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尾崎世界観が初めての小説でイベント「本は本屋で見ると感動する」

2016.07.14Vol.670エンタメ
 人気ロックバンド、クリープハイプの尾崎世界観が13日、都内で、初めての小説『祐介』(文藝春秋、1200円・税別)の刊行を記念してイベントを行った。イベント前に取材に応じた尾崎は「ずっと本屋に通っていたので、本は本屋で見ると感動する」と、笑顔を見せた。  音楽で出来ていない部分と向かい合うこともあった本作。「音楽はメロディーやバンド、大きな音で表現するものなので、感情が通り過ぎていってしまうときがある。もっと書けるのにという想いもありました。もっと暴力的、性的な衝動もありますし、(小説は)そういうのと向き合うことができて楽しかった」と、振り返った。  執筆期間については、昨年から「音楽でうまくいかないと書いていた」。また、昨年の夏には、自身の声の不調などからバンドを辞めることも考えていたそうで、「(小説で)吐き出すことで保っていた」という。次回作については「今はあまり考えていない」という。  タイトル『祐介』は自身の本名。「世界観と名乗りだしてから、どこか切り離してしまっていたので、罪悪感があった。本にできて良かった」と話した。  クリープハイプは、8月10日、ニューシングル『鬼』をリリース予定。

【都知事選】元東京都知事・猪瀬直樹氏が東京都知事選の問題点をばっさり!!

2016.07.13Vol.670インタビュー
 舛添要一前都知事の辞職に伴う東京都知事選が7月14日告示される。31日の投開票に向け、長いようで短い選挙戦が始まる。参院選と重なったことから、いつも以上に候補者が定まらなかった今回の都知事選。TOKYO HEADLINEと連携している『JAPAN MOVE UP FRESH! By Abema TV』では告示直前の13日に、作家で元東京都知事の猪瀬直樹氏をゲストに呼んで、今回の都知事選を理解するヒントを聞いてみた。その模様を紙上採録する。

今年の夏休みディスク「Oranged Out E.P.」TYONDAY BRAXTON

2016.07.13Vol.670CD/MUSIC
 この作り手は何を伝えようとしているのかといった音楽の聴き方。研究対象に向き合うかのように音楽を聞いてみるのもまた、夏ならではの音楽の楽しみ方としてお勧めしたい。本作を創り上げたタイヨンダイ・ブラクストンは、米エクスペリメンタルバンドのバトルスの首謀者として知られた男。バンドを離れ精力的に活動するなかでできた新作は、いろいろな音楽のエレメント、リズム、楽器など、一緒に置いたらケオティックにならざるを得ないものが整然と並べられ、美しいアルバムを作っている。

【本日緊急放送】東京都知事選告示直前SPECIAL 「JAPAN MOVE UP」ゲストは猪瀬氏

2016.07.13Vol.670ニュース
 好評配信中のインターネットTV「日本を元気に JAPAN MOVE UP」FRESH! By AbemaTV に、作家で元東京都知事である猪瀬直樹氏が登場。  東京都知事選をわかりやすく解説し、知事選の争点や東京の抱える問題などに鋭く切り込みます。 視聴はこちら、 https://abemafresh.tv/japanmoveup

自然と人間—ともに歩むことはできるのか『ザ・ブリザード』

2016.07.13Vol.670DVD & Blu-ray
 アメリカ沿岸警備隊(コーストガード)史上、最も困難な救出ミッションとして語り継がれる“SSペンドルトン号の救出劇”の実話を『ミリオンダラー・アーム』のクレイグ・ギレスピー監督が映画化。主人公・バーニー役は『スター・トレック』シリーズのクリス・パイン。ブリザードに襲われた凍てつく海での救出劇を体感させる、圧巻の映像に注目を。  史上まれに見るブリザードによって、巨大タンカーSSペンドルトン号が真っ二つに破壊された。生存者32人の救出に向かったのは、4人のコーストガードが乗る全長11m弱・定員12人の小型救助艇のみ。荒れ狂う冬の海で、32人と隊員4人、計36人全員を救う道はあるのか…。

7・31東京都知事選 公開討論会で小池氏が増田氏に緊迫質問 マック赤坂氏が冒頭に抗議の乱入!

“妖しい”スイーツも登場! 『体感妖怪アドベンチャー GeGeGe水木しげるの大妖界』開催

台湾フェスタ 2016が代々木公園にて開催‼

2016.07.13Vol.670今日の東京イベント
「台湾の魅力発見!台湾フェスタ2016」が30、31日に代々木公園野外音楽堂広場で開催される。台湾の観光や産業、文化・美食などさまざまな魅力を体験し、味わい、感じてもらい、さらなる日台交流を推進することが目的。  当日は、日台のアーティストによるステージや、くまモンをはじめとするご当地キャラクターによるプログラムなど、子どもから大人まで楽しめる企画も用意されている。 夏の太陽の下、台湾の魅力を存分に味わって。 両日とも雨天決行、10時開場、20時終演予定。 「台湾の魅力発見!台湾フェスタ_2016」NEXT_TAIWAN 日程:2016年7月30日(土)・31日(日)/開場10:00 終演20:00予定 ※雨天決行 会場:代々木公園野外音楽堂広場 (東京都渋谷区神南2 代々木公園B地区) 詳しくはオフィシャルサイト http://twfes.com

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12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

うどん県、要潤らがカッコつける! 香川県が新PR映像

2016.07.13Vol.670NEWS HEADLINE
  「うどん県。それだけじゃない香川県」のフレーズとユーモアたっぷりな映像などで、積極的なプロモーション活動を展開している香川県が12日、新しいPR映像を発表した。「カッコ()つけます。うどん県。」のフレーズのもと、うどんはもちろん、伝統工芸やモダンアート作品など、香川県のクールなものを「()つけながら」紹介する。  発表会に出席した要潤うどん県副知事は「かっこいいものやかっこいい場所が(香川県には)あふれている」とし、かっこいいものとして子供のころから親しんでいた「丸亀うちわ」を紹介。「(扇ぐと)風がかっこいいんです。(イケメンが多いのも)風のせいだと思う」とユーモラスに語った。  副知事職も今年で5年目。これまでの成果については認知度がグッとアップしたといい「順調だと思う」。ライバルの県はどこか問われると「我が県は我が県の道を行きます。みんなで盛り上げて行きたい」と話した。加熱する都知事選に絡め「うどん県副知事は…香川県知事を?」の質問には「香川県には立派な知事がいますから。あ、その質問は…俳優としては…ってことですか?(笑) (僕は)俳優をやっていきたい」と話した。  要は今週から放送スタートするアニメ『うどんの国の金色毛鞠』(日本テレビ、西日本放送など)に、ナレーションとしての参加も決定。香川県が舞台になっている作品で、要が遠足などで行った場所もでてきて、「癒される」と話した。

妻夫木&綾野剛はイチャイチャ!広瀬すずは「バカヤロー」と叫ぶ!?

2016.07.12Vol.670映画
 映画『怒り』の完成報告会見が11日、都内にて行われ渡辺謙をはじめとする超豪華キャストが登壇した  同作は、東京・八王子で夫婦を惨殺し顔を整形して逃亡した犯人と疑われる3人の男と、その男に出会った人々の苦悩を、千葉、東京、沖縄を舞台に描いた作品。同じく吉田修一の原作小説を映画化し大ヒットした『悪人』の李相日監督がメガホンをとった。  この日登壇したのは渡辺謙、妻夫木聡、綾野剛、森山未來、松山ケンイチ、広瀬すず、佐久本宝、ピエール瀧、三浦貴大、高畑充希、原日出子、宮崎あおいという、そうそうたるキャストと、川村元気プロデューサー、原作者・吉田修一、そして李監督。  渡辺は「肉弾相打つ、魂をぶつけ合う作品になりました」、原も「映画3本分を1本にした作品」とベテラン組も出来栄えに自信。『悪人』のときから、この役をやりたいと監督に伝えていたという妻夫木は、本作では綾野演じる“疑わしき男”と同性愛の関係となる会社員役。「役作りでこんなにお金を使ったことがないというくらい“2丁目”に通ったり、ゲイの友達と一緒にパーティーしたりしました。剛と一緒に住んだりもして、もう親族みたいな感じ。剛がテレビに出ていると画面に向かって手を振っちゃう」と語り「スミマセン、イチャイチャするのはもうやめます(笑)」。綾野も「本当に愛おしい時間でした」と振り返った。  一方で李組初体験となった役者たちの話題はもっぱら、かなり厳しかったという監督の“しごき”演出について。オーディションで役を得た広瀬が「お昼ご飯を食べている監督を見ながら“監督も人間だ、人間だ…”と自分に言い聞かせていました」と明かすと会場も爆笑。「何も分からなくなってしまったとき、監督が“監督のバカヤロー”って叫んでいいよ、と言ってくださって、本当に叫んだら落ち着きました」というエピソードを披露した。松山が「李監督は厳しいという噂は僕も聞いていたけれど、誰も嫌そうに言わない。監督が作品を本当に愛している人だから、皆からも本当は愛されているんだなと思いました」と言うと、渡辺は「スタッフはボロボロなのに監督だけピンピンして夜中にステーキを食べている。人間じゃないかも(笑)」と笑いをとりつつ「でも作品が出来上がると、くやしいけどやっぱりいいよなと思わせられる」と、笑顔を見せた。  映画『怒り』は9月17日より全国公開。

「準備不足だった」石田純一、都知事選出馬を断念

2016.07.12Vol.670ニュース
 都知事選出馬に意欲を見せていた俳優の石田純一が11日、都内にて会見を開き、出馬を断念すると明らかにした。  断念した理由については「出馬する場合、メディアのルールとして露出の差し替えなどをお願いしなければならず、そのタイムリミットが11日の昼でした」と説明。第三者を通じてやりとりをしていた民進党の返答は「ちょっと待ってほしいとのことだった。自分としてはその時点が限界でしたので」と、統一候補として出馬する確約を得られず、断念を決めたと明かした。妻でプロゴルファーの東尾理子に伝えたところ「分かりました、との返事でした。意訳すると“自業自得だね”ということだと思う」と苦笑しつつ「本当に心配をかけたと思う」と家族を思いやった。  今回、足りなかったものはとの記者からの質問に「用意周到な準備ですかね」と石田。「残念な結果にはなったが、野党統一候補という流れができたなら、騒動を起こしただけで引っ込むのかと言われるかもしれませんが、一つの役にはなったのかなと思う」と語り、さらに今後について「日程が決まっているものなら準備はできると思う。さすがに1カ月後に衆院選があっても間に合わないと思うが」と再挑戦の可能性も示唆した。また新都知事に望むことは、との質問に石田は待機児童や格差の問題にも触れ「多くの人に優しい政治をお願いしたい」と語った。  統一候補対抗馬とされていた元経済産業省官僚の古賀茂明氏にエールを送った石田だが、その後、古賀は出馬を見送り民進党はジャーナリストの鳥越俊太郎に出馬を要請したと報じられている。  

9.19、K-1スーパーファイト「兄へのリベンジは倍返しで」

2016.07.12Vol.670格闘技
   9月19日(月・祝)、国立代々木競技場第二体育館で開催する「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN~-60kg世界最強決定トーナメント~」スーパーファイトの追加カード発表が11日、都内の会場で行われ、新階級となる-62.5㎏で“狂拳”竹内裕二と林健太の対戦が発表された。  これまで新生K-1では-55kg、-60kg、-65kg、-70kg、ヘビー級の5階級で試合が行われてきたが、先日の記者会見で新たに、-57.5kg、-62.5kg、-67.5kgの新設を発表。今大会から本格的に新階級での試合がスタートすることになり、その第1弾として同対決が実現した。  竹内はKrushを主戦場に戦ってきたファイターで、過去には山本真弘や野杁正明をKOしているハードパンチャー。対する林はK-1ジム・チームドラゴンに所属する21歳の新鋭。過去に竹内とは実兄の林将多がKO負けしているという因縁も。   約3年ぶりの試合となる竹内は「いきなりK-1に呼ばれてびっくりしてる。でも呼んでもらったからにはバチッと決めて、楽しませてもらおうかな」と笑顔で余裕のコメント。対する林は、「(対戦が)決まった時に、兄が目の骨を折られて負けているので、倍返しで両目を折ってやろうかなと思った」と兄のリベンジを宣言。それに対し竹内は「怖いよね(笑)。試合までの2カ月間はずっと健太の事考えて生活します」と軽く答えると「僕も竹内選手の両目の事だけを考えて生活します」とやり返した。さらに「実績もあり強かったが、昔の人。新生k-1は新しい人が引っ張っていかなきゃならない。兄からも“(竹内は)おっちゃんやろ。もういけるやろ”と言われた」と語ると「おっちゃんも頑張るで~」と最後まで人を食ったようなコメントで、挑発を受け流していた。
今週のひとこと One-Word-Header 一覧へ
日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

9.19、K-1スーパーファイト「兄へのリベンジは倍返しで」

2016.07.12Vol.670格闘技
   9月19日(月・祝)、国立代々木競技場第二体育館で開催する「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN~-60kg世界最強決定トーナメント~」スーパーファイトの追加カード発表が11日、都内の会場で行われ、新階級となる-62.5㎏で“狂拳”竹内裕二と林健太の対戦が発表された。  これまで新生K-1では-55kg、-60kg、-65kg、-70kg、ヘビー級の5階級で試合が行われてきたが、先日の記者会見で新たに、-57.5kg、-62.5kg、-67.5kgの新設を発表。今大会から本格的に新階級での試合がスタートすることになり、その第1弾として同対決が実現した。  竹内はKrushを主戦場に戦ってきたファイターで、過去には山本真弘や野杁正明をKOしているハードパンチャー。対する林はK-1ジム・チームドラゴンに所属する21歳の新鋭。過去に竹内とは実兄の林将多がKO負けしているという因縁も。   約3年ぶりの試合となる竹内は「いきなりK-1に呼ばれてびっくりしてる。でも呼んでもらったからにはバチッと決めて、楽しませてもらおうかな」と笑顔で余裕のコメント。対する林は、「(対戦が)決まった時に、兄が目の骨を折られて負けているので、倍返しで両目を折ってやろうかなと思った」と兄のリベンジを宣言。それに対し竹内は「怖いよね(笑)。試合までの2カ月間はずっと健太の事考えて生活します」と軽く答えると「僕も竹内選手の両目の事だけを考えて生活します」とやり返した。さらに「実績もあり強かったが、昔の人。新生k-1は新しい人が引っ張っていかなきゃならない。兄からも“(竹内は)おっちゃんやろ。もういけるやろ”と言われた」と語ると「おっちゃんも頑張るで~」と最後まで人を食ったようなコメントで、挑発を受け流していた。

9.19、K-1スーパーファイトで、ヘビー級日本人頂上決戦

2016.07.12Vol.670格闘技
   9月19日(月・祝)、国立代々木競技場第二体育館で開催する「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN~-60kg世界最強決定トーナメント~」スーパーファイトの追加カード発表が11日、都内の会場で行われ、K-1ヘビー級のエース上原誠(士魂村上塾)がK-1初参戦のKOICH(バンゲリングベイ・スピリット)と対戦することが発表された。両者は今回が初対決。いつもは一緒に練習をする仲間でもあるが、「普段から一緒に練習しているから変な感じがしますが、しっかりKOしたい」(上原)、「同じ気持ちですが、試合は試合。  日本一の上原選手と対戦でき、すごくワクワクしています」(KOICHI)とコメント。上原は「お互い手の内をしっているので、KOICHIに教わった技で倒すかもしれない。いつかは戦うかも知れないと思い、2つ3つ秘密にしている技もあるし」と牽制。それに対しKOICHIも「僕も(上原の前では)使っていない技がある」と不敵な笑みを浮かべていた。試合の展開を聞かれると、KOICHIは「ヘビー級を盛り上げたいと思っているので、殺すつもりでいきたい」と言うと、上原も「仲間同志ですが、お互いにレベルを上に上げていくには、仲間も倒さないと上がっていけない。仲間が仲間を倒すところを見てほしい」とガチバトルを宣言した。

9.19、K-1-65㎏タイトルマッチは、因縁の対決再び

2016.07.12Vol.670格闘技
 9月19日(月・祝)、国立代々木競技場第二体育館で開催する「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN~-60kg世界最強決定トーナメント~」スーパーファイトの追加カード発表が11日、都内の会場で行われ、6月の-65kg世界最強決定トーナメントで優勝したゲーオ・ウィラサクレックが、2度目の防衛戦を行うことを発表。挑戦者は、K-1ジム・チームドラゴンの山崎秀晃。山崎は、3月の日本代表決定トーナメントで、左右田泰臣、久保優太、野杁正明という3強に勝ち優勝。前田憲作K-1プロデューサーが「挑戦者として資格があると判断した」と挑戦者に選ばれた理由をコメント。  山崎は、2014年11月に初代-65kg王座決定トーナメント1回戦でゲーオと対戦。ゲーオの左ハイキックで額を陥没骨折する重傷を負い、長期欠場に追い込まれた。「2年前にゲーオに負けて、リベンジすることだけを考えてきた。それが形になり実現する日が来た。自分1人じゃなく、仲間、ファンの思いを背負って勝ちに行く」決意を語った。  また、前回のトーナメントで決勝に進んでいたら?という記者からの質問に山崎は、「執念で必ず勝ちにいくという気持ちは強かった。頭を割られたくらいでは倒れない自信もある。もし決勝まで勝ち上がっていたら(ゲーオに)勝っていたと思います」と最強王者への自信をのぞかせ、「ゲーオと勝負して約2年。ジムワーク、フィジカル面すべて、彼に勝つためにすべてをつぎ込んで生活してきた。仲間の思いも背負ってやっているので、それでかなりパワーアップできた。今はゲーオのすべてを凌駕できるところまで実力があると思っているので、何が何でも勝ちにいきます」と勝利への執念を口にした。絶対王者ゲーオがが圧倒的な強さで返り討ちにするのか? それとも挑戦者・山崎が執念で勝利を呼び込むのか? 因縁のタイトルマッチの結末はいかに!?

自然と人間—ともに歩むことはできるのか『ひつじ村の兄弟』

人の心の裏の裏まで描き出す極上のイヤミス6編!!

2016.07.12Vol.670【TOKYO HEADLINEの本棚】
 読後、後味が悪く嫌な感じになるがクセになるミステリー“イヤミス”。そのイヤミスの女王といわれているのが、湊かなえ。同書は湊の原点回帰と言われ、6編の短編すべてが読後、心をざわつかせる。  全編を通して感じられるのが、人間の悪意。ところがその悪意、まき散らしている本人は、善意だと思っているところが恐ろしい。自分はすべて正しい。自分こそ善で、ほかの人から恐ろしいほどの悪意を向けられていると思っている。読み終わると背筋が凍る結末だが、読中はむしろそんな登場人物に共感している自分に気づく。  表題作の「ポイズンドーター」と「ホーリーマザー」は、それぞれ1編の作品だが、娘と母親側から見た風景を描いている。東京で女優として活躍する弓香の元に、地元の友達から同窓会の誘いがくる。しかし弓香はそれを仕事を理由に断ったのだが、本当の理由は自分の母親。弓香の事をとても心配しているふりをして、弓香を自分の思い通りにさせたい。幼いころは分からなかったが、成長するにつれ、母親のドロドロとした悪意をはっき理解するようになる。そんな母親から逃げるように上京した弓香だが、しょっちゅうかかってくる電話により、神経をすり減らされる毎日。そんな時“毒親”をテーマにしたトーク番組の出演依頼が舞い込み…。弓香は母親の呪縛から解き放たれるのか。  そして、「ポイズンドータ—」のアンサーストーリーとして同書のために書き下ろされた「ホーリーマザー」には驚くべき結末が書かれている。その2編のほかには、出産のために里帰りした妹と、ずっと実家暮らしで両親の面倒を見ていた姉の関係を描いた「マイディアレスト」。脚本家を夢見てコンクールに応募、最終選考に残った3人の男女の称賛、嫉妬、葛藤などのもやもやした心の動きを追った「ベストフレンド」。同じアパートに住む男の子が母親に虐待されることを知ってしまった女子高生が、何とか彼を救おうとするものの、自分自身も母親と確執を抱えている「罪深き女」など、どれも負のオーラ満載作品ばかり。イヤミスの女王、本領発揮の同書、怪談より怖いと感じる人も多いのでは。夏の夜、寝苦しい時に読むと悪夢を見る事間違いなしのホラーな一冊。

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