鹿児島県の口永良部(くちのえらぶ)島の新岳(しんだけ)で5月29日午前9時59分ごろ、爆発的噴火が発生。火砕流も発生し海岸まで到達した。鹿児島県屋久島町は全島に避難指示を出し、島内にいた住民や滞在者137人は同日、船やヘリコプターで約13キロ離れた屋久島へ避難した。過去の噴火経験を踏まえて積み上げてきた教訓が生かされ、犠牲者は一人もいなかった。
1日には住民代表らが一時帰島。最大2時間程度滞在した。
鹿児島県の口永良部(くちのえらぶ)島の新岳(しんだけ)で5月29日午前9時59分ごろ、爆発的噴火が発生。火砕流も発生し海岸まで到達した。鹿児島県屋久島町は全島に避難指示を出し、島内にいた住民や滞在者137人は同日、船やヘリコプターで約13キロ離れた屋久島へ避難した。過去の噴火経験を踏まえて積み上げてきた教訓が生かされ、犠牲者は一人もいなかった。
1日には住民代表らが一時帰島。最大2時間程度滞在した。
自民党の町村信孝前衆院議長=衆院北海道5区=が1日午後、脳梗塞のため東京都内の病院で死去した。70歳。
町村氏は平成26年12月に第75代衆院議長に就任したが、今年4月15日、体調不良を訴え、都内の病院に入院。同月21日に退任していた。
平成24年9月の自民党総裁選に出馬するも、会長を務めていた町村派(現細田派)から安倍晋三首相も立候補。5人中4位に敗れた。戦い半ばで脳梗塞を発症して入院するものの、立候補を辞退せず、最後まで戦った。
安倍首相は1日、官邸で記者団に「初当選からご指導をいただいた。残念でならない」と述べた。
中国中部の湖北省荊州市監利県の長江(揚子江)で1日午後9時半(日本時間同10時半)ごろ、乗客乗員456人を乗せて江蘇省南京市から上流の重慶市に向かっていた旅客船「東方之星」(2200トン)が、暴風雨に巻き込まれ転覆した。中国当局は2日、救助作業を本格化。救助された船長と機関長を拘束し事情聴取。船長は「竜巻に巻き込まれてから1〜2分で転覆した」と話したという。
4日の段階で65人の死亡が確認されている。
サッカーの国際親善試合「キリンチャレンジカップ2015 日本代表vsイラク代表」(6月11日、日産スタジアム)と「2018FIFAワールドカップロシア アジア2次予選 日本代表vsシンガポール代表」(6月16日、埼玉スタジアム2002)の日本代表メンバー25人が1日、発表された。
会見ではハリルホジッチ監督は3月に行われた初めての代表発表時のように、ひな壇から立ち上がるとスクリーンに歩み寄る。選手を発表する前に、就任以降に監督以下全スタッフで視察した試合数と内訳を発表。それによると、試合会場ではJリーグ116試合、ナビスコ杯28試合、アジア・チャンピオンズリーグ24試合、欧州リーグ3試合の171試合。映像で349試合のトータル520試合にも上る。監督自身、「日本に着いてからJ1、J2、J3を含めて116試合見に行きました」という。
そして今回も一人ひとり解説を加えながらメンバーを発表した。メンバーはGK4人、DF8人、MF6人、FW7人の25人。
本田圭佑、香川真司、岡崎慎司、長谷部誠といった海外組の常連に加え、宇佐美貴史、武藤嘉紀といった国内組が名を連ねた。そんななか原口元気が約2年ぶりに招集。また代表候補合宿に招集されていたDF丹羽大輝とMF谷口彰悟が代表初選出となった。前回選出されたMFの今野泰幸とFWの永井謙佑、乾貴士らは選に漏れた。
ハリルホジッチ監督の選手選考は「コンディション」「クラブで試合に出ているか」「国内、海外にこだわらない」というのが特徴。
会見でも「日本でプレーしている人にチャンスがないという状態は作りたくない。海外でやっているからといって、自動的に日本代表に入るということもやりたくない」と改めて語った。
しかし川島と酒井高については「川島はプレーしていない。ただ、今回は彼がどんな状態かを見てみたい。高徳もプレーしていない。それは国内組のサイドバックを見たけれども、高徳よりもパフォーマンスがいい選手を今は見つけていないだけ。ただ、もし明日、高徳よりもいい選手を見つければ、すぐ呼びます」としたうえで「日本代表は誰にも保証されていない。全員が戦わなければいけない。そういうことも含めてミニ合宿を国内組だけでやりたい。競争心を海外でやっている人たちにも見せたい」と語った。
国際サッカー連盟(FIFA)のゼップ・ブラッター会長(79)は2日、スイス・チューリヒで記者会見を開き、辞意を表明した。ブラッター氏は5月29日に5選を果たしたばかりだったが、汚職事件発覚を受け、責任を問う声が高まっていた。FIFAは臨時総会を開き、後任を選ぶ会長選挙を行う方針で、時期は今年12月から来年3月の間になる見通しとしている。
ブラッター氏は会見で、自身の再選について「サッカー界にとって最善と思って(立候補を)決断した」と述べる一方、「ファンや選手など、サッカー界全体の支持を受けているわけではない」と辞任の理由を説明した。汚職事件については言及しなかった。
再選翌日の5月30日の記者会見では「総会は問題を解決できる人間を選んだ」と強調し、汚職事件への関与をめぐる記者らの質問に強気で回答していたが、2010年のワールドカップ(W杯)南アフリカ大会開催をめぐる汚職疑惑で、側近のバルク事務局長が関与した疑いを米紙が報道。18年ロシア大会、22年カタール大会の開催地決定をめぐる不正疑惑の捜査では自身の聴取の可能性も伝えられ、取り巻く環境は厳しさを増すばかりで、批判に抗い切れなかった。
会長選直前にブラッター氏に辞職を迫った欧州連盟(UEFA)のプラティニ会長は2日、「困難だったろうが、勇気ある決断であり、正しい方向だ」と辞意表明を歓迎した。
今後の焦点は次期会長が誰になるのかということ。
直前の会長選で敗れたヨルダン協会会長のアリ王子は2日、「変化を求める各国の協会にゆだねる」と米CNNに語り、再び立候補する用意があることを示唆。元日本代表監督のジーコ氏もフェイスブック上で「やらない理由はない」と出馬を検討していることを明らかにした。
韓国メディアは同国協会の鄭夢準名誉会長が立候補を示唆したと報道。前回直前で立候補を辞退した元ポルトガル代表で42歳のフィーゴ氏には、若い力で改革を主導する姿勢への待望論がある。
日本サッカー協会は1日、「キリンチャレンジカップ2015 日本代表vsイラク代表」(6月11日、日産スタジアム)と「2018FIFAワールドカップロシア アジア2次予選 日本代表vsシンガポール代表」(6月16日、埼玉スタジアム2002)の日本代表メンバーを発表した。
千葉県内のホテルで行われた会見にはヴァイッド・ハリルホジッチ監督、霜田正浩技術委員長のほかに、手倉森誠コーチ(U-22代表監督)ら代表スタッフも姿を見せた。
メンバーはGK4人、DF8人、MF6人、FW7人の25人。
ハリルホジッチ監督は3月に行われた初めての代表発表時のように、ひな壇から立ち上がるとスクリーンに歩み寄り、一人ひとり解説を加えながらメンバーを発表。
本田圭佑、香川真司といった常連に交じり、原口元気が約2年ぶりの招集。また代表候補合宿に招集されていたDF丹羽大輝とMF谷口彰悟が代表初選出となった。
ハリルホジッチ監督の選手選考の基準は「コンディション」「クラブで試合に出ているか」「国内、海外にこだわらない」といったことがあげられる。
今回のメンバーの中ではGKの川島、DFの酒井高といったところが最近出場機会がなかったが、川島については「いつもいい状態で来てくれる」としながらも、合宿中にコンディションを見極めていくという。また酒井高については「国内で酒井高よりいい選手を見つけられなかっただけ。いい選手を見つければ明日にでも呼ぶ」と説明した。2人には生き残りをかけた厳しい合宿となりそうだ。
6月7日から放送のWOWOWドラマ『連続ドラマW予告犯-THE PAIN-』の完成披露試写会が25日、都内にて行われ、東山紀之、戸田恵梨香、桐谷健太、橋本さとし、中村義洋監督が登壇した。
本作は、6月6日公開の生田斗真主演映画『予告犯』のスピンオフとなる連続ドラマ。法を逃れた者たちに、ネットを利用して制裁を加える謎の覆面集団“シンブンシ”の事件から1年後、新たに現れた“シンブンシ”のリーダー・佐久間を東山が演じる。
「劇場版の(生田)斗真が非常に素晴らしかったんですが、本作は趣を変えつつ負けないものになっていると思います」と、出来栄えに自信を見せた東山。共演者について質問された東山は、痴漢えん罪の被害者を演じた桐谷を「現場のムードメイカーとなってくれて、芝居もすごくリアルだった」と賞賛。しかし「実際に経験があるんじゃないかというくらい…」と続け、これには桐谷も「えん罪ですって!」と、劇中の役さながら懸命に否定。ところが戸田が「そういえば私と以前、共演したときもストーカー役だった」とさらに追い打ちをかけ、一同が爆笑するという一幕も。
一方、桐谷は東山について「東山さんはすごくクールに見えて、実はファニーな人なんです」。グループの一員を演じた橋本も「劇中で、倒れた佐久間を抱き起すシーンがあるんですが、東山さんをつかんだら上腕二頭筋が『進撃の巨人』みたいにガチガチだった。筋肉質だけどファニーな方です」と笑いを誘っていた。
総合格闘技「ZST.46」が24日、東京・ディファ有明で開催され、メーンで行われたZSTバンタム級タイトルマッチで、挑戦者・柏崎剛が王者・藤原敬典を3-0の判定で破り第2代王者に輝いた。
藤原はこれまで4度の防衛に成功し、“絶対王者”とも称されるZSTのエース。柏崎は弱冠19歳で“ZST超新世代のエース”と期待される存在。プロデビュー以来無敗でこのステージに上がってきた。
柏崎は1R序盤に右ストレートで藤原からフラッシュダウンを奪うと、その後もタックルからテイクダウン。藤原がコーナーを利してスタンドに戻しても、執拗にタックルを仕掛け、足を払ってテイクダウンに成功するなど、主導権を握る。2Rも同様の展開で柏崎がグラウンドで圧倒するとコーナーに戻った藤原にはやや焦りの表情が浮かんだ。3Rは序盤から藤原の打撃が当たり始め、ペースを取り戻すが、柏崎は終盤、タックルからテイクダウンを奪い、なんとか持ちこたえる。4Rも藤原の打撃でひやりとする場面もあったが、やはりパンチをかいくぐってのタックルでテイクダウンを奪い、完全には主導権は渡さない。柏崎は5Rもタックルで藤原の打撃をしのぎ切り、最後はパウンドでまとめ、判定で勝利を収めた。
柏崎は試合後「これからはフライ級王者の(伊藤)盛一郎さんとZSTを全盛期みたいにします。目標はK-1と同じ代々木体育館でやることです」と新世代のエースとしての目標を掲げた。
セミファイナルではZSTウェルター級タイトルマッチが行われ、王者・濱岸正幸が高橋弘を3-0の判定で破り、初防衛に成功した。
今回の防衛戦はもともとは山田崇太郎が挑戦するはずだったのだが、美輪明宏の舞台『黒蜥蜴』への出演と重なったため、挑戦者が高橋に変更されたという経緯があった。
濱岸の投げと寝技、高橋の打撃と焦点のはっきりとした試合。ジャッジ三者が50-45のフルマークと結果的には濱岸が圧倒したが、随所で放たれる高橋のパンチを食らい顔面を腫らした濱岸は試合後「毎回こういう試合になってしまう。もっと一本で勝てるように練習を頑張ります」と反省の弁だった。