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『ダイアナ』オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督

2013.10.13Vol.602映画
 1997年8月、元英国皇太子妃・ダイアナが交通事故により死亡したというニュースは世界中に大きな衝撃をもたらした。そんなダイアナ元妃の“真実”に迫った映画が、今大きな注目を集めている。メガホンをとったのは『ヒトラー 〜最期の12日間〜』でヒトラーの人間性を掘り起こして絶賛されたオリヴァー・ヒルシュビーゲル監督。「今回、僕が最も重要視したのは、視覚的なイメージなんです。なぜかというと、ほとんどの人が記憶の中に在りし日のダイアナの姿をとどめているからです」。地雷撲滅のため、処理後の地雷原を歩くダイアナ。恋人とクルーザーでのひと時を過ごすダイアナ。当時、雑誌や新聞、テレビのニュースが伝えた“あの瞬間”に立ち会っているような感覚に陥る。ナオミ・ワッツ演じるダイアナと恋人・ハスナット医師との知られざるラブストーリーは生身の彼女を感じさせる。「この物語では、彼女の変化が核となっています。不遇な皇太子妃から、愛を通して、世界で最も影響力のある女性へと生まれ変わった、一人の女性の変身が描かれているのです。一人の女性の普遍的なラブストーリーと、メディアが伝えたエピソード、その2つの要素を使って物語を構築していくのはとても面白い作業でした」。自分がイギリス国民ではないからこの物語を描けたのかもしれないと監督。「もし実際に会っていたらストーリーテラーとして仕事がしにくかったかもしれません。なにしろダイアナに会った人たちはみな、彼女に深く感銘を受けていましたから(笑)。彼女ほどの存在は後にも先にもいないでしょう」。スクリーンを通して、唯一無二の存在感を再発見できる感動作だ。

鈴木寛の政策のツボ

2013.10.13Vol.602COLUMN
 TOKYO HEADLINEの読者の皆様、ご無沙汰しております。前回は6月下旬の掲載でしたから4カ月が経ちました。参院選では残念ながら3選を果たせませんでしたが、55万2714人の方々にご支援いただき、教え子、仲間、応援団にも恵まれた選挙となりました。これからは在野の立場から、ライフワークである「人づくり」、そして積み残した「国づくり」の課題に取り組みます。  近況報告も兼ねると、選挙後は2020年オリンピック・パラリンピック招致委員会のメンバーとして活動しておりました。ブエノスアイレスのIOC総会に際しては、IOC委員の方々へのロビイング活動の追い込みに力を尽くしました。終わってみれば東京は一次通過を果たし、イスタンブールとの決選投票も圧勝でした。オリンピック招致を仲間たちと呼びかけ始めてから7年。2016年大会招致はコペンハーゲンのIOC総会会場で涙をのみ、昨夏は文科副大臣としてロンドン大会のメダリストパレードを銀座で敢行。都民の皆様の思いを結集し直し、もう一度、勝負に出てやっとつかみ取った歓喜でした。ブエノスアイレスに弾丸ツアーで駆け付けてくださった方、都内のパブリックビューイング会場で見守って下さった方……これも熱烈な応援のたまものです。  さて招致実現した今後が本番です。2020年大会は、東京のインフラを再開発する契機ですが、どんなに立派なハードが整っても、それを動かすソフトパワーが必要なのです。ソフトとは、「人とコミュニティ」に他なりません。  ブエノスアイレスの招致プレゼンを思い出してください。佐藤真海選手のスピーチに感動された方は多いと思います。走り幅跳びで3度パラリンピック出場の彼女は病気で片足を失い、東日本大震災では故郷の宮城・気仙沼が被災しました。しかし二度の災禍をスポーツで乗り越えられたという彼女の言葉は、IOC委員の心を鷲づかみにしました。私も委員の反応を見て東京の勝利を確信したほどの感動がありました。2020年の本番は、佐藤選手の思いを体現するよう、老若男女、障害の有無、国籍を問わず、皆でスポーツを楽しみ、互いの友情を深める機会にしなければなりません。  IOCに提出した大会計画はまだまだ修正可能です。オリンピックとパラリンピックを全て同時開催するのは難しいかもしれませんが、一部の競技だけでも実現できないでしょうか。2020年東京大会が、人と人との融和を象徴する大会の画期的な事例だったと後世に刻まれるように、様々な関係者に働きかけてみたいと思います。 (元文部科学副大臣・前参議院議員)

今週のオススメMOVIE 10/14〜

2013.10.13Vol.602映画
『死霊館』 1971年、アメリカ・ローズアイランド州。人里離れた地に引っ越してきたウォーレン一家に次々と異変が起こる。実はその土地に戦慄の歴史が…。 監督:ジェームズ・ワン 出演:ヴェラ・ファーミガ他/1時間52分/ワーナー・ブラザース映画配給/新宿ピカデリー他にて公開中 http://wwws.warnerbros.co.jp/ ©2013 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. 『トランス』 競売人のサイモンはギャングと手を組みゴヤの傑作『魔女たちの飛翔』を強奪。ところがトラブルの後、絵は行方不明になりサイモンは記憶喪失に。 監督:ダニー・ボイル 出演:ジェームズ・マカヴォイ他/1時間41分/20世紀フォックス映画配給/TOHOシネマズ シャンテ他にて公開中 http://www.foxmovies.jp/trance/ R15+ ©2013 Twentieth Century Fox 『おしん』 明治40年。山形県最上川上流の寒村に生まれた少女・おしんは”口べらし”のため年季奉公に出される。奉公先でつらい日々に耐えていたおしんだが、ある日盗みの疑いをかけられ…。 監督:冨樫森 出演:濱田ここね、上戸彩他/1時間49分/東映配給/丸の内TOEI他にて公開中http://pr.livedoor.com/movie/oshin/ ©2013「おしん」製作委員会 『キッズ・リターン 再会の時』 ボクシングの道に進んだシンジとヤクザの道を選んだマサル。会うこともなく10年が過ぎ、偶然再会しかつての思いを取り戻した2人は再起を試みる。 監督:清水浩 出演:平岡祐太、三浦貴大他/1時間47分/東京テアトル、オフィス北野配給/テアトル新宿他にて公開中 http://kidsreturn-saikai.com/ ©2013『キッズ・リターン 再会の時』製作委員会 『陽だまりの彼女』 さえない日々を送っていた新人営業マンの浩介は仕事先で中学時代の初恋相手・真緒と再会。再び引かれあう2人だったが、真緒にはある秘密が…。 監督:三木孝浩 出演:松本潤、上野樹里他/2時間9分/アスミック・エース、東宝配給/TOH Oシネマズ日劇他にて公開中 http://www.hidamari-movie.com/ ©2013「陽だまりの彼女」製作委員会 『危険なプロット』 高校の国語教師・ジェルマンは生徒・クロードの文才を見抜き、彼に小説の書き方を個人指導する。クロードはみるみる才能を開花させ…。 監督:フランソワ・オゾン 出演:ファブリス・ルキーニ他/1時間45分/キノフィルムズ配給/10月19日よりヒューマントラストシネマ有楽町他にて公開 http://www.dangerousplot.com/ R15+ ©2012 Mandarin Cinema – Mars Films – France 2 Cinema Foz 『人類資金』 詐欺師の真舟は”M”と名乗る謎の男から終戦時に日銀の地下倉庫から姿を消した莫大な金塊”M資金”を盗み出してほしいという依頼を受ける。 監督:阪本順治 出演:佐藤浩市、香取慎吾他/1時間40分/松竹配給/10月19日より 丸の内ピカデリー 他にて公開 http://www.jinrui-sh ikin.jp/ ©2013「人類資金」製作委員会 『もうひとりの息子』 テルアビブに暮らすフランス系イスラエル人の家族。18歳になる息子は実は出生時に取り違えられたパレスチナ人の子だった。 監督:ロレーヌ・レヴィ 出演:エマニュエル・ドゥヴォス他/1時間41分/ムヴィオラ 配給/10月19日よりシネスイッチ銀座他にて公開 http://www.moviola.jp/son/ ©2012 Mandarin Cinema – Mars Films – France 2 Cinema Foz

MOVIE 日本映画史に残る傑作が、35年の時を経てよみがえる!

2013.10.13Vol.602映画
 1978年、家族を守るため懸命に生きる1匹のキツネの姿に、日本中が涙した。日本初の“動物大作映画”として公開された『キタキツネ物語』が、35年の時を経てよみがえる! 公開時には230万人もの観客動員を記録し、翌年のTV放送では44.7%の視聴率を記録し、実写映画において今なお不動の歴代1位を誇っている伝説的名作。そのリニューアル版となる本作は、未公開分を含めた膨大なフィルムを再編集。劣化が激しいフィルムを、ハリウッドのラボで高画質化させた。オホーツクの厳しくも美しい大自然をとらえた、35年前のものとは思えない美しい映像は必見。さらに本作では、声の出演・演出も一新。キタキツネを見守る“柏の木”のナレーションを西田敏行、父キツネ・フレップ役を佐藤隆太、母キツネ・レイラ役を平野綾が演じる。感情豊かなキツネたちの心に、より寄り添える演出となっているのも、リニューアル版の見どころだ。  愛する妻と出会い5匹の子供に恵まれたフレップは、大自然や人間たちの脅威にさらされながらも、家族を守るため身を挺して戦い続ける。そしてやってくる別れの時…。撮影に3年の月日を要したという“子別れ”の場面は、まさに映画史に残る名シーン。35年前の『キタキツネ物語』を知る人にも、初めて見る人にも、深く感動を与えるはず。

吉川晃司 SAMURAI ROCK
最終回 スピリッツ・オブ・ロック!

2013.10.13Vol.602COLUMN
 2010年の4月のスタートから3年半。ついに、番組が幕を下ろす時がやってきた。最後の収録には、終了を惜しむ声がたくさん寄せられた。「充実した時を過ごせました」と、冒頭であいさつした吉川も感慨深げだ。  音楽番組であったはずが、震災の後から内容は激変。メインとなる話題は、原発、放射能、政治と、社会派に。「震災以降、自分のなかでもまるで違ったんでしょうね。ロックの番組が、どんどん社会派番組に変わっていって申し訳なかった」と苦笑いしつつも、「スピリッツ・オブ・ロック——。ロックの精神はあった」と、胸を張る。  この日の話題も、“黒い花火”に始まり、先日幕を下ろしたミュージカル『SEMPO〜日本のシンドラー 杉原千畝物語〜』、開催が決まった2020年の東京五輪、五輪と復興の問題、集団的自衛権と振り幅が広い。ほっこりトークで癒されたと思えば、背筋をしゃんとさせられ、日本の未来に想いを馳せたりと、聞くほうの感情も大きく揺さぶられる。収録も終盤に差し掛かると「言い始めると、最終回なのにキリがないね」と、吉川。いつも以上に言い足りないと見えて、「エネルギーを貯めてまたどこかで再開したい。この番組はよく頑張ってくれました。言いにくいこともかなり言わせてもらった。ほんとうに残念」と、しみじみと語った。  終了後、番組は吉川にとってどんな存在だったのかと尋ねた。「緊張感であるとか、責任だとか、いろんなものを一番感じる時間だったね。公共の電波を通じて届けるわけだから、その伝え方を含めて、一言に大きな責任がともなう。だから、いろいろ調べたり、メディアはこう伝えているけどもっと正しい情報があるんじゃないかとか、専門家に電話して聞いたりしてさ。もちろん、自分自身が知りたいという気持ちが基本としてあるんだけど、この番組や番組を聞いてくれる人たちがいるからこそ、そういう行動を後押したし、それによって育てていただいたという気持ちがあるね」  第1回目の放送で吉川は、「言いたいことを言い、かけたい音楽をかける番組にしたい」、「たとえ非難ごうごう雨あられだとしてもですね、この“エッジ・オブ・ハート”、四角ばった、摩擦係数の高い展開をしていきたいですね。自分なりの価値観……素敵だなと思うことをいろいろ話していけたら」と、意気込みを語っていた。振り返ってみれば、社会派に変わったとはいえ、結局最初からまったくブレてなかった。スピリッツ・オブ・ロックを語り、伝えることを貫いてきた、吉川の『ロックの殿堂』だった。

『ウォールフラワー』試写会に15組30名 

『ミッドナイト・ガイズ』試写会に20組40名 

『四十九日のレシピ』試写会に15組30名 

2013.10.13Vol.602映画
『八日目の蝉』で2011年日本アカデミー賞最優秀助演女優賞など映画各賞を総ナメにした永作博美と、繊細な描写に定評のある『ふがいない僕は空を見た』のタナダユキ監督がタッグを組んだ注目作。  熱田家の母・乙美が突然死んだ。父・良平が心配だからと実家に戻ってきた娘の百合子だったが、実は自らの夫とのトラブルで憔悴しきっての帰郷だった。ある日、父娘の前に派手な服装の少女・イモと日系ブラジル人の青年・ハルが現れる。生前の乙美に残された家族を頼まれたと言うイモは、乙美がとある“レシピ”を書き残していること、そして四十九日には法要ではなく大宴会をするのが乙美の希望だったと2人に伝える。かくして“四十九日の大宴会”を迎えるまでの、奇妙な共同生活が始まるが…。  亡くなった母の“幸せに生きるためのレシピ”を通して、残された家族が再生に向かう姿を描く感動作。  11月9日新宿バルト9他にて公開中。

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

ART この秋、見逃し厳禁の現代アート展!

2013.10.13Vol.602ART
『森村泰昌 レンブラントの部屋、再び』 原美術館 開催中〜12月23日(月・祝)  名画の登場人物に扮し、原作あるいはその時代背景に独自の解釈を加える作品を一貫して制作している現代アーティスト、森村泰昌。国内外で活躍し来年開催される『横浜トリエンナーレ2014』でアーティスティックディレクターを務めることも決定している。その森村が、1994年に原美術館で日本の美術館における初個展として開催し、大きな話題を呼んだ“伝説の展覧会”『レンブラントの部屋』展が復活。  同展は、現代の“自我”を主題としていた当時の森村が、同じく“自我”に取り組んだ先駆的存在であり偉大な画家であるレンブラントの人生を展覧会のテーマに据えたもの。レンブラントの自画像に自己を重ね合わせながらも、自己を突き詰めていったレンブラントと、開かれた自己を提唱する森村自身の芸術を、それぞれ浮き彫りにしていく見事な展覧会となった。  本展は、94年の展覧会終了後、同館コレクションとなったシリーズ全作品で構成される。 【時間】11〜17時(水曜は20時まで。入館は閉館の30分前まで)【休】月曜(10/14、11/4、12/23は開館)、10/15、11/5【料金】一般1000円 大高生700円、小中生500円【問い合わせ】03-3445-0651【交通】JR品川駅 高輪口より徒歩15分【URL】http://www.haramuseum.or.jp/

LIVE 摩訶不思議ワールド再上陸

2013.10.13Vol.602LIVE
 フェスティバルでも単独公演でも、彼らにしかできないドラマティックなステージパフォーマンスでオーディエンスを圧倒する、米バンドのザ・フレーミングリップスが再来日を果たす。最新作『ザ・テラー』を携えて行われるもので、単独来日公演としては約3年ぶりだ。  最新作は、ポップでキャッチーとは言い難い、実験的な内容。そのため、世界中のファンがこの作品をどうステージに反映するのか期待と不安の入り混じった気持ちで待っていたが、これまで世界各地で行われたショーの反響を見る限り、その心配はライブが始まるとともに一瞬で吹き飛んでしまうよう。前回のライブでは、大きな風船を使ってのパフォーマンスが取りざたされていたが、今回はまた彼ららしい新たな趣向で楽しませてくれそう。ライブは、基本最新作の楽曲が中心に、代表曲も含めたセットになっているという。  ファンは垂涎。まだ彼らのライブパフォーマンスを見たことがない人ならば「こんな音楽ライブがあるのか?」と良いショックを受けること間違いなし。彼らにしか作れない音楽と音楽が生み出す空間は、音楽ライブの一般的なイメージをがらりと変えてしまうはず。摩訶不思議なザ・フレーミング・リップスの世界を楽しんで!

STAGE 「ほのぼの」にもいろいろな種類がある

2013.10.13Vol.602STAGE
ラッパ屋『ダチョウ課長の幸福とサバイバル』  1983年に早稲田大学の「演劇集団てあとろ’50」出身のメンバーが集まり、鈴木聡を主宰に「サラリーマン新劇喇叭屋」という劇団が旗揚げされた。1993年から現在の「ラッパ屋」となるのだが、なんやかやで今年で結成30周年、第40回公演と根強い人気を誇っている。 「大人が楽しめる芝居づくり」を標ぼうしているだけあって、作風は「おまぬけなコメディーだが、キュンときてズンとくる」といった、ほのぼのとしながらほろりとさせられるもの。年を重ねても公演に足を運び続けるファンが多いのも納得だ。  今回のタイトルの「ダチョウ課長」というのは「ダサい課長」のこと。タイトルだけで30〜40代の大人の観客がシンパシーを感じる情景が浮かぶ。  ちなみに主宰で作・演出の鈴木はもともとコピーライターも務めているだけあって、過去作品のタイトルを眺めるだけでも相当楽しい。 【日時】11月1日(金)〜 10日(日)(開演は平日19時、土14時/19時、日14時。4日(月・祝)は14時開演。6日(水)は14時の回あり。開場は開演30分前。当日券は開演の1時間前)【会場】紀伊國屋ホール(新宿)【料金】全席指定 前売・当日とも2〜4日14時と7〜10日は4800円、1〜2・5日19時と6日は4300円/エコノミー券2800円(当日引換券。平日の回のみ・枚数限定・年齢制限なし)【問い合わせ】ラッパ屋(TEL:080-5419-2144=12〜19時 [HP]http://rappaya.jp/)【脚本・演出】鈴木聡【出演】おかやまはじめ、俵木藤汰、木村靖司、中野順一朗/ラサール石井、小林健一、ともさと衣/三鴨絵里子、岩橋道子、弘中麻紀、大草理乙子、岩本淳、浦川拓海、宇納佑、武藤直樹、福本伸一、熊川隆一

ハロウィンお楽しみ企画 「東京上空なりきりハロウィン」開催中!

2013.10.13Vol.602今日の東京イベント
 10月のイベントとして、すっかり定着したハロウィンパーティー。毎年10月31日には、さまざまに仮装をした人が、町にあふれ参加できなくてもウキウキした気分になる。そんな様子を見て、「仮装はしてみたいけど、何をやったらいいか分からない」と思っていたハロウィン初心者にぴったりのイベントがこれ。  大展望台1階には、廃墟をイメージしたセットにカボチャやコウモリなど、ハロウィンの飾りを施した特設コーナーが開設。そこでは無料の貸し出し衣装や小道具が用意され、お化けや魔女などハロウィンならではのキャラクターに変身できる。  友達や家族、カップルなど、大人もちびっこも、それぞれ思い思いの仮装をして、なりきり撮影すれば、ハロウィン気分を満喫できること間違いなし。初めてのハロウィン体験が、東京上空ででき、その姿を東京の夜景をバックに写真で残せるなんて、一生の思い出になりそう。もちろん、ハロウィン上級者にもオススメのイベントだ。  気軽に仮装して、ハロウィン気分を楽しんで!
今週のひとこと One-Word-Header 一覧へ
日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

ハロウィンお楽しみ企画 「東京上空なりきりハロウィン」開催中!

2013.10.13Vol.602今日の東京イベント
 10月のイベントとして、すっかり定着したハロウィンパーティー。毎年10月31日には、さまざまに仮装をした人が、町にあふれ参加できなくてもウキウキした気分になる。そんな様子を見て、「仮装はしてみたいけど、何をやったらいいか分からない」と思っていたハロウィン初心者にぴったりのイベントがこれ。  大展望台1階には、廃墟をイメージしたセットにカボチャやコウモリなど、ハロウィンの飾りを施した特設コーナーが開設。そこでは無料の貸し出し衣装や小道具が用意され、お化けや魔女などハロウィンならではのキャラクターに変身できる。  友達や家族、カップルなど、大人もちびっこも、それぞれ思い思いの仮装をして、なりきり撮影すれば、ハロウィン気分を満喫できること間違いなし。初めてのハロウィン体験が、東京上空ででき、その姿を東京の夜景をバックに写真で残せるなんて、一生の思い出になりそう。もちろん、ハロウィン上級者にもオススメのイベントだ。  気軽に仮装して、ハロウィン気分を楽しんで!

江戸瓦版的落語案内 ネタあらすじ編

2013.10.13Vol.602COLUMN
落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。「ネタあらすじ編」では、有名な古典落語のあらすじを紹介。文中、現代では使わない言葉や単語がある場合は、用語の解説も。

腕利き宣伝マンが猛プッシュ コレよ、コレ! 高藤 彩加さん

2013.10.13Vol.602未分類
 今年、認知症をテーマにしたスペイン発のアニメ『しわ』が日本でも話題を呼んだ。スペインで公開されるや大きな反響を呼び、スペインのアカデミー賞と呼ばれる第26回ゴヤ賞で最優秀アニメーション賞などを受賞した他、日本で開催されている教育番組の世界的なコンクール・日本賞でもグランプリを受賞した。そんな話題作が11月6日にブルーレイ・DVDリリース。宣伝を担当する高藤さんは“しわ”どころかピチピチだと思われるが…。「実はこの作品、老いの問題に直面している人のための物語というわけでもないんですよ。見るタイミングが人それぞれというか、不思議な作品なんですよね。目に留まったそのときに、ぜひ見てほしい作品です」。スタジオジブリの高畑勲監督が本作を絶賛し、三鷹の森ジブリ美術館ライブラリーで紹介することになったとか。「本作はスペインの若き実力派アニメーターでもあるイグナシオ・フェレーラス監督の初監督作なんですが、彼は高畑監督の大ファンで、『アルプスの少女ハイジ』などを見てアニメの世界に入ったという人なんですよ。今回、念願の初監督作を見てもらいたいと、高畑さんに見てもらうためだけに日本語版字幕を制作したんです。届けられた作品を監督が見て、劇場配給、そしてブルーレイ・DVD発売に至ったという、まさにシンデレラストーリーなんです(笑)」。しわとしわを合わせたら…ってコトですね。

新感覚スイーツヨーグルト

マンハッタン発の〈見る音楽〉再び!(係名:「NYCB」)

2013.10.13Vol.602未分類
 世界最高峰のバレエ団ニューヨーク・シティ・バレエが4年ぶりに来日、東京と大阪で公演を行う。今回は、日本初演のバランシン版「白鳥の湖」などNYCBの代表作をそろえた全6作品で、日本のファンを魅了する。公演を記念し、 オリジナルTシャツを読者5名にプレゼント(係名:「NYCB」)。

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