松尾スズキが芸術監督に就任。「シアターコクーンを不真面目な色気のある劇場にしたい」

2019.09.09 Vol.Web Original
串田和美、蜷川幸雄に続く3代目
 東急文化村が9月9日、Bunkamura オーチャードホールで会見を開き、Bunkamura シアターコクーンの芸術監督に演出家・劇作家、そして俳優としても活躍する松尾スズキが就任することを発表した。  これまで串田和美、蜷川幸雄が務めてきたが、2016年に蜷川が亡くなってからは約3年間不在という状況だった。  松尾は「大人計画」の主宰を務めるかたわら、さまざまなプロデュース公演にも参加。シアターコクーンでは2000年に『キレイ-神様と待ち合わせした女-』の作・演出で初登場。その後も『ニンゲン御破算』『女教師は二度抱かれた』『ふくすけ』『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』といった多くの話題作を発表してきた。  東急文化村の中野哲夫代表取締役社長は会見で「渋谷に文化村が開村して30年を迎えた。この30年という節目に新しい芸術監督として松尾さんを迎えることとなった。文化村は“少しでも多くの方たちに芸術を”“半歩先の芸術”をテーマに30年間やってきた。これはシアターコクーンも同様。今まで芸術監督を努めていただいた串田さんも蜷川さんも同じようにお客さんを集め、ちょっと先の演劇をやっていただけたと思っている。松尾さんも多くのお客さんを集め、ちょっと先の演劇をやってくださっている。多くのお客さんが熱狂し、空から演劇の神様が降りてきて、舞台の上の役者さんのエネルギーと相まって素晴らしい興奮と感動を呼んでくれる。こういう化学反応を起こしてくれる人という意味では当代一の腕を持った人」などと松尾への期待を述べた。

千葉雄大、音声ガイドでミュシャ役に挑戦「繊細さを意識しました」と手応え

2019.07.12 Vol.Web Original
 展覧会「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ ――線の魔術」が開幕するのを前に12日、Bunkamura ザ・ミュージアムで内覧会が行われ、オフィシャルサポーターの千葉雄大と山田五郎が出席した。  「みんなのミュシャ展」は、20世紀を代表する芸術家、アルフォンス・ミュシャの没後80年を記念して開催。ミュシャが手がけたポスターなどのグラフィック作品をはじめ、彼に影響を受けた明治期の文芸誌の挿絵、日本のマンガなど、およそ250点を展示する。  内覧を終えた千葉は、「シンプルで見やすい流れですね。今回、ミュシャに影響を受けたアーティストの方の作品もあるので、ミュシャのファンだけでなく、その作品のファンの方も楽しめると思います」とコメント。毎年ミュシャの絵画を見ているという山田は、「ミュシャが与えた影響だけでなく、どこから影響を受けたかが分かるようになっている。ミュシャ自身のスタイルの変遷を追えるのでは」と見どころを語った。

向井理「内容のない会話の中で感情が動いていく」主演舞台『美しく青く』開幕

2019.07.11 Vol.Web Original
 東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンにて10日、舞台『美しく青く』の初日前会見および公開ゲネプロが行われ、会見に主演の俳優・向井理、田中麗奈、作・演出の赤堀雅秋が登壇した。  冒頭に初日を迎える心境を問われ、作・演出の赤堀は「優秀なスタッフとキャストの皆さんのおかげで、近年稀(まれ)に見る穏やかな心境です(笑)」と笑う。自身の役について、主人公で自警団のリーダー・保を演じる向井は「誰しもが持っている感情をちゃんと持っている人だと思います。とにかく思ったことを感じたまま演じるしかない」。保の妻で、認知症の母親の介護に追われる直子を演じる田中は「リアリティを持って、直子なのか自分なのかわからないくらいに演じられたらいい」と意気込みを語った。

三浦春馬、大島優子らの舞台『罪と罰』9日開幕! 三浦は「かなり憔悴」

2019.01.08 Vol.Web Original
 三浦春馬が主演する舞台『罪と罰』のフォトコールが8日、渋谷のBunkamura シアターコクーンで行われ、三浦ほか、大島優子、勝村政信、麻実れいの主要キャストが会見した。翌9日に初日を控え、三浦は「息もつかせない展開が一番の見どころ。1幕と2幕のコントラストを楽しんでいただければ。僕らは劇場でお待ちしています」と、アピールした。

Bunkamura30周年記念 シアターコクーン・オンレパートリー2018 DISCOVER WORLD THEATRE Vol.4『民衆の敵』

2018.11.16 Vol.712
 渋谷のBunkamuraが来年で30周年を迎えるのだが、シアターコクーンでは記念公演が上演される。12月から始まるその第1弾が『民衆の敵』。  同作は“近代演劇の父”とも称されるノルウェーの劇作家ヘンリック・イプセンが1882年に発表した作品。日本でも『民衆の敵』『ペール・ギュント』『人形の家』『ヘッダ・ガブラー』など多くの作品が上演されてきたイプセンだが、その中でもこの『民衆の敵』は社会問題を扱った唯一の作品で、当時の社会に一石を投じたもの。作品はその後、アメリカにわたり、アーサー・ミラーによって翻案されブロードウェイでも上演。1978年にはスティーブ・マックイーン製作・主演によって映画化され、世界的に有名な作品となっていく。今回は新たに戯曲を翻訳し新訳で上演する。演出を手掛けるのは、2016年にシアターコクーンで上演された『るつぼ』以来2年ぶりの登場となるジョナサン・マンビィ。  主演のトマス・ストックマンを演じるのは堤真一。マンビィ演出には『るつぼ』に続いての出演となる。

その輝きに、魅了されて…「猪熊弦一郎展 猫たち 」

2018.03.20 Vol.704
 JR上野駅の大壁画《自由》や三越の包装紙デザインでも知られる画家・猪熊弦一郎(1902-1993)。愛猫家でもあった彼が、画家の目で猫をとらえ表現した魅力的な作品を中心に紹介する。  もともとは猪熊が知り合いの小説家・大佛次郎からペルシャ猫の子猫を譲り受けたのをきっかけに猫を飼い始めたという猪熊家。多いときは一度に1ダースも飼っていたこともあるといい、たくさんの猫に囲まれた暮らしの中で、猪熊は画家の目で猫をとらえるようになる。  猪熊の猫たちは、写実的なスケッチのときもあれば、シンプルな線描で描かれることもあり、デフォルメした油彩画のときもある。画家として猫の魅力を存分に享受しながら、多彩な表現に挑戦した様子がうかがえる。  展覧会では、油彩・水彩・素描を中心に百数十点を展示。猫の自然な姿を生き生きととらえたもの、猫の特徴をデフォルメしたユーモラスなイラストなど、猫を通して表現が広がっていく楽しさを共感できる。モチーフとしての猫に対する芸術家の客観的な視点と、愛猫家としてのまなざし、2つの視点が呼応して生まれた猪熊作品を楽しんでみては。
猪熊弦一郎展 猫たち 【会場・開催期間】Bunkamura ザ・ミュージアム 3月20日(火)〜4月18日(水) 【時間】10〜18時(金土は21時まで。入館は閉館の30分前まで) 【休】会期中無休 【料金】一般1300円、大学生900円、中小生600円 【問い合わせ】03-5777-8600(ハローダイヤル) 【交通】JR渋谷駅ハチ公口より徒歩7分 【URL】http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/18_inokuma/

歴史が生んだ、タカラモノ「神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展」

2018.01.17 Vol.702
 プラハに宮廷を構え、独自の芸術文化を花開かせた神聖ローマ帝国皇帝ルドルフ2世。稀代のコレクターであった彼の愛した芸術家を中心に、芸術作品や天文道具、イッカクの牙や鉱物などの自然物、天文学や錬金術に関する当時の貴重な資料など、約120点の作品を一挙展示。  野菜や植物、日用品などを組み合わせる人物像で有名なジュゼッペ・アルチンボルドによるルドルフ2世の肖像画《ウェルトゥムヌスとしての皇帝ルドルフ2世像》をはじめ、ルーラント・サーフェリーやヤン・ブリューゲル(父)の花を題材にした静物画など、ルドルフ2世が実際に愛好した作家の作品だけでなく、当時の権力者たちを魅了した“驚異の品々”も展示。さらに現代美術作家フィリップ・ハースによるアルチンボルドの作品にインスパイアされた立体作品も登場。  芸術のみならず、占星術や錬金術にも強い関心を抱いていていた皇帝ルドルフ2世。その壮大なプライベートミュージアムに訪れ、ときに魔術的な魅力に満ちた芸術と科学の世界を探検しているかのような感覚を楽しむことができる。
神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展  Bunkamura ザ・ミュージアム 開催中〜3月11日(日) 【時間】10〜18時(金土は21時まで。入館は閉館の30分前まで) 【休】1/16、2/13 【料金】一般1600円、大高生1000円、中小生700円 【問い合わせ】03-5777-8600(ハローダイヤル) 【交通】渋谷駅より徒歩7分 【URL】http://www.bunkamura.co.jp/

Copyrighted Image