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アートと対話するひと時「STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ」

2020.09.28Vol.733アート
 草間彌生、李禹煥(リ・ウファン)、宮島達男、村上隆、奈良美智、杉本博司。日本の現代美術界に燦然と輝く、世界が認める6名のスターたち、その初期作品と最近作が集結。現代アートファンはもちろん、「日本の現代美術」入門として現代美術初心者にもおすすめの展覧会。  大型のインスタレーションや迫力の映像など、体感を重視した作品展示もスケール感満点。  奈良美智作品では、初公開を含む初期作品約20点や中期の代表的なインスタレーション《Voyage of the Moon(Resting Moon) / Voyage of the Moon》(2006年)、新作《Miss Moonlight》(2020年)を含む大型肖像絵画、そして奈良本人の多様なコレクションなどを展示。  さらに本展では、充実のアーカイブ展示にも注目を。日本の現代美術の歴史や作家のキャリアについて学ぶ資料展示によって、作家や作品についてさらに理解を深めることができるはず。

【ひめくりワンダホー】テトちゃん(2歳11カ月)

2020.09.28Vol.web Original【犬・猫・ペット】
 このコーナーでは愛犬ポータルサイトワンダホーのフォトコンテストに応募されたかわいい犬の写真を毎日ご紹介。

皇治が天心の言う「格闘技の本質」に同調しつつも「プロスポーツの本質」にも言及【RIZIN.24】

2020.09.28Vol.Web Originalスポーツ
判定決着も那須川が皇治を圧倒 「RIZIN.24」(9月27日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)のメインで那須川天心(TARGET/Cygames)と元K-1ファイターの皇治(TEAM ONE)が対戦し、那須川が3-0の判定で勝利を収めた。  皇治は今年7月にRIZIN参戦を発表。8月のRIZIN横浜2連戦で参戦の挨拶のためリングに上がるとリングサイドで解説を務めていた那須川を強引にリングに呼び出し、対戦を要求。K-1時代と同様、その強引なまでの行動力で那須川天心戦というビッグマッチをもぎ取った。  その8月のリング上での初遭遇からカード発表会見、公開練習と皇治の挑発が続いたこともあり、この日の那須川は入場時から尋常ではない殺気を漂わせ入場。試合前のフェイスオフでも気合満点。  対する皇治はこの日は不気味なまでの静けさを漂わせる。  試合は“倒す男”那須川と“倒れない男”皇治という図式で戦前から語る向きが多かったことから、あおり番組から当日のテレビ中継もこのフレーズが躍った。  試合は実際、那須川の猛攻を浴びた皇治がしのぐ展開に。スピードで勝る那須川に対し、皇治はなかなか攻撃を当てることはできない。その一方、那須川は左ストレート、飛びヒザと倒せてもおかしくない攻撃を何度も当てながらも、皇治からダウンを奪うことはできず、試合は判定で那須川が勝利を収めた。

バンタム級王者・朝倉海が王者の貫禄示す1RKO勝ち【RIZIN.24】

2020.09.28Vol.Web Originalスポーツ
昇侍をカウンターの右ストレートで粉砕  第3代RIZINバンタム級王者の朝倉海(トライフォース赤坂)が「RIZIN.24」(9月27日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ)と対戦し、1R2分37秒、TKO勝ちを収めた。  朝倉は8月の「RIZIN.23」で行われた王座決定戦で扇久保博正を破りバンタム級王座を獲得。今回は王座戴冠後の初試合となる。  対する昇侍は現在、DEEPを主戦場に戦い、かつて試合開始3秒でKO勝ちを記録したこともあるハードパンチャーだ。  1R、朝倉は左インローからスタートし、左ハイキック。昇侍もローを返すが、朝倉は左ロー。そして前蹴りから左ロー。プレッシャーをかける昇侍に右ストレート。昇侍も左ミドルを放っていく。  緊張感のある攻防が続く中、昇侍がロープに詰めて左のフックを放つと、打ち終わりに朝倉は左から右のストレート。昇侍がダウンしたところで朝倉がパウンド。昇侍が逃げて立とうとしたところで左のサッカーボールキックを追撃するとレフェリーが割って入り、試合を止めた。

【写真ギャラリー】GENERATIONSが映画祭レッドカーペットで全員集合!

2020.09.28Vol.Web original国際短編映画祭 SSFF& ASIA
   国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)2020 アワードセレモニーが27日、都内にて行われ、フェスティバルナビゲーターを務めるGENERATIONS from EXILE TRIBEの佐野玲於、関口メンディー、数原龍友、白濱亜嵐、中務裕太、片寄涼太、小森隼人と、EXILE HIROがレッドカーペットを華やかに盛り上げた。

コロナ禍を乗り越えての映画祭開催に海外監督も感謝「SSFF & ASIA2020」グランプリ決定

那須川が判定決着も皇治を圧倒「格闘技の本質を思い出してほしい」【RIZIN.24】

GENERATIONSが映画祭授賞式でナビゲート! 主演オムニバス制作も発表

2020.09.27Vol.Web original映画
 国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)2020 アワードセレモニーが27日、都内にて行われ、フェスティバルナビゲーターを務めるGENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバーたちが登壇。さらに、GENERATIONSが主演を務めるオムニバス映画『昨日より赤く明日より青く-CINEMA FIGHTERS project-』の制作も発表された。  この日のセレモニーでは、GENERATIONSのメンバーがそれぞれ担当した部門をナビゲート。冒頭、オープニングセレモニーにリモートで参加した白濱亜嵐が登壇。映画祭代表・別所哲也とリアルでの再開を喜んだ白濱は「オープニングではリモートで参加させていただきましたが、途中から会場にいるかのような雰囲気でサポートすることができたので、新しい時代が来たなと思いました」と振り返り、「今年の映画祭ではナビゲーターを務めさせていただき、ショートフィルムの素晴らしさを感じました。もっと世界にその素晴らしさが伝わればと思うので、今日のセレモニーを通してショートフィルムの魅力をもっと皆さんに伝えることができれば」と意気込み。「ではスタートです!」という別所と白濱の掛け声でセレモニーがスタートした。

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

GENERATIONS主演「CINEMA FIGHTERS project」第4弾にメンバーがコメント!

2020.09.27Vol.Web original映画
 国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)2020 アワードセレモニーが27日、都内にて行われ、GENERATIONS from EXILE TRIBEが主演を務めるオムニバス映画『昨日より赤く明日より青く-CINEMA FIGHTERS project-』の制作が発表された。  同作は、EXILE HIRO、SSFF & ASIA 代表・別所哲也、作詞家・小竹正人の3人によって打ち出された詩と音楽、映像を一つに融合するプロジェクト「CINEMA FIGHTERS project」の第四弾。  アワードセレモニーでは、GENERATIONSの佐野玲於、関口メンディー、数原龍友、白濱亜嵐、中務裕太、片寄涼太、小森隼人が主演や主題歌で参加する6本のショートフィルムからなる、プロジェクト最新作の制作が発表。各作品の監督、主演らがコメントが解禁された。

RENAが「あと2~3試合でリングから降りようと思ってます」と引退に言及【RIZIN.24】

2020.09.27Vol.Web Originalスポーツ
勝利後のリングで突如の発表  シュートボクシング(SB)世界女子フライ級王者のRENA(SHOOTBOXING/シーザージム)が「RIZIN.24」(9月27日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の試合後、突如、引退について言及した。  RENAはこの日、2020年初戦に臨み、富松恵美(パラエストラ松戸)と対戦した。  富松は日本の女子格闘技の黎明期から第一線で活躍するベテラン。柔術をベースとするグラップラーで2014年にはDEEP JEWELSストロー級暫定王座を獲得している。  打撃とRENAと寝技の富松という図式となった試合は1Rはともに相手の出方をうかがう展開となる。RENAがプレッシャーをかけてコーナーに富松を詰めるが、富松はスキを突いて組み付いてパンチを許さない。  残り15秒でRENAのパンチが富松の顔面を襲うが深追いはせず。

初出場の大原樹里が矢地と壮絶な削り合いの末、判定勝ち【RIZIN.24】

2020.09.27Vol.Web Originalスポーツ
矢地が志願の第1試合出場 「RIZIN.24」(9月27日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で矢地祐介(KRAZY BEE)が第1試合で大原樹里(KIBAマーシャルアーツクラブ)と対戦した。  矢地は昨年末の「BELLATOR JAPAN」で上迫博仁を破り長いスランプから脱出。しかしメインを任された8月の「RIZIN.22 – STARTING OVER -」でホベルト・サトシ・ソウザに1RでTKO負けを喫し、今回は志願の第1試合出場となった。  対する大原は約10年のプロキャリアで47試合を戦う鉄人ファイター。今回がRIZIN初出場となる。  試合は1Rから打ち合いを展開。矢地は左ハイ、そして左ストレートをクリーンヒットさせる。しかし大原は右ストレートで矢地がしりもち。 矢地は大原の蹴り足をつかんでグラウンドへ持ち込もうとするが、大原は許さない。それでも矢地がミドルキックをキャッチしてテイクダウンに成功するが、大原はすぐに立ち上がる。

田中みな実が“最も美しい人”に決定!「 授賞式にはケアして臨みたい」美容雑誌のアワードで

2020.09.27Vol.Web Originalエンタメ
 田中みな実が、美容雑誌『VOCE(ヴォーチェ)』(講談社)の『VOCE BEST COSMETICS AWARDS 2020』の特別賞「2020年 “最も美しい人”」に選出された。受賞理由は、「豊富な美容知識とたゆまぬ努力で、内外からの輝く 美しさをVOCE誌で表現し、読者から圧倒的な支持を獲得した」こと。  受賞発表は、27日に、田中が行っていた同雑誌でのインスタライブ内でサプライズで行われた。「みんなを励まして、美容ゴコロを盛り上げてくれた人は(田中以外に)いない」と編集部の満場一致で決まったと伝えられると、田中は「うれしいー」と大喜び。「すごいびっくり。名誉なことです。表彰をしていただくって、いくつになってもすごいうれしいこと。社会人になってからプレゼンターになることはあっても表彰をしていただくことはあまりないので、めちゃくちゃうれしいです。美しい人……その名に恥じないように。12月に授賞式があるので、それまでに保湿いっぱい頑張って、たくさんケアをしてその日を迎えたいと思います」と、話した。  サプライズ発表のあったインスタライブは、同誌のインスタアカウントで、28日19時ぐらいまで見ることができる。  現在発売中の『VOCE』最新号では表紙に登場。“触れる”をキーワードに、田中プロデュースで企画を展開している。  授賞式は12月にオンラインで開催予定で、田中も出演する。 『VOCE BEST COSMETICS AWARDS』は、美容雑誌の「VOCE」が主催するアワードで、ヘアメイクアップアーティスト、美容ジャーナリスト、医師、VOCE編集部員からなる50名以上のビューティスト審査員 が、その年に発売したすべてのコスメから優秀なコスメを選出するもの。
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日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

田中みな実が“最も美しい人”に決定!「 授賞式にはケアして臨みたい」美容雑誌のアワードで

2020.09.27Vol.Web Originalエンタメ
 田中みな実が、美容雑誌『VOCE(ヴォーチェ)』(講談社)の『VOCE BEST COSMETICS AWARDS 2020』の特別賞「2020年 “最も美しい人”」に選出された。受賞理由は、「豊富な美容知識とたゆまぬ努力で、内外からの輝く 美しさをVOCE誌で表現し、読者から圧倒的な支持を獲得した」こと。  受賞発表は、27日に、田中が行っていた同雑誌でのインスタライブ内でサプライズで行われた。「みんなを励まして、美容ゴコロを盛り上げてくれた人は(田中以外に)いない」と編集部の満場一致で決まったと伝えられると、田中は「うれしいー」と大喜び。「すごいびっくり。名誉なことです。表彰をしていただくって、いくつになってもすごいうれしいこと。社会人になってからプレゼンターになることはあっても表彰をしていただくことはあまりないので、めちゃくちゃうれしいです。美しい人……その名に恥じないように。12月に授賞式があるので、それまでに保湿いっぱい頑張って、たくさんケアをしてその日を迎えたいと思います」と、話した。  サプライズ発表のあったインスタライブは、同誌のインスタアカウントで、28日19時ぐらいまで見ることができる。  現在発売中の『VOCE』最新号では表紙に登場。“触れる”をキーワードに、田中プロデュースで企画を展開している。  授賞式は12月にオンラインで開催予定で、田中も出演する。 『VOCE BEST COSMETICS AWARDS』は、美容雑誌の「VOCE」が主催するアワードで、ヘアメイクアップアーティスト、美容ジャーナリスト、医師、VOCE編集部員からなる50名以上のビューティスト審査員 が、その年に発売したすべてのコスメから優秀なコスメを選出するもの。

元貴ノ富士ことスダリオ剛がMMAデビュー戦でTKO勝ち【RIZIN.24】

2020.09.27Vol. Web Originalスポーツ
プロレスラーのディラン・ジェイムスと対戦 「RIZIN.24」(9月27日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で大相撲の元十両・貴ノ富士ことスダリオ剛(フリー)が総合格闘技(MMA)デビュー戦でプロレスラーのディラン・ジェイムス(ランズエンドプロレスリング)と対戦し、TKO勝ちを収めた。  スダリオは2度にわたる付け人への暴行問題で2019年に大相撲を引退。その後、総合格闘技転向を見据え、エンセン井上に師事、そこで研鑽を積み今回のRIZIN出場となった。  スダリオはゴングと同時にダッシュすると飛び蹴りから張り手を見舞っていく。そこから殴り合いとなるが、レスリングの経験のあるジェイムスは両足タックルにいくが、スダリオは倒れない。体勢を入れ替え、逆にロープに押し込んでいくスダリオ。

三代目J SOUL BROTHERS、ベストライブで『『LIVE×ONLINE 』第2弾を締めくくり

2020.09.27Vol.Web Originalライブリポート
 LDHの新たなライブエンタテインメントとして開催されてきた有料配信ライブ『LIVE×ONLINE IMAGINATION』が26日、最終日を迎え、三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE(以下、三代目JSB)が登場した。  初日19日から、出演するグループごとに独自のテーマやコンセプトを掲げ、工夫を凝らしてライブをてン介してきたで、三代目JSBが選んだのは「ベストライブ」。11月10日に10周年のアニバーサリーを控えて、新旧の楽曲をパフォーマンスすることはもちろん、デビューから今までのライブツアーの映像を盛り込みながらステージと展開した。

自分らしく前向きに生きるヒントは?長谷川理恵や畑野ひろ子ら輝く女性たちの6つのストーリー

Withコロナ時代を生き抜く生物学の書『これからの時代を生き抜くための生物学入門』

2020.09.27Vol.733【TOKYO HEADLINEの本棚】
 NHK「クローズアップ現代」やフジテレビ系「全力!脱力タイムズ」の有識者「全力解説員」で知られる生態学者の五箇公一。学者らしからぬ黒ずくめの服装とサングラス姿を覚えている人も多いのではないか。  本書は、五箇が語った生物学や進化の話を口述筆記の形でまとめた初めての著書だという。当初は大人向けに「性」の話を中心に書き起こす予定だったが、制作中に話が広がり、生物学の見地から見た人間という生物の特異性や未来予測までが縦横無尽に語られている。まえがきで本人が〈科学的な妥当性が必ずしも十分ではない解説や表現が混じっているであろうことも正直否定はしません〉と正直に記しているが、その分エンターテインメント性があり生物学に興味を持つには十分。最終章では五箇自身の生態に迫りつつ(?)、研究者としての歩みにも触れられている。  図らずも時はコロナ禍。先行きの見えない不安やSNSでの誹謗中傷……何かと問題の多い人間だが、今こそ本書から生物の多様性を学ぶべきだろう。

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