SearchSearch

今年最後のファーミングは 畑の整地でしめくくり!

2013.12.08Vol.606Farming project
 秋晴れの11月24日、千葉県市原市の体験型農園『Farming Garden in 生命の森リゾート』のファーミングイベントが開催された。  この日は今年最後のイベント。来年に向けた畑の整地が本日のメイン作業だ。もはやどこが畑だったのか分からないほど一帯を覆い尽くす枯草を全員で必死に除去。アスパラやタマネギなど、まだ生育中の作物を抜かないよう雑草だけを抜き取らなければならないが、ほとんどの雑草が枯れかかっているとはいえ簡単には引っこ抜けない&刈り取れない。耕運機で一気に整地しようと試みたものの、ロータリー部分に枯草が巻き付いて動きを鈍らせてしまう。雑草パワーは侮りがたし。

「日本の年末はやっぱり時代劇」という人は『歳末明治座 る・フェア』へGO!!

2013.12.08Vol.606今日の東京イベント
 年末の12月21日から明治座で『歳末明治座 る・フェア〜年末だよ!みんな集合!!』という舞台が開催される。この『る・フェア』は、2011年から始まった「歌って踊ってお芝居をして」という、演劇をはじめとしたさまざまなイベントの宣伝PRなどを行う会社る・ひまわりが主催するお祭り騒ぎ公演のシリーズ4作目。 「第一部はお芝居をやって、第二部ではショーをやります。北島三郎さんの明治座公演みたいな形式です。ああいう公演って年配の方が多く見に行かれるじゃないですか。若いお客さんが楽しむ文化があってもいいんじゃないかと、若い役者さんを起用してやってみようと思いました」(プロデューサー)  それにしてもベテランからイケメンの若手俳優まで総勢31人の大舞台。 「今回は鎌倉時代なんですが、となると“安達盛長を出したい”とか“あのキャラクターも出したい”という思いが強くなってしまって…。どうしても大人数になってしまうんです」(プロデューサー)  作家・演出家はとても大変だ。  担当する少年社中という劇団の毛利亘宏さんは「ご想像通り大変です。31人なんて初めてですから。なおかつ全員がメインといってもいい作品ですからね」と言う。  舞台は「第一部が1時間15分ずつの2幕物のお芝居で、第二部が40分のショー。間に30分の休憩が2回入ります」とのこと。休憩時には明治座の他の公演にならってお弁当を食べることもできるという。 「ショーではこの公演のために作られた4つのユニットが歌います。これまで作られたユニットの中には公演後もライブをするなど活躍しているグループもいるんですよ」(プロデューサー)  ちなみに大晦日には大阪で年またぎ公演が行われる。  テレビ東京が年末に12時間ぶっ通しで時代劇を放送していたことがあった。やはり年末は時代劇がしっくりくる!?

“夫婦の絆”がアートそのもの!? 『キューティー&ボクサー』 ザッカリー・ハインザーリング監督

2013.12.08Vol.606映画
 29歳の若き映画監督、ザッカリー・ハインザーリングが魅了されたのは、芸術を追求し続ける、少し風変わりだがとても一途な、日本の芸術家夫婦だった—。“ボクシング・ペインティング”というユニークな表現手法で知られる前衛芸術家・篠原有司男とその妻であり同じくアーティストの篠原乃り子の日常を追ったドキュメンタリー。監督のザッカリーは「実は篠原有司男というアーティストのことをまったく知らなかったんです」と言う。そんな彼が篠原夫妻を被写体に選んだ理由、それは「有司男さんの人生に興味を持ったんです。決して若いとはいえない彼が、異国のニューヨークで、芸術のためにすべてを捧げて生きている。若いころの情熱をそのまま持ち続ける日常を撮ってみたいと思いました」。  現在80歳を超えてもその創作活動が前進し続ける。確かにカメラを向けたくなる存在だ。しかし監督は途中で大きく方向を転換する。「一緒に時間を過ごすようになってから妻の乃り子さんにも非常に引きつけられたんです」。監督は、乃り子を“アヴァンギャルドな芸術家の妻”というだけでなく、長い年月をかけて自己表現を確立していく一人のアーティストとして映し出す。 「実は有司男さんはずっと自分だけのドキュメンタリーだと思っていて、完成した作品を見たときは“俺の映画じゃなかったの?”って驚いてました(笑)。でもこの作品でも描かれる通り、有司男さん自身も自分をアシストしてくれる存在というだけでなく、対等な表現者として乃り子さんの事を見るようになっていったので、2人とも作品のことは気に入ってくれました」。篠原夫妻のもとへ通い、作品を仕上げるまで5年近くかかった。「分からないけど(笑)、2人は僕の中で本当に大きな存在になっています」。

BOOK この落語家を聴け! この落語家は聴くな!! とまでは言わないけど……

2013.12.08Vol.606【TOKYO HEADLINEの本棚】
 芸歴49年の三遊亭円丈が、落語家の視点で落語と落語家を論評した本を出版。前口上として、その意味をこう記す。「一落語家から見て、落語評論家という存在はどうもウサン臭くて信用できない。というのも、野球評論家は元野球選手だが、落語評論家は元素人なんだ。これが今ひとつ、プロの落語家から見ると説得力がない—」。確かに、言っていることは分かるが、現役の落語家が、同じ高座に上がる同業者のことを、批評し採点するというのは、前代未聞だろう。論評されているのは、伝説の名人から大長老、大御所、中堅、若手、上方落語家まで53人。もちろん、そこまでの覚悟なので、ほめてばかりではなく、かなり厳しい採点をしている人もいる。しかし読んでいて不快にならないのは結局のところ、著者の中にある落語へ対する愛が見えるから。自分の中にある葛藤や弱さも吐露し、身を削って書いているのが伝わってくるのだ。各芸人のオススメの演目も紹介しているので、気になる落語家がいれば、その演目を聞いてみよう。どんなにボロクソに書いていても、楽しめる。そこには平等で真摯な視線があるから。

今週のオススメMOVIE 12/9〜

2013.12.08Vol.606映画
『シネマ歌舞伎 春興鏡獅子』昨年12月5日、惜しまれつつ逝去した名優・十八世中村勘三郎。歌舞伎界に新たな風を吹き込む一方で古典を大切にした彼が特に好んだという『春興鏡獅子』を収録。 出演:中村勘三郎、片岡千之助、中村玉太郎他/1時間10分/松竹配給/ 東劇 他にて公開中http://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/ ©松竹株式会社 『セッションズ』 6歳のときにかかったポリオが原因で、首から下が麻痺してしまったマークは38歳になり、ヘルパーのアマンダに初めて恋をするが。 監督:ベン・リューイン 出演:ジョン・ホークス、ヘレン・ハント他/1時間35分/20世紀フォックス映画配給/新宿シネマカリテにて公開中 R18+ ©2012 TWENTIETH CENTURY FOX 『受難』 天涯孤独で修道院育ちの純朴な乙女・フランチェス子は社会に出ても男女のことが分からない。そんなある日アソコにしゃべる人面瘡ができて…。 監督:吉田良子 出演:岩佐真悠子他/1時間35分/ファントム・フィルム配給/シネマート新宿他にて公開中 http://junan-movie.com/ R15+ ©2013姫野カオルコ・文藝春秋/「受難」製作委員会 『ブランカニエベス』 誕生と同時に母を亡くしたカルメン。天才闘牛士の父と再婚した意地悪な継母から命を狙われ小人たちに助けられる。 監督:パブロ・ベルヘル 出演:マリベル・ベルドゥ他/1時間44分/エスパース・サロウ配給/新宿武蔵野館他にて公開中 http://blancanieves-espacesarou.com/ ©2011 Arcadia Motion Pictures SL, Nix Films AIE, Sisifo Films AIE, The Kraken Films AIE, Noodles Production, Arte France Cinema 『愛しのフリーダ』 ザ・ビートルズ解散後、これまで一切口を開くことの無かった秘書、フリーダ・ケリーが初めて当時を語った貴重なドキュメンタリー。人気となる前のビートルズや彼らを支えた人々の秘話が明かされる。 監督:ライアン・ホワイト 出演:フリーダ・ケリー他/1時間26分/KADOKAWA 配給/角川シネマ有楽町他にて公開中 http://freda.jp/ Courtesy of Freda Kelly 『始まりも終わりもない』 『女囚さそり』シリーズの伊藤俊也監督が舞踊家・田中泯の身体表現に画期的な手法で迫る。全編ほとんどセリフによらず舞踊家 田中泯の“舞”であふれるイメージをつづっていく。 監督:伊藤俊也 出演:田中泯他/1時間35分/マジックアワー配給/12月14日よりシアター・イメージフォーラムにて公開 http://hajimarimo.com/ 『祭の馬』 東日本大震災の津波に巻き込まれ、奇跡的に生還したものの、原発事故で不遇な環境に置かれたあげく、ケガをした“おちんちん”がハレてしまった元競走馬の運命を見つめるドキュメンタリー。 監督:松林要樹/1時間24分/東風配給/12月14日よりシアター・イメージフォーラムにて公開 http://matsurinouma.com/ 『リヴ&イングマール ある愛の風景』 巨匠イングマール・ベルイマンとそのミューズ、女優のリヴ・ウルマン。映画人として男女として深く結ばれた2人の絆をつづる。 監督:ディーラージ・アコルカール 出演:リヴ・ウルマン他/1時間24分/ブロードメディア・スタジオ配給/ユーロスペース他にて公開中 http://livingmar.com/ ©NORDIC STORIES 2012

LIVE 世界一高いクリスマスツリーの下で……

DVD 垣根を越えたイマジネーション

MOVIE 今年の年の瀬は”未体験の忠臣蔵”で決まり!

2013.12.08Vol.606映画
「ハリウッドで“忠臣蔵”を描く」というかつてない試みで、早くから注目を集めていた話題作がついに公開。赤穂四十七士の史実をベースとしながらも、かつてないスケールとイマジネーションで描かれる、まさに“未体験の忠臣蔵”だ。  主人公である異端の“RONIN”カイを演じるのは、長年日本でも人気を誇るハリウッド俳優、キアヌ・リーブス。キアヌ演じるカイは、謎めいた出自を持つ剣術の達人。恩人の復讐のため、そして愛する姫を救うため戦いに身を投じる剣術の達人という役どころ。数々のアクション映画をこなしてきたキアヌによる日本刀のソードアクションにも注目だ。カイと協力してかたき討ちに挑む大石内蔵助役に、今や日本を代表するハリウッド俳優となった真田広之。カイと心を通わせる姫・ミカ役に、本作がハリウッドデビューとなる柴崎コウ。吉良上野介役に『バトル・シップ』の浅野忠信、吉良に仕える妖女・ミヅキ役に『パシフィック・リム』の菊地凜子。ハリウッドで活躍中の2人が本作では見事な悪役っぷりを披露。他、大石の息子・主税役に赤西仁、浅野内匠頭役に田中泯と、豪華な日本人キャストが勢ぞろいした。  忠臣蔵の物語に込められた日本人の美意識、侍の心を核としながらも、ハリウッド映画ならではのエンターテインメントとして楽しめる注目作だ。

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

ART 建築×アートが生み出す可能性

2013.12.08Vol.606ART
磯崎新 都市ソラリス NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] 12月14日(土)〜2014年3月2日(日)  1997年、ICCのオープニング企画展『海市——もうひとつのユートピア』を監修した建築家・磯崎新を再び迎え、これまでの都市デザイン、アーキテクチャ論を超える新たな都市像を考える場として企画された展覧会。タイトルのモチーフとなっているのは、スタニスワフ・レムによるSF小説。後にアンドレイ・タルコフスキー監督により『惑星ソラリス』として映画化されたことでも知られている。  会場では、1960年代から現在に至るまで磯崎が手がけてきた都市計画プロジェクトの変遷をたどると同時に、複数の参加者の介入によって変化していくワーク・イン・プログレスの形で展示が展開。現在、中国で進行中の磯崎の最新のプロジェクト『鄭州都市計画』を取り上げ、ワークショップやディスカッションなどを通じて、都市像の新たな可能性を模索していく。 【時間】11〜18時(入館は閉館の30分前まで)【休】月曜(月曜が祝日の場合翌日)、年末年始(12/28〜1/3)、保守点検日(2/9)【料金】一般・大学生500円 高校生以下無料【問い合わせ】0120-144199【交通】京王新線 初台駅 東口から徒歩2分 東京オペラシティタワー4階【URL】http://www.ntticc.or.jp/

さまざまな光の競演が楽しめる 東京タワーのクリスマスイルミネーション

2013.12.08Vol.606今日の東京イベント
 すっかり東京の冬の風物詩となった東京タワーの巨大ツリー。今年は高さ12mのツリーにシャンパン・ゴールドを基調にした約2万個のイルミネーションとオーナメントをデコレーション。その周囲には、東京タワー型の光るオブジェが飾られている。このツリーから真上を見上げると、その背後にはオレンジ色に輝く東京タワーが。ツリー越しの東京タワーは冬の澄んだ空気の中、ツリーの明かりに照らされて、とってもロマンチック。東京ならではのクリスマスを感じられる撮影スポットとしてもオススメだ。また、ツリーの周辺には約1万個のイルミネーションで彩られたクリスマス・ガーデンも登場。そこに設置されているペアシート“恋人たちの光のベンチ”は、カップルに人気のスポット。毎日16時から30分ごとに、クリスマスソングに合わせてイルミネーションが変化する“クリスマスツリー・ライティングショー”では光と音の競演が楽しめるので、ぜひ体験してみて。  そして、もうひとつの見所が大展望台の夜景とイルミネーションのコラボ。大展望台1階は、ゴージャスなシャンパン・ゴールド、そして2階は華やかなクリスマス・レッドのイルミネーションが光のシャワーのように降り注ぐ。15分ごとに点灯と消灯を繰り返すイルミネーションは、窓や床に反射し、東京の夜景と360度のクリスマス空間を演出。さまざまな光の演出と、コラボレーションで、いくつものイルミネーション体験ができる東京タワーで、この冬の思い出を作ってみては。

江戸瓦版的落語案内 Rakugo guidance of TOKYOHEADLINE

2013.12.08Vol.606COLUMN
落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。「ネタあらすじ編」では、有名な古典落語のあらすじを紹介。文中、現代では使わない言葉や単語がある場合は、用語の解説も。

今日も食べ過ぎ東京グルメ探偵 TOKYO CUISINE(新宿御苑)

2013.12.08Vol.606今日の東京イベント
おいしいものがあると聞けば、調査に行かずにはいられない「東京グルメ探偵」。メタボを気にしつつも食べ過ぎてしまうのがたまにキズ。さて、今日のタレコミは…?
今週のひとこと One-Word-Header 一覧へ
日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

今日も食べ過ぎ東京グルメ探偵 TOKYO CUISINE(新宿御苑)

2013.12.08Vol.606今日の東京イベント
おいしいものがあると聞けば、調査に行かずにはいられない「東京グルメ探偵」。メタボを気にしつつも食べ過ぎてしまうのがたまにキズ。さて、今日のタレコミは…?

伝統工芸とコラボ! 100万円のXmasケーキ

2013.12.08Vol.606今日の東京イベント
 日本の伝統工芸の代表格・輪島塗とロールケーキがコラボした “日本一高いクリスマスケーキ”が登場。オシャレなデザインや味・食材へのこだわりで人気のロールケーキ・irina(イリナ)が、石川県輪島市の輪島塗の老舗・稲忠と協力し、特製コラボデザインの三段重箱に、超高級素材を使った限定ロールやフルーツセットを敷き詰めた、豪華なクリスマスケーキを制作した。価格は驚きの100万円だが、それに見合う内容だ。器となる輪島塗の重箱は、コンセプトデザインからすべて、このコラボのためのオリジナル。老舗ならではの見事な作品となっている。中のケーキは、フランス産トリュフを使ったトリュフロール、ドンペリ(シャンパン)を使ったシャンパンロール、高級ワインを使用したワインロールなど高級食材を使った限定もの。原材料費は約15万円。  長い年月をかけ良質な素材を形にし、気の遠くなるような工程作業を経て仕上がる輪島塗。その美しさや文化に感銘を受けたというIrinaの宇佐美代表は「輪島塗の素晴らしさをもっと発信できないかと思い、今回のコラボを思いつきました」と語る。合理化をかたくなに拒否して伝統の製法を守り続けてきた稲忠の稲垣氏は、Irinaのスイーツづくりへのこだわりに共感。翌日から企画に入り、作業段階では職人3交代で、わずか4カ月でクリスマスに間に合わせた。  宇佐美代表は「うちも素材にこだわり、一つひとつ手作業で手間暇かけてロールを作っています。こういう日本の食文化へのこだわりは世界にも負けないと思っています。今回のコラボで輪島塗とともに若い世代や世界に向けて発信できればと願っています」と語った。

ミシュランガイド2014年版発表。今年の星は!?

2013.12.08Vol.606今日の東京イベント
 日本ミシュランタイヤが3日、都内にて『ミシュランガイド東京・横浜・湘南2014』を発表。三つ星に輝いた13店の代表者が登壇した。  今年、三つ星=“そのために旅行する価値がある卓越した料理”に選ばれたのは、日本料理では〈麻布 幸村〉〈石かわ〉〈かんだ〉〈銀座 小十〉、新日本料理では〈えさき〉〈龍吟〉、ふぐ料理〈臼杵ふぐ山田屋〉、現代風フランス料理〈カンテサンス〉〈ジョエル・ロブション〉、寿司は〈すきやばし 次郎 本店〉〈鮨 さいとう〉〈鮨 水谷〉〈鮨 よしたけ〉と常連が並んだ。2つ星レストランは59店、1つ星は208店。  また今年は、星が付かないものの5000円以下でコストパフォーマンスの高いおすすめ店をセレクトした新カテゴリー〈ビブグルマン〉が登場し、157店が紹介されている。ビブグルマンでは1050円以下で食事ができる店も21店ピックアップされており、ミシュランガイドをより気軽に楽しめるようになっている。  出版記念パーティーでは、同社代表取締役社長のベルナール・デルマス氏が「2020年に東京オリンピックが決定し、ますます多くの観光客が日本に来て、日本の食に感動すると思います」とコメント。国土交通省観光庁の久保成人長官も「こうしてミシュランガイドで多くの店を紹介してもらうことで、日本人も日本の食文化を再認識し、海外の方にもアピールできる。今後さらに日本の食を発信していきたい」とメッセージを寄せた。ミシュランガイド総責任者のマイケル・エリス氏も「東京はとても大きくて、世界でもエキサイティングでユニークな都市」と東京のレストランの充実ぶりを評価した。 『ミシュランガイド東京・横浜・湘南2014』は発売中。掲載店の情報などはWebサイト『ミシュランガイド・デジタル』でも見ることができる。

そのこだわりに世界も「じぇじぇじぇ」!?
日本の「食」でお・も・て・な・し

今年は上旬から見逃し厳禁作品が続々公開! 冬休み映画特集 2013-2014

2013.12.08Vol.606映画
いよいよ2013年も終わり。この時期のお楽しみといえば、冬休みシーズンの“正月映画”。年末年始はイベントで予定がいっぱいという人も、お家でゆっくり過ごすという人も、これだけは見逃せないというイチオシ冬休み映画をピックアップ。

Copyrighted Image