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「井上陽水 コンサート2017 “Good Luck! “」が4月からスタート!

2017.02.27Vol.685音楽
 1970年代から、日本の音楽シーンを走り続けているシンガーソングライター・井上陽水。『夢の中へ』『傘がない』『いっそセレナーデ』など、数多くの名曲を生み出している日本を代表するシンガーソングライターだが、今なお絶大な人気を誇っている。そんな井上が、4月からコンサートツアー「井上陽水 コンサート2017 “Good Luck!”」を全国20カ所で行う。2016年に行われた「井上陽水 コンサート2016秋『UNITED COVER 2』」では『黄昏のビギン』などのカバー曲や、『氷の世界』のような自身の代表曲など、幅広い名曲を20曲程度演奏する充実の内容で、ファンを喜ばせた。また、コンサートでのMCの面白さにも定評があり、トークもその魅力のひとつとなっている。果たして今回は、一体どのような名曲を演奏してくれるのか。期待が高まるコンサートになりそうだ。

GD大賞に嵐「Happyをお届けできるように頑張る」

2017.02.27Vol.685エンタメ
 人気グループの嵐が、日本ゴールドディスク大賞の「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を受賞したことが分かった。27日、一般財団法人日本レコード協会が発表した。邦楽部門での受賞で、洋楽部門ではアリアナ・グランデが初受賞となった。  嵐は、「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」のほか、アルバム『Are You Happy?』で「ベスト5アルバム」、『ARASHI LIVE TOUR 2015 Japonism』と『ARASHI BLAST in Miyagi』の両作品で「ベスト・ミュージック・ビデオ」を受賞。最多4冠だった。嵐のメンバーは「今年も作品やメディア、ステージを通じてたくさんのHappyをお届けできるように頑張ります!!」とコメントを寄せた。 「ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」の邦楽部門では、欅坂 46が受賞した。  日本ゴールドディスク大賞は、レコード産業の発展に貢献したアーテイストやその作品を選び、表彰するもの。CD、音楽ビデオなどの正味売上実績と有料音楽配信の売上実績が選考基準となっている。

ココロ揺らせ、カラダ揺らせ。『Drunk』 THUNDERCAT

2017.02.27Vol.685カルチャー
 米出身のベーシストで音楽プロデューサー、自身がアーティストとしても積極的に活動するサンダーキャットの最新作。近年ブラックミュージックが盛り上がりを見せるなかで、ケンドリック・ラマーやカマシ・ワシントンといった顔になってきたアーティストとの仕事で成功を収めるなど、今や現在の音楽シーンにおいて欠かせない存在だ。本作は彼のジャンルを軽々と横断する音楽性、ポップさとそうじゃない要素とのバランスによって、一曲のつもりがもう一曲と聞き続けてしまう作品だ。ジャケットインパクトに負けず、ポチるなりレジに向かうなりすべき。 [DANCE ALBUM]Brainfeeder/Beat Records 発売中 2200円(税込)

編集部オススメMOVIE『素晴らしきかな、人生』

2017.02.27Vol.685映画
 ニューヨークの広告代理店で成功を収めていたハワードだったが最愛の人を失った喪失感によりプライベートにも仕事にも意欲を失くしてしまう。そんなある日、ハワードの前に3人の奇妙な舞台俳優が現れる。

舞台『親愛ならざる人へ』で異色の組み合わせ実現—— 奥菜恵×丸尾丸一郎

2017.02.27Vol.685インタビュー
 劇団鹿殺しの作家である丸尾丸一郎の脚本・演出による新作舞台OFFICE SHIKA PRODUCE『親愛ならざる人へ』が3月2日から上演される。  OFFICE SHIKA PRODUCEはこれまで劇団の本公演とはちょっと毛色の違った作品を手掛けてきた。それに伴いキャストも普段では見られない、あっと驚くものが多かった。  VOL.1(2014年1月)では歌手・絵本作家・アーティストであるCoccoを主演に迎え、VOL.2(2014年8月)では鳥肌実、森下くるみ、ISOPPといった異ジャンルから大胆にキャスティング、VOL.3(2015年8月)では鳥越裕貴、小澤亮太といった若手俳優を起用した。  本作は2014年にNHKラジオドラマ「劇ラヂ!ライブ2014」に書き下ろした作品を舞台化するもの。主演に女優・奥菜恵を迎え、丸尾としては初めてのコメディーに挑む。奥菜が演じるのは33歳厄年の花嫁役。  まず意外にも思える2人の接点とは? 丸尾「いつか出ていただきたいと思っていて、以前、何度かラブコールをしたことがあるんです。タイミングが合わなくてなかなか実現しなかった。今回、この作品をやるにあたって、“主人公の本宮華を誰にやってもらおう…”とすごく考えました。華は口汚い言葉を素直に吐く。そのたたずまいが女性を勇気づけるようでありながら、“正直に生きていいんだ”ということを感じさせる人。お客さんをいい意味で裏切りたいのでそういう印象ではない人、ということで考えていたら奥菜さんの顔が浮かびました。それですぐにオファーさせていただきました」  もともと出演作を見てファンだった? 「奥菜さんには一度、劇団鹿殺しの本公演の推薦文を書いていただいたことがあったんです。あれはなんで書いてもらえたんだろう? 別にそれまでに親しくさせていただいていたわけでもないのに。楽屋でご挨拶くらいはさせていただいていたのかな…」 奥菜「私は何度か舞台を拝見させていただいていました」 丸尾「なぜ劇団鹿殺しを見ていただいていたんですか?」 奥菜「周りからすごく劇団鹿殺しの名前は聞いていたんです。それで“これは一度見ないと”と思って『岸家の夏』(2011年、青山円形劇場)という作品を見たのが最初でした」  では今回オファーが来た時の感想は? 奥菜「私でいいんですか?という感じでした」 丸尾「僕たちはOKしていただいて小躍りしましたよ(笑)。すぐにビジュアルのイメージとか公演の全体像が浮かびました。これは作・演出家というよりは、主催者としてのイメージなんですが、奥菜さんがぽんと頭にいるだけで、作品がまとまるということがはっきりした。そして、劇団ではなかなかできないことがしっかりやれると思いました」 もう成功したも同然みたいな。 丸尾「はい。まだ脚本は出来上がっていなかったんですが、奥菜さんを頭に置いて書き進めることで、舞台の使い方も含めたイメージがまとまっていきました」  稽古場でのお互いの印象は? 奥菜「けっこう激しい…激しいというと変ですね(笑)。愛のむちという感じで、こういう環境でお芝居ができる皆さんがうらやましくなっちゃいました。ちゃんとビシバシ言ってくれる演出家がいて、そういう環境でもまれる。こういう稽古場にいられるだけでも刺激を受けるし、身の引き締まる思いです(笑)」  稽古場で罵倒はされたりは? 奥菜「まだされてないですけど(笑)。これからかも(笑)」 丸尾「奥菜さんは求心力がすごいんです。まず、見てしまう。それは外見のことではなくて。吸い込まれてしまう力というのかな。どうしても劇団鹿殺しの劇団員たちは発散するのが得意で外に外に出していくんですが、奥菜さんは内に秘めていくものがあるから、物語がすごく入って来る。もうひとつすごいのは、演技において嘘をつかないということ。自分が分かっていないところで“こんな感じなんでしょ”といった分かったふりをしない。だから“いま感情の流れがはっきりしていないんだな”ということが分かる。本当に嘘がつけない人なんだなということが分かるから話しやすい。それは普段ではもちろんですが、今回の物語では、華には思ったことをしっかりと言ってほしいということもあって、特に重要なことなんです。そこはごまかしてほしくない。役者って下心がいっぱいあるんです。目立ってやろうとか、こう見えているかしら?といった邪念も入るものなんですが、奥菜さんはシンプルに物語に取り組んでくれているのでやっていてすごく楽しいし、みんなにも見習ってほしいと思います」  稽古場では丸尾のきめ細かい演出に真剣な眼差しで聞き入る奥菜の姿が印象的。 奥菜「演出がものすごく丁寧で、そして情熱を持たれていますよね。ビジョンが明確だから、私が悩んでいることも相談しやすいし(笑)、話も聞いてもらえるので、とてもやりやすいんです」  奥菜は約2年ぶりの舞台出演。ちなみに舞台に関してはどういう距離感? 奥菜「舞台は一番好きで、一番やりたいと思っているんです」 丸尾「ちょうどいいタイミングで良かった(笑)」 奥菜「楽しい、と言っていいのかな? この稽古場でさらに喜びとか楽しさといった魅力を教えていただけたかなと思います」 丸尾「奥菜さんは舞台はもっとやったほうがいい。以前、KERAさんの作品で青山円形劇場でやられていたんですが、ああいった形状の舞台は絶対に合うと思います」  丸尾は客演の役者や舞台経験の浅い役者の今まで見たことのない魅力をうまく引き出し、そして舞台を好きにして帰すといった印象がある。 丸尾「得してもらいたいという気持ちはあります。僕の作品に出演して、損してほしくはない。楽しかった思い出であってほしいし、お客さんにとってはこの女優さんの新たな面が見えたとか、そういうものを持ち帰ってほしいという気持ちはあります。今回の作品については、女性たちに“どうやって生きていってもいいんだ”ということを感じてほしいし、少しでも周りにいる家族とか友達なんかと、ちゃんと付き合っていかなきゃと思うような後味を残せるお芝居にしたい。でも芝居は笑って泣けるという、日常生活の楽しくないところを補うものでありたいと思っていて、そういったお芝居をしっかり作るので、ぜひ楽しんでいただきたいです」 奥菜「きれいにまとめましたね(笑)。私は不条理劇がずっと続いていて(笑)、幽霊みたいなというか、きっと皆さんが“どこ向いて喋ってるんだよ”って言いたくなるような抽象的な役がずっと続いていたので、今回は誰かとコミュニケーションを取っている時間が本当に楽しいんです。そこを丁寧に、惰性にならずに一生懸命やりたいと思います」  公演は3月12日まで。

鬼才パク・チャヌクが描く、官能ニッポン『お嬢さん』

【徹底討論】東京五輪きっかけで変わる東京 そこまで必要? 「屋内全面禁煙化」

暴走柔術 平 信一【格闘家イケメンファイル Vol.67】

2017.02.27Vol.685格闘家イケメンファイル
 ベルトを肩にかけてさっそうと取材場所に来た平信一。ZSTを主戦場に戦うファイターで、現・ZSTライト級チャンピオンだ。 「このベルトは昨年の11月の大会で取りました。その日は、第2代ZSTライト級チャンピオンを決めるトーナメントの決勝で、藤巻選手に勝ち、ベルトを取りました。藤巻選手とは2度目の対戦でしたが、1度目は負けているので、見ている人はみんな僕が勝つとは思っていなかったと思います。その証拠に会場がすごい盛り上がってましたから。勝った時はいっぱいいっぱいでしたが、結果を残せたことで、お世話になった人や協力してくれた人たちに恩返しができたと思って、その瞬間はうれしかったですね」  格闘技を始めたのは、意外と遅い。 「キャリアは10年弱なので、結構ベテランですが、始めたのは大学を卒業した22〜23歳です。大学でラグビーをやっていたんですが、卒業後はちょっと無理かなって。社会人とかも考えましたが、みんな体が大きかったし、自分はダメだと思いあきらめました。趣味の集まりでラグビーを続ける道もあったと思いますが、格闘技もラグビーも遊びではできない。どちらも激しいコンタクトの競技なので、気持ちを入れてやらないと怪我をしますから。ただ、大学を出てちょっと体を動かしたいなという気持ちはあったので、ラグビーをやっていた頃のトレーナーの人に紹介してもらい、現在も所属するジムに通う事になりました」  柔術メインの道場に入ったが、壁にぶつかる。 「自分はラグビーもやっていましたし、フィジカルのパワーには自信があり、絶対に勝てるだろうと思っていたんですが、まったく通用しなかった。だから全然楽しくなくて。つくづく、パワーではなく、テクニックが大事だという事を思い知らされました。勝てないからつまらなかったけど、続けたのは負けず嫌いだったから。勝てると思ったのにコロコロやられて悔しくて。逆にそれでやりがいを感じたのかも知れません。ただ、その頃はまだ遊び感覚で、プロを意識したのはもっと後。なんか、本気のパンチを食らいたくなったんですよね。だから、本気の殴り合いを1回体験してみようと思い、アマチュアの試合に出たんです。結果? もちろんやられました。パンチをもらってびびっちゃって。それでまた悔しくなって続けちゃった。それが自分の格闘技人生の始まりじゃないですかね」  お客さんを楽しませる事を常に考え、リングの上でパフォーマンスをしている。 「普通じゃダメだから、普通じゃない事をやろうと思い編み出したのが、プロレスの技を繰り出すこと。プロレスは派手な技が多いので、投げてみるとか。これがね、盛り上がるんですよ。普通は逆転されるリスクもあるからやらないんですけど、とりあえずやってみる。自分の中では投げに行ったことが勝ちみたいな感じです。実際、投げた後に負けた事何度もありますし。でも、それでお客さんが喜んでくれるならって。あとは入場でセコンドを投げるとか。他の選手は疲れるからそんな事しませんが僕はやる。最近やっているのが、ボブ・サップと対戦したいアピール。今年はボブ・サップと戦う事を目標にやっています。今度の試合もボブ・サップにアピールするためにやる。僕が強くて面白いところを見せられたら、ボブ・サップも気にしてくれるんじゃないかと思って。対戦できたら、ぜひボブ・サップを投げてみたいですね。いとも簡単に。絶対に会場はわくと思います」  目の前の事を1つずつクリアするだけと言う。 「ずっと先の目標というのがないんです。以前、膝の怪我をして1年欠場していたんですけど、その時は復帰して1年で結果残したいなと思っていた。その気持ちだけでやってきて、ベルトが取れてまた目標がなくなった。それでまたボブ・サップと対戦という目標をかかげ、1年で叶えるというのが今の目標になっています。1年単位の目の前の目標じゃないと本気を出せないというか、1個の事しかできないので」  戦いの目標は1つずつクリアしていくタイプだが、人生の目標は…。 「ケーキが好きだからパティシエになりたい。その夢を叶えるため、今は店で修行しています。将来は横浜で店を持ちたいですね。店の名前? もちろん、ボブ・サップです。『パティスリー ボブ・サップ』いい名前じゃないですか」

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

藤井美菜「またこういう作品に出会いたい」

2017.02.27Vol.685エンタメ
 日本と韓国を行き来して活動、韓国で爆発的人気を誇る女優・藤井美菜。3月4日公開の、直木賞作家・乃南アサのベストセラー小説を映画化した「しゃぼん玉」にヒロインとして出演する。 「今回、原作を読んでオーディションを受け、出演が決まりました。最近のCG技術でとても豪華な映画も多い中、この作品は人と自然で成り立っています。そんな現場に実際身を置いたらどんな事が得られるのか、またどんな自分がさらけ出せるのか試してみたく、オーディションに臨みました。ある意味挑戦でしたが、デビューして10年目にそんな作品に出会えたのはとても幸せな事だと思います」  物語は、親に捨てられ通り魔や強盗傷害を繰り返す伊豆見(林遣都)が、逃亡先で出会った老婆(市原悦子)らとの触れ合いにより、徐々に感情を取り戻していくというもの。逃亡先は、日本三大秘境のひとつといわれている宮崎県椎葉村。見事な自然の風景が印象的だ。 「雲海なども見られ、天空の世界のようなところでした。秘境という名にふさわしい美しくも荘厳な景色を映像でお楽しみいただけるのではないでしょうか。自然も素晴らしかったのですが、村の人たちがとても優しかったです。見知らぬ私にも気さくに話かけて下さり、田舎ならではの温かさをかみしめながら撮影に挑みました。また、撮影中は民宿に泊ったんですが、ご飯の時にキャストやスタッフと家族のように食卓を囲んだのもいい思い出です。また、家庭料理のような素朴なメニューと味で栄養バランスも良く、体が喜んでいる事が実感でき、とてもありがたかったです」  今回の映画の見どころについて 「私自身、この作品が大好きなので、出演できて本当に光栄です。またこのような作品に出会いたいですし、そのために自分の武器をもっと見つけていきたい。映画を見た人が、“田舎に帰ってみようかな”“おばあちゃんに会いたくなったな”って思ってもらえたらうれしいですね」

鬼才パク・チャヌクが描く、官能ニッポン『お嬢さん』

2017.02.27Vol.685インタビュー
『オールド・ボーイ』でカンヌを制したパク・チャヌク監督の最新作はかつてないほど美しく官能的なミステリー!“このミステリーがすごい!”で第1位を獲得したサラ・ウォーターズの『荊の城』を原作に、舞台を日本統治時代の朝鮮に移し替え、豪奢なお屋敷で繰り広げられる愛と欲にまみれた駆け引きを倒錯感たっぷりに綴る。 「原作を読んで面白いと思ったのが登場人物がみな“お芝居”をしているということ。お嬢さんとメイドが関係を持つベッドシーンでさえ駆け引きの場なんです」。これまでにも原作を巧みに自分の世界観に昇華させてきたチャヌク。「私としては原作ファンに裏切られたという思いは抱かせないようにしながら自分の世界観を映像化しようと頑張っています。今回は西洋と日本の文化が混在していたあの独特の美が、この物語にぴったりだと思ったんです」  主な登場人物は世間知らずの日本人の令嬢・秀子、詐欺師の男、詐欺師にメイドとして送り込まれた少女・スッキ、秀子に異常な執着を持つ資産家の4人の男女。韓国人俳優が日本語の長セリフもすべて演じ切った。 「大変だったと思います(笑)。日本の皆さんは発音に違和感を感じるとは思いますが、そこは温かい目で見ていただけるとうれしいですね。とくに女優たちは過激なシーンもありましたしね」  そこには監督のこんな思いが込められていた。 「あの官能は彼女たちのためのものであって、男たちのためのものではない。解放されていく女性たちの姿を描いたものなんです。なので私自身がまず男の目線を持たないよう気を付けていました(笑)」

奥菜恵主演の舞台『親愛ならざる人へ』3月2日開幕

2017.02.27Vol.685インタビュー
 劇団鹿殺しの作家である丸尾丸一郎の脚本・演出による新作舞台OFFICE SHIKA PRODUCE『親愛ならざる人へ』が3月2日から上演される。  OFFICE SHIKA PRODUCEはこれまで劇団の本公演とはちょっと毛色の違った作品を手掛けてきた。それに伴いキャストも普段では見られない、あっと驚くものが多かった。  VOL.1(2014年1月)では歌手・絵本作家・アーティストであるCoccoを主演に迎え、VOL.2(2014年8月)では鳥肌実、森下くるみ、ISOPPといった異ジャンルから大胆にキャスティング、VOL.3(2015年8月)では鳥越裕貴、小澤亮太といった若手俳優を起用した。  本作は2014年にNHKラジオドラマ「劇ラヂ!ライブ2014」に書き下ろした作品を舞台化するもの。主演に女優・奥菜恵を迎え、丸尾としては初めてのコメディーに挑む。奥菜が演じるのは33歳厄年の花嫁役。  まず意外にも思える2人の接点とは? 丸尾「いつか出ていただきたいと思っていて、以前、何度かラブコールをしたことがあるんです。タイミングが合わなくてなかなか実現しなかった。今回、この作品をやるにあたって、“主人公の本宮華を誰にやってもらおう…”とすごく考えました。華は口汚い言葉を素直に吐く。そのたたずまいが女性を勇気づけるようでありながら、“正直に生きていいんだ”ということを感じさせる人。お客さんをいい意味で裏切りたいのでそういう印象ではない人、ということで考えていたら奥菜さんの顔が浮かびました。それですぐにオファーさせていただきました」  もともと出演作を見てファンだった? 「奥菜さんには一度、劇団鹿殺しの本公演の推薦文を書いていただいたことがあったんです。あれはなんで書いてもらえたんだろう? 別にそれまでに親しくさせていただいていたわけでもないのに。楽屋でご挨拶くらいはさせていただいていたのかな…」 奥菜「私は何度か舞台を拝見させていただいていました」 丸尾「なぜ劇団鹿殺しを見ていただいていたんですか?」 奥菜「周りからすごく劇団鹿殺しの名前は聞いていたんです。それで“これは一度見ないと”と思って『岸家の夏』(2011年、青山円形劇場)という作品を見たのが最初でした」  では今回オファーが来た時の感想は? 奥菜「私でいいんですか?という感じでした」 丸尾「僕たちはOKしていただいて小躍りしましたよ(笑)。すぐにビジュアルのイメージとか公演の全体像が浮かびました。これは作・演出家というよりは、主催者としてのイメージなんですが、奥菜さんがぽんと頭にいるだけで、作品がまとまるということがはっきりした。そして、劇団ではなかなかできないことがしっかりやれると思いました」  もう成功したも同然みたいな。 丸尾「はい。まだ脚本は出来上がっていなかったんですが、奥菜さんを頭に置いて書き進めることで、舞台の使い方も含めたイメージがまとまっていきました」  稽古場でのお互いの印象は? 奥菜「けっこう激しい…激しいというと変ですね(笑)。愛のむちという感じで、こういう環境でお芝居ができる皆さんがうらやましくなっちゃいました。ちゃんとビシバシ言ってくれる演出家がいて、そういう環境でもまれる。こういう稽古場にいられるだけでも刺激を受けるし、身の引き締まる思いです(笑)」  稽古場で罵倒はされたりは? 奥菜「まだされてないですけど(笑)。これからかも(笑)」 丸尾「奥菜さんは求心力がすごいんです。まず、見てしまう。それは外見のことではなくて。吸い込まれてしまう力というのかな。どうしても劇団鹿殺しの劇団員たちは発散するのが得意で外に外に出していくんですが、奥菜さんは内に秘めていくものがあるから、物語がすごく入って来る。もうひとつすごいのは、演技において嘘をつかないということ。自分が分かっていないところで“こんな感じなんでしょ”といった分かったふりをしない。だから“いま感情の流れがはっきりしていないんだな”ということが分かる。本当に嘘がつけない人なんだなということが分かるから話しやすい。それは普段ではもちろんですが、今回の物語では、華には思ったことをしっかりと言ってほしいということもあって、特に重要なことなんです。そこはごまかしてほしくない。役者って下心がいっぱいあるんです。目立ってやろうとか、こう見えているかしら?といった邪念も入るものなんですが、奥菜さんはシンプルに物語に取り組んでくれているのでやっていてすごく楽しいし、みんなにも見習ってほしいと思います」  稽古場では丸尾のきめ細かい演出に真剣な眼差しで聞き入る奥菜の姿が印象的。 奥菜「演出がものすごく丁寧で、そして情熱を持たれていますよね。ビジョンが明確だから、私が悩んでいることも相談しやすいし(笑)、話も聞いてもらえるので、とてもやりやすいんです」  奥菜は約2年ぶりの舞台出演。ちなみに舞台に関してはどういう距離感? 奥菜「舞台は一番好きで、一番やりたいと思っているんです」 丸尾「ちょうどいいタイミングで良かった(笑)」 奥菜「楽しい、と言っていいのかな? この稽古場でさらに喜びとか楽しさといった魅力を教えていただけたかなと思います」 丸尾「奥菜さんは舞台はもっとやったほうがいい。以前、KERAさんの作品で青山円形劇場でやられていたんですが、ああいった形状の舞台は絶対に合うと思います」  丸尾は客演の役者や舞台経験の浅い役者の今まで見たことのない魅力をうまく引き出し、そして舞台を好きにして帰すといった印象がある。 丸尾「得してもらいたいという気持ちはあります。僕の作品に出演して、損してほしくはない。楽しかった思い出であってほしいし、お客さんにとってはこの女優さんの新たな面が見えたとか、そういうものを持ち帰ってほしいという気持ちはあります。今回の作品については、女性たちに“どうやって生きていってもいいんだ”ということを感じてほしいし、少しでも周りにいる家族とか友達なんかと、ちゃんと付き合っていかなきゃと思うような後味を残せるお芝居にしたい。でも芝居は笑って泣けるという、日常生活の楽しくないところを補うものでありたいと思っていて、そういったお芝居をしっかり作るので、ぜひ楽しんでいただきたいです」 奥菜「きれいにまとめましたね(笑)。私は不条理劇がずっと続いていて(笑)、幽霊みたいなというか、きっと皆さんが“どこ向いて喋ってるんだよ”って言いたくなるような抽象的な役がずっと続いていたので、今回は誰かとコミュニケーションを取っている時間が本当に楽しいんです。そこを丁寧に、惰性にならずに一生懸命やりたいと思います」  公演は3月12日まで。

藤井美菜「またこういう作品に出会いたい」

2017.02.27Vol.685インタビュー
 日本と韓国を行き来して活動、韓国で爆発的人気を誇る女優・藤井美菜。3月4日公開の、直木賞作家・乃南アサのベストセラー小説を映画化した「しゃぼん玉」にヒロインとして出演する。 「今回、原作を読んでオーディションを受け、出演が決まりました。最近のCG技術でとても豪華な映画も多い中、この作品は人と自然で成り立っています。そんな現場に実際身を置いたらどんな事が得られるのか、またどんな自分がさらけ出せるのか試してみたく、オーディションに臨みました。ある意味挑戦でしたが、デビューして10年目にそんな作品に出会えたのはとても幸せな事だと思います」  物語は、親に捨てられ通り魔や強盗傷害を繰り返す伊豆見(林遣都)が、逃亡先で出会った老婆(市原悦子)らとの触れ合いにより、徐々に感情を取り戻していくというもの。逃亡先は、日本三大秘境のひとつといわれている宮崎県椎葉村。見事な自然の風景が印象的だ。 「雲海なども見られ、天空の世界のようなところでした。秘境という名にふさわしい美しくも荘厳な景色を映像でお楽しみいただけるのではないでしょうか。自然も素晴らしかったのですが、村の人たちがとても優しかったです。見知らぬ私にも気さくに話かけて下さり、田舎ならではの温かさをかみしめながら撮影に挑みました。また、撮影中は民宿に泊ったんですが、ご飯の時にキャストやスタッフと家族のように食卓を囲んだのもいい思い出です。また、家庭料理のような素朴なメニューと味で栄養バランスも良く、体が喜んでいる事が実感でき、とてもありがたかったです」  今回の映画の見どころについて 「私自身、この作品が大好きなので、出演できて本当に光栄です。またこのような作品に出会いたいですし、そのために自分の武器をもっと見つけていきたい。映画を見た人が、“田舎に帰ってみようかな”“おばあちゃんに会いたくなったな”って思ってもらえたらうれしいですね」
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日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

藤井美菜「またこういう作品に出会いたい」

2017.02.27Vol.685インタビュー
 日本と韓国を行き来して活動、韓国で爆発的人気を誇る女優・藤井美菜。3月4日公開の、直木賞作家・乃南アサのベストセラー小説を映画化した「しゃぼん玉」にヒロインとして出演する。 「今回、原作を読んでオーディションを受け、出演が決まりました。最近のCG技術でとても豪華な映画も多い中、この作品は人と自然で成り立っています。そんな現場に実際身を置いたらどんな事が得られるのか、またどんな自分がさらけ出せるのか試してみたく、オーディションに臨みました。ある意味挑戦でしたが、デビューして10年目にそんな作品に出会えたのはとても幸せな事だと思います」  物語は、親に捨てられ通り魔や強盗傷害を繰り返す伊豆見(林遣都)が、逃亡先で出会った老婆(市原悦子)らとの触れ合いにより、徐々に感情を取り戻していくというもの。逃亡先は、日本三大秘境のひとつといわれている宮崎県椎葉村。見事な自然の風景が印象的だ。 「雲海なども見られ、天空の世界のようなところでした。秘境という名にふさわしい美しくも荘厳な景色を映像でお楽しみいただけるのではないでしょうか。自然も素晴らしかったのですが、村の人たちがとても優しかったです。見知らぬ私にも気さくに話かけて下さり、田舎ならではの温かさをかみしめながら撮影に挑みました。また、撮影中は民宿に泊ったんですが、ご飯の時にキャストやスタッフと家族のように食卓を囲んだのもいい思い出です。また、家庭料理のような素朴なメニューと味で栄養バランスも良く、体が喜んでいる事が実感でき、とてもありがたかったです」  今回の映画の見どころについて 「私自身、この作品が大好きなので、出演できて本当に光栄です。またこのような作品に出会いたいですし、そのために自分の武器をもっと見つけていきたい。映画を見た人が、“田舎に帰ってみようかな”“おばあちゃんに会いたくなったな”って思ってもらえたらうれしいですね」

E-girls Ayaさんの母校で夢の課外授業

2017.02.27Vol.685【夢の課外授業】
ラジオで日本を元気にする番組『JAPAN MOVE UP supported by TOKYO HEADLINE』 毎週土曜日21時30分〜 TOKYO FMで放送中!

寒いんだか、暖かいんだか。 ーー黒谷友香の『友香の素』vol.172

2017.02.27Vol.685黒谷友香「友香の素」
 早いもので、もう2月も後半となりました。この原稿を書いている今日は、春一番が吹いて気温も関東は20度を超えて4月並みの気温を観測。4月って! 桜が咲く気温ですよ。でもまた冬の寒さに戻るそう。寒いんだか暖かいんだか、毎日の寒暖差にびっくりです。  そういえば、私の大事なチューリップ、ヒヤシンス、ムスカリちゃんたちは、この気候に土の中で困ってはいないだろうか…。球根類が育つには冬の寒さにあたることが大事なのです。2016年の3月に咲いたチューリップは、なんと、茎の長さが10センチあまりで、その上に普段と変わらない可憐な花が咲きました。茎と花のバランスがすごいことになってたけど、それも可愛かった。なぜ茎が伸びなかったかというと、球根を植えた2015年の冬が暖冬だったからかと思われます。今年、2017年は茎の長いチューリップが見たいなあ。チューリップの背の高さは、30〜40センチくらい。すでに植えてある他のハーブとのバランスも考えて、チューリップが映えるようにガーデンをデザインしているのだが。高さ10センチくらいのビオラとチューリップの取り合わせが素敵になる寄せ植えのプランターも作ってあるんだけどな。2016年秋に植えた球根は257個。ヒヤシンス、ムスカリも寒さが大事なのです。雪が降ったり20度超えたり、忙しいこの冬だけど、今年はぐんぐん伸びてほしいな!  暖かな日差しの中、チューリップが春の風に揺られてサワサワとそよいでいるのが見たいし、花瓶にガッサリと長い茎がしなった色とりどりのチューリップをたくさん生けて部屋でも春の訪れを楽しみたいし、ガーデンでヒヤシンスのあのうっとりとする香りに包まれたい…。植えた者としては、そんな夢があるのだよ。先日植えた場所をチェックしに行ったら、チューリップの芽が出ていました。今年はどうなるかな、楽しみです。

スガダイロー 4月に東京と京都でジェイソン・モランと奇跡のデュオ

ココロ揺らせ、カラダ揺らせ。『TROPICAL LOVE』 電気グルーヴ

2017.02.27Vol.685カルチャー
 石野卓球とピエール瀧からなる電気グルーヴが約4年ぶりに放つオリジナルアルバム。集大成、最高傑作と両人が口を揃える本作。カッコいいし心地いいサウンドに、ファンタジックというか不思議な言葉を乗せていく電気らしさに、リゾートのリラックス感、言い換えれば、いい感じのダラっとした感が加わってなんか楽しい。収録曲はタイトル曲の『トロピカル・ラヴ』を筆頭に、『ユーホリック』、『人間大統領』『Fallin’ Down』、などの全10曲。夏木マリ、KenKen(RIZE、Dragon Ash、LIFE IS GROOVE)、トミタ栞など豪華なゲスト陣も参加している。 [J-POP ALBUM]キューンミュージック 3月1日(水)発売 初回限定盤(CD+DVD)3600円 通常盤2913円(共に税別)

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