLAYはデビュー20周年のアニバーサリーイヤーを、さまざまな話題を振りまき、記録を打ち立てながらばく進中だ。そしていよいよ、9都市を巡る全国アリーナツアーのスタートが迫ってきた。20周年を記念するアルバムでありながらも、これまで紡いできた彼らのロック、そして次の20年へ向かっていくGLAYのバンドサウンドが詰め込まれた最新アルバム『MUSIC LIFE』を携えて行われる。アニバーサリーのクライマックス、さらにEXPOでの熱狂も冷めやらぬままのライブは、最高の盛り上がりを見せるだろう。

 ローチケでは現在、対象公演に限って、特別抽選先行を実施中だ!

もっと音楽とふれ合いたい YEBISU MUSIC WEEKEND

2014.10.26 Vol.629

 音楽ライブはもちろん、トークやプレゼンなど、さまざまなアングルから音楽を楽しむフェスティバル。恵比寿ガーデンプレイス内のザ・ガーデンホール、ザ・ガーデンルーム、そしてSTUDIO 38と3つの会場に5つのステージが設けられ、さまざまなメニューが揃う。音楽ライブは2日と3日で、出演は2日が細野晴臣を筆頭に、OGRE YOU ASSHOLE、トクマルシューゴら。3日は、ZAZEN BOYS、tobubeats、大森靖子、空気公団などが出演する。

 トークも、THE FUTURE TIMES presents『今、どういった詩が必要とされているのか』(2日)、最近注目の音楽サービスを取り上げる『ミュージシャンと音楽ファンのための、Spotifyってなんだ!?』(2日)など充実。

フジロックフェスティバルの興奮が再び! The Heavey

2014.10.12 Vol.628

 今夏のフジロックフェスティバルで、朝早い出番であったにも関わらず、多くのファンを集めて、エネルギッシュなライブで楽しませてくれた、英ロックバンドのThe Heavey(ザ・ヘヴィー)が単独でジャパンツアーを開催。東京でも21日、フジロックの興奮を再び体感させてくれそうだ。

 バンドは、UK南部に位置するバース出身の4人組。黒人ボーカルが世界を躍らせたブロックパーティーを彷ふつとさせるが、The Heaveyはその名の通り、ズトンと重厚感のあるロックとソウルのグルーヴが融合した魂を揺さぶる音楽を響かせる。

 2008年のデビューからすでに3枚のアルバムを発表。彼らの楽曲は本国UKはもちろん、北米でも愛されて、CMや映画『ザ・ファイター』、同『テッド』のトレイラーなどに使用されて注目の的となった。ここ日本ではというと、何よりも楽曲だ。小栗旬が桃太郎役で出演した、CMの枠を飛び越えたかっこよさで人気を集めたペプシのCMシリーズのパワフルな楽曲『Same Ol’』で、多くの人の心をわしづかみにした。

 フジロックではとてつもないパワフルかつソウルフル、そしてファンキーなグルーヴを苗場中に響かせたが、それがライブハウスという密閉空間になったときどのように変化して魅力を放つのか。それを知るには、自分自身でその場に行って、目撃・体験するほかに方法はない。

それは狂気か、情熱か。『スティーヴ・マックィーン BOX』

2014.09.28 Vol.627

 本年度第86回アカデミー賞にて、黒人監督による作品賞受賞という歴史的快挙を成し遂げたスティーヴ・マックィーン。その才能の軌跡をたどる3作品を収録したスペシャルなBOXが登場。収録されているのは、命を懸けた“ハンガーストライキ”によって己の信念をつらぬいた実在の活動家ボビー・サンズの生涯を描き、2008年カンヌを沸かせた長編デビュー作『HUNGER/ハンガー 静かなる抵抗』、SEX依存症の男を主人公に世界を挑発した『SHAME−シェイム−』、ある日突然奴隷となった男の闘いを描き本年度アカデミー賞作品賞を受賞した『それでも夜は明ける』の3作品。今、映画界で最も注目されるスティーヴ・マックィーン監督。その才能をじっくりと堪能できるセレクトだ。

音楽が届けるメッセージ「NO NUKES 2014」

2014.09.28 Vol.627

 脱原発のメッセージを掲げて2012年にスタートしたロックフェス『NO NUKES 2014』が29日から3日間にわたって開催される。同フェスの趣旨に賛同したアーティストが集結し、ライブパフォーマンスを繰り広げるもので、回数を重ねるほどに多くの人を集めている。

 今年は、オーガナイザーの坂本龍一は病気治療のために不参加となるものの、彼の意志を実現させようと多くのアーティストが名乗りを上げている。29日は、斉藤和義とthe HIATUS、30日はASIAN KUNG-FU GENERATION、10月1日はACIDMANとBRAHMANがラインアップされている。30日は当初、NAMBA69の出演もアナウンスされていたがヴォーカル&ベースの難波章浩が喉の損傷による緊急入院によってキャンセル。そのため、この日は、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの単独となり、前半を下村亮介(the chef cooks me)を迎えた5人編成、後半をメンバー4人編成でのスペシャルなワンマン公演となる。 

 今回で3回目の開催となるがいまだ状況はほとんど変わっていない。坂本龍一は公式サイトで「(まだやってるのかって?)僕たちミュージシャンがこんなことをやらなくてもいいような社会が来たら、すぐに止めるつもりなんです。」とメッセージを寄せている。 

本物の音楽が集まるフェスティバル「StarFes.’14」

2014.09.15 Vol.626

本物の音楽、本物のアーティストが集結する野外音楽フェス「StarFes.’14」が20日、幕張海浜公園で行われる。2012年にスタートした本フェスも今年で3回目。例年以上に豪華なラインアップでスペシャルな一日を演出する。

 ジャンルも国境も文化も異なるフィールドから集まった出演者は、それぞれのエリアでトップアーティストとして君臨する顔ぶれ。ロックとクラブミュージックをつなげてきたMASSIVE ATTACKの中心メンバーであるDADDY G、R&Bシンガーのエリカ・バドゥ、ラッパーのNAS、実験と挑戦を続け新たな音楽体験を与えてくれるバンドのBOREDOMS、テクノミュージックで世界を躍らせる石野卓球など、本物を聞かせてくれる面々だ。

 ヒューマンビートボックス、パルクール、ダブルダッチ、フリースタイルフットボール、同バスケットボールのパフォーマーも登場し、盛り上げる。

 音楽とパフォーマンス、アートが融合するこのフェスは、芸術の秋にぴったり。本物志向のあなたへ。

Copyrighted Image