SearchSearch

MBCでとっておきのクリスマスを過ごそう! 期間限定メニューが勢ぞろい

2016.12.12Vol.680特集
UPSTAIRSで特別な時間を  MBC 2FのレストランUPSTAIRSではクリスマスシーズン限定のランチ・ディナーコースを用意。ランチコース『Menu Dejeuner』は前菜、スープ、パスタ、牛サーロインのメインディッシュにデザートが揃う。ディナーコースは2種類。トリュフを使ったヒラメ料理や北海道産池田牛サーロインのメインディッシュなどのスペシャリテを用意。いずれも乾杯スパークリング付き。普段は気軽にこだわり料理を楽しめる隠れ家的レストランとして人気のあるUPSTAIRSだが、この時期はクリスマスの特別感あふれるランチ&ディナーを堪能して。  また同じく2Fバーエリアでは、クリスマス限定カクテルを用意。食事前の待ち合わせや、食事後のひと時を過ごしたいときなどにもオススメ。ノンアルコールにもアレンジ可能。 UPSTAIRS クリスマス限定メニュー 【期間】12月21日(水)?12月25日(日) 【時間】ランチタイム時間設定なし(L.O14時)通常アラカルトは併売。コースはクリスマスコースのみ/ディナータイム 18時?、20時30分(完全2部入替制)※21日のみ通常メニューと併売/時間設定なし 【詳細・予約】 http://www.mercedes-benz-connection.com/tokyo/upstairs.html

MBC・NEXTDOOR新企画「Star Garden」オープン

2016.12.12Vol.680特集
世界最大級リース&特別な写真体験  MBCに隣接するイベント型ブランド体験施設NEXTDOORの企画第3弾『Mercedes-Benz Connection NEXTDOOR Star Garden』がスタート。  まず目を引くのは“世界最大級のクリスマスリース”。直径10メートルという巨大なリースがNEXTDOOR中央部に出現。メルセデス・ベンツのマーク“スリーポインテッドスター”をモチーフに、香しい生木を用いて制作。リース本体は約1万5000個ものLEDと色鮮やかなオーナメントで装飾され、ライトアップ時には幻想的なイルミネーションとして空間を演出する。リースの内部では特別な写真体験を用意。リースの中心でセルフィー(自撮り)を撮影すると、上空から俯瞰したような広範囲な写真と、自分にズームした写真を同時に撮ることができる。撮影した写真は無料でプレゼント! カメラシェアリングサービス「PaN」を都内で体験できるのはここだけ。巨大なリース全体が入った構図の写真を録ることができるので、ぜひ体験を。

『彼らが本気で編むときは、』完成披露試写会に10組20名 

2016.12.12Vol.680映画
【日時】2017年1月18日(水)19時?(舞台挨拶30分予定+本編2時間7分)【会場】東京都内(当選者にのみ連絡)【登壇者】生田斗真、桐谷健太、柿原りんか、ミムラ、門脇麦、田中美佐子、荻上直子監督 ※登壇予定者は変更の可能性あり

メルセデスの新ワゴンでセレブなサンタに

2016.12.12Vol.680特集
大好評のE-Classに新たにステーションワゴンが登場! 六本木のメルセデス・ベンツ コネクション(以下:MBC)の期間限定イベントと合わせて、特別なクリスマスの“ギフト”を体感して。

三代目 JSBが贈るXmas特番『三代目 J Soul クリスマス』

2016.12.12Vol.680EXILE TRIBE
 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEが、12月22日にTBS系でオンエアされる特別番組『三代目 J Soul クリスマス』へ出演することが決定した。  同番組は、好評を博した昨年に続いて2年連続での放送となっており、今回も「ニンゲン観察バラエティ『モニタリング』」とのコラボレーションとして制作されている。また、三代目 J Soul Brothersがメンバー全員で民放のバラエティ番組に出演するのは昨年の同番組以来、約1年ぶりとなる。番組では、「三代目 J Soul Brothersメンバーが突然現れ、Xmasにスペシャルなプレゼント」をテーマに、日本向上委員会と称して全国津々浦々、老若男女の想いを叶えに行くというロケ企画を繰り広げる。  NAOTOは、思春期まっただ中の生徒が抱える悩みを解決すべく都内の中学校へ。ELLYと登坂広臣は、三代目 J Soul Brothersの大ファンながら遠く離れた五島列島に住んでいるために、ライヴに行けないというおばあちゃんの元をサプライズ訪問。他にも、自らお店を出してがんばっているケーキ屋さんの女の子は、大好きな三代目の小林直己と岩田剛典が突然訪れても果たしてプロとしての接客ができるのか…。さらに、三代目に憧れを抱く青年から山下健二郎と今市隆二が依頼を受けて提案するプロポーズのお手伝いの結果とは…?など、クリスマスならではのサプライズ企画が盛りだくさん。生の三代目 J Soul Brothersを目の当たりにした人々のリアクションは必見であり、日頃テレビではなかなか見られないメンバーの素顔や魅力が詰まった構成となっている。  また、スタジオではメンバーのパーソナルに迫るトークも展開。女優・北川景子がスペシャルゲストとして登場して聖夜に華を添える一方、トレンディエンジェルや永野といった2016年を象徴する旬な芸人勢が「三代目 J Soul Brothers」をキーワードに披露するその日限りのスペシャルなネタも見逃せない。  そして、番組放送を前にリーダーNAOTOからのコメントが到着。 「去年に引き続き今年も番組をやらせてもらえるなんて本当に光栄です!! なかなか歌番組以外のテレビに三代目メンバー全員で出る事がないので楽しみです! 今回はメンバーそれぞれが、色んな場所にロケに出させていただきました。それぞれが日本全国沢山の方と接して自分達としても楽しませて頂きましたし、メンバーのかなり素な部分が出ていると思います! 不慣れではありますが、三代目のメンバーの仲の良さが観て頂いてる方々に伝わればいいなと思います。僕は、いつも『モニタリング』でもやらせて頂いている、学校生活向上委員会で都内のある学校に行きました!! 今回は初めて中学生とも触れ合って本当に可愛いくて、純粋過ぎて会った瞬間に泣いてくれるような子もいて感動的でした。ぜひ、クリスマスに自分達三代目 J Soul Brothersと一緒に楽しんでもらえたらと思います!」と語った。

東京野菜の加工品が誕生【腕利き宣伝マンが猛プッシュ コレよ、コレ!】

スキー&スノーボードはお得な早割で!シャトレーゼスキーリゾート八ヶ岳/小海リエックス・スキーバレー

白洲正子が愛したきもの「特別展 白洲正子ときもの」

2016.12.12Vol.680今日の東京イベント
 松屋銀座は、88年の生涯を通じて独自の美意識を貫いた随筆家・白洲正子が実際に身に着けた“きもの”に焦点を当てる「特別展 白洲正子ときもの」を開催する。何物にもとらわれず、独自の美意識を貫いた白洲正子は、骨董、陶磁器など、生涯さまざまな品物を手に入れ、身近に置いて、日々の暮らしに彩を添えた。同展では、正子が母から受け継いだ帯や能舞台に立った時の着物、武相荘での暮らしの中で身に着けた季節ごとの着物や和装小物、書斎で愛用した品々など約150点を展観。白洲正子が愛した“きもの”の魅力を紹介する。

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

【RIZIN】日本の年末はやっぱり格闘技じゃなくっちゃ!! part.2[浅倉カンナインタビュー]等

2016.12.12Vol.680格闘技
現役女子高生ファイター 浅倉カンナ 「全然欲しい物がないので、ファイトマネーで新しい道具を買おうかな(笑)」  浅倉カンナは現在、都内の高校に通う現役女子高生でありながら、すでに総合格闘技で6戦5勝1敗のキャリアを持つ。  今回、12月29日にアリーシャ・ガルシアと対戦することが決まった。ちなみに昨年の年末は何をしていた? 「去年はジムの鶴屋先生の息子さんが31日にやった格闘技EXPOに出場されていたので見に行ったんですが、RIZINの本戦は見ずに帰っちゃって…」  なぜ本戦は見なかった? 「見たかったんですけど、なんか…嫌だった。なんというか、出場したいっていう“選手として行きたいな”みたいな気持ちが少しあったんですよね」  2016年は3試合をこなした。この1年間きっちり頑張ってきた結果、今年は出場することとなった。 「これまでも試合が決まったら、その試合に向けてきっちりやっていたんですけど、今年はRIZINに出たいという気持ちを1年間ずっと持ってやっていましたね」  出場が発表されてからの周囲の反応は? 「学校の子からすごく声を掛けられるようになりました。“自分もやっています”という男子とかにも」 “でもあたしのほうが強いんだぞ!”って感じ? 「(笑) “負けないな”とは思いますけど、さすがにそういうことは言わないです」  日に日に注目度が高くなっているのだが、そんなにプレッシャーを感じているようには見えない。 「あんまり感じていません。むしろ楽しみなんです」  対戦相手のガルシアは日本でもおなじみのジョシュ・バーネットの秘蔵っ子。カード発表会見はインターネットで生中継されていたのだが、ガルシアはフェイスブックを通じて浅倉を挑発してきた。 「びっくりしました。ホントは“こわ”って思いましたね(笑)」  クールに受け流していたように見えたが…。 「あ、大丈夫でした? 会見自体は緊張していたので司会の人に呼ばれた時には、びくっとしちゃいました(笑)」  ガルシアは「私は意地悪な女」と気の強さアピールしていたが…。 「そこは“効いてねえよ”って思いましたね。“別にいいよ、意地悪でも”って(笑)」  淡々とした受け答えで、ガルシアからすれば “すかされた”格好だ。 「良かったです。それ狙いでした(笑)」  試合をやる中で怖いと思ったことは? 「レスリングをやっていたときは打撃がなかったので怖いという気持ちはなかったんですけど、総合になってからは怖いという気持ちはいまだにあります。でも試合ではパンチが当たっても “痛っ”てよりも、“やられた、行かなきゃ”という気持ちになるので痛くないから全然怖くない。試合が終わって体がさめてくるとあちこちが痛くなるんです。だから試合後に“パンチもらったけど大丈夫か?”って鶴屋先生に聞かれても、“えっ? 当たったっけ?”みたいな感じです」  ファイトマネーの使い道は考えてる? 「(笑)まっったく考えていないんです。ファイトマネー目的というよりも、格闘技が好きで勝ちたくてやっているので」  なにか買いたいものがあるとかは? 「ぜんっぜん、ホントに欲しいものが全くなくて(笑)」  道具くらい? 「そうですね。全部いいのに買い換えようかな(笑)」  テレビも朝出がけにちらっと見るだけとか。最近のアイドル的なものにも全然興味がない? 「ないですね。学校でドラマの話とかを友達がしていても、全くついていけないです」  今はどういう生活サイクル? 「ふだんは学校が夕方4時くらいに終わって、その後、パラエストラ柏か松戸で練習しています。練習が終わって家に帰るのが12時を過ぎちゃうことも多いので、家にいる時間がほとんどないんです。日曜はオフなんですが、週6でびっしりやっています」  日曜日は何をしている? 「映画を見たりとか友達と遊びに行ったりとか。家でじっとしているのが嫌なんですよ。なんかしたくなっちゃって、どっか出掛けちゃいます」  遊びに行くっていっても、きっと今どきの女子高生っぽい遊びじゃなさそう…。映画とかもラブロマンスとかじゃなくてアクションとか? 「ふふ。意外と恋愛映画とか見たりしますけどね(笑)。そこは女の子らしく(笑)」  29日の試合が終わったら取りあえず何をしたい? 「試合までの想像しかしていないので、試合後のことはまだなにも考えていないんですけど、とりあえず勝って…、お正月があるので多分太ると思います(笑)。勝った時って、いろいろな人がごちそうしてくれるんです。やっぱり太りますよ(小声)」  今後、格闘家としての未来図は? 「今はまだ1つずつ試合をやっていくことを一番に考えていますけど、やっぱり海外の試合にも興味があります。(Invicta FC世界アトム級王者の)浜崎朱加選手を見ていると、ああいう舞台に出てみたいなって思います」

【RIZIN】日本の年末はやっぱり格闘技じゃなくっちゃ!! part.1[川尻達也インタビュー]

2016.12.12Vol.680格闘技
 昨年に続き、今年も年末に格闘技のメジャーイベント「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2nd ROUND/Final ROUND」(12月29、31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)が開催される。無差別級トーナメントが軸とはなっているが、ワンマッチにも国内外のさまざまな団体のトップランクの選手が集い、他では見られない斬新なマッチメークが並び、大きな注目を集めている。本紙ではなかでも注目の2選手に話を聞いた。 (本紙・本吉英人/撮影・蔦野裕)

世界へ羽ばたくアーティストを募集「Amuse Multilingual Artists Audition“世界と、話そう。”」

2016.12.12Vol.680カルチャー
 アミューズが、日本語のほかにもう一つ以上外国語を話せる初のマルチリンガルオーディション「Amuse Multilingual Artists Audition“世界と、話そう。”」を開催中。外国語は日常会話ができる程度で応募可能。俳優、モデル、タレント、シンガー、文化人、キャスター、芸人などジャンルを問わず幅広く募集。また、海外からも応募可能で、国籍不問の6〜30歳が対象。アンバサダーのディーン・フジオカとホラン千秋のように国内外で活躍できるアーティストの獲得を目指す。将来的には日本と世界の架け橋となるアーティストを育成し、より多くのエンタテインメントを発信する。  

YUYA(松下優也)NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」“栄輔”役でブレイク

2016.12.12Vol.680インタビュー
2008年にソロアーティストとしてデビューした松下優也。その後、アーティスト活動と並行し、現在放送中のNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」に出演するなど俳優としても活躍中だ。今回、松下が中心となり、関西発のボーカル&ダンスグループX4を結成。グループへの思いと、俳優業について語る。
今週のひとこと One-Word-Header 一覧へ
日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

YUYA(松下優也)NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」“栄輔”役でブレイク

2016.12.12Vol.680インタビュー
2008年にソロアーティストとしてデビューした松下優也。その後、アーティスト活動と並行し、現在放送中のNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」に出演するなど俳優としても活躍中だ。今回、松下が中心となり、関西発のボーカル&ダンスグループX4を結成。グループへの思いと、俳優業について語る。

黒木華 2017年2月、舞台『お勢登場』でタイトルロールのお勢を演じる

2016.12.12Vol.680インタビュー
黒木華の2016年は大河ドラマ『真田丸』への出演をはじめ、映画、舞台、ドラマとジャンルを問わず話題作への出演が続いた。女優としてひとまわりもふたまわりも成長した黒木の2017年は自らがタイトルロールのお勢を演じる舞台『お勢登場』で始まる。

格闘家イケメンファイル Vol.62 一度引退した激闘王 石橋佳大(いしばし・けいた)

2016.12.12Vol.680格闘家イケメンファイル
 先月行われたプロフェッショナル修斗公式戦 環太平洋フェザー級チャンピオンシップで岡田遼に勝利、王座を獲得した石橋佳大。今年のベストバウトとも称される激しい試合は、背水の陣で臨んだものだった。 「2度目のチャンピオンシップだったので、2回挑戦してダメだったら多分3回目はもう回ってこないだろうなと思っていた。これで負けたら引退かなと。ですから、今までで一番強い覚悟を持って挑めましたし、それまでの練習も本当に充実していました」と石橋。「1度目のチャンピオンシップは根津優太選手。その時は、試合後倒れてしまって全く動けなくなり、人生の中で一番苦しい思いをしたんです。でもそれがあったから、どれだけ疲れ果てても、ウオーミングアップだと思える。あの時は倒れたまま、このまま死ぬんじゃないかと思ってましたから。根津戦以上の苦しみはないと思い練習してきて、それが今のファイトスタイルにつながっているような気がします。今回対戦した岡田選手も前評判通り強くて、僕がどう攻めてもうまくいなされた。とにかく全局面で対処され、なかなか突破口が見つからない。今でもトータルの総合格闘家としての能力は岡田選手のほうが上だと思いますもん。勝因? うーん、場数ですかね。くぐってきた修羅場の数が違いますから(笑)」  あくまで謙虚な石橋だが、その背景には大きな挫折があった。 「2009年にデビューしたんですが、5戦やって1勝4敗と成績がまったく振るわなかった。それで負けすぎて嫌になって2年間格闘技をやめていたんです。週に1回柔術クラスの指導をしていたので、現場監督のようにジムに顔を出すだけで、気持ちはやさぐれていた(笑)。本当にそれ以外は何にもやっていなくて…。しかし、2013年の夏にミヤオ兄弟という柔術の世界チャンピオンが日本のトーナメントに出場したのを見て、柔術ならちょっとやりたいなっていう気持ちになった。MMAはまだやる気にならなかったんですけど、柔術を始めると楽しくなってきて。それからまず体作りから始めていた時に、先日引退した菅原(雅顕/前世界バンタム級王者)選手からスパーリングの相手になってくれないかと頼まれて、パートナーを務めているうちに、それも楽しくなってきて(笑)。もう1試合ぐらいやってみて、それでダメだったら引退すればいいかと思って復帰しました」  復帰後は気持ちの面で大きく変わったという。 「今思うと、デビューしてからの試合は“これで勝てるでしょ”ぐらいの気持ちで試合に出ていたような気がします。しかし、復帰してからは負けたら終わり、負けたら今後一切格闘技はやらないという覚悟でやっています。練習でも全部出し切ってやる。そいういう覚悟が以前とは変わったところですね。また、以前は秒殺してやろうと思って試合に臨んでいましが、今は全部出し切って判定ギリギリでもいいから勝とうという意識に変わりました。そう思うと不思議なことに、秒殺で勝っちゃったりする(笑)。復帰戦で1分ほどで勝ててから、それから5連勝してチャンピオンシップまで行けたので、気持ちの問題ってすごく大きいなと。常にあと1回負けたら辞めようと思い続けて、気がついたら勝ちを積み上げていたという感じです」  デビュー後の敗戦がトラウマなのか、チャンピオンになっても、やすやすと実力を過信しない性格に。 「僕は戦績がいいほうじゃないんです。ランキングを見てもまだまだ自分が強いという自覚がない。確かにチャンピオンになってベルトは取りましたが、ベルトを巻いたからといって、自分が一番強いとは思っていないです。逆に、自分が最強だと思ったら、それ以上強くはなれない気がする。1勝4敗から這い上がってきた負け犬根性で戦ってきた気持ちは忘れないですね」  今後は挑戦される立場だ。 「そうは言ってもこれからは狙われる立場だというのは、しっかり自覚しているので、常に戦える準備はしておきたいなと思います。地味な選手ですがベルトを譲る気は毛頭ないので、また激しい試合をして最後は絶対に極めて勝つ。自分では全然期待されていないチャンピオンだと思うので、これからも挑戦者の気持ちで頑張っていきたいと思います」

【長島昭久のリアリズム】トランプ政権を迎え撃つ我が国の覚悟

【鈴木寛の「2020年への篤行録」】第39回 トランプ現象はただのポピュリズムではない

2016.12.12Vol.680鈴木寛の連載コラム
 早いもので今年の本コラムもこれが最後になりました。年の瀬にかけて、激動の2016年を象徴するようなニュースが相次いでいます。言わずもがなのアメリカの大統領選。数々の暴言もいとわなかったドナルド・トランプ氏が勝利し、6月に行われたイギリスの国民投票でEU離脱を決めたのに続いて、全世界に衝撃を与えました。  ヨーロッパでも余波が続きます。本稿締め切り間際の12月4日、オーストリアの大統領選で、移民締め出しなどを訴えていた極右政党の候補者が敗れたものの、得票率が半数近くと、あと一歩まで勝利に迫りました。同日に行われたイタリアの憲法改正を問いかけた国民投票で、反対票が賛成票を上回り、改憲によって議会制度を改めようとしたレンツィ首相の退陣が決まりました。反対派を後押ししたのが、ユーロ離脱などの反グローバル政策を掲げる新興政党の「五つ星運動」でした。  欧米で既存の政党を批判する勢力が躍進している背景として、ポピュリズムの激化を指摘する見方があります。ポピュリズムとは日本語で「大衆迎合主義」、つまり有権者の人気取りを最優先にした政策を掲げる政治手法で、たとえば厳しい財政状況を無視して税金を下げるような公約をします。日本では実感がありませんが、移民の流入が深刻な問題になっている欧米諸国では、治安の悪化や雇用が奪われることへの懸念から、移民の受け入れに消極的または反対する自国民も多く、「メキシコとの国境に壁を築く」と宣言したトランプ氏のように“現実離れ”した公約を掲げる候補者もいます。  ここで私が感じるのは、世界各地で取りざたされる「トランプ現象」を、ポピュリズムと切り捨て、あるいは冷ややかに見ているだけでは、正確に事実を直視していないのではないか、ということです。米大統領選でクリントン氏勝利を確信していた日米のメディア、あるいは有識者と呼ばれるエリートの人たちが、なぜ予測を外したのか。あるいは、結果が出た後に「隠れトランプ支持者がいた」などと分析していますが、早くからトランプ氏の勝利を予測していた数少ない専門家の発信内容を確認すると、共和党の予備選挙参加者がうなぎのぼりに増えるなど党勢拡大の基調だったことが見落とされていた実態があるようです。  私はアメリカの選挙の専門家ではありませんが、トランプ氏とその支持者たちをよく思わない既存のエリート層が数々の「不都合な真実」に目をつぶっていたのではないかという気がしてなりません。「トランプ現象」は俗説を疑って考えてみることの重要さと、本質に迫る洞察力と分析力を身につける必要をあらためて教えてくれたのではないでしょうか。 (文部科学大臣補佐官、東大・慶応大教授)

Copyrighted Image